先週、日本サッカー協会の偉いさん達が広島市を訪れました。
広島市に建設中の新サッカー専用スタジアム「エディオン ピースウイング広島」視察のためです。
収容人員3万人、地上7階建ての新サッカー専用スタジアムは、年末までに完成の予定。
日本サッカー協会の偉いさん達は、「日本のサッカーの人気拡大に意義のあるスタジアムである」「日本A代表の試合を、このスタジアムで行いたい」というコメントを出しました。
広島市の中心部のリバーサイドに造られる新サッカースタジアムは、広島の街の人の流れを変え、街の活性化に繋がることが期待されています。
総工費280億円・・・カープの本拠地マツダスタジアムが90億円ですから、その3倍以上の巨費が投じられます。
中心市街地・紙屋町、広島城とを繋ぐペデストリアンブリッジ(歩道橋)やコンコースも姿を見せ始めました。
ワクワク感があります。
ただし、心配事もあります。
プロ野球であれば3連戦が基本で週に6試合、年間140試合で進んでいきます。
一方のサッカーは週に1試合、年間でも20試合しかゲームをすることが出来ません。
新スタジアムでは、商業施設やレストランなども入るとのことですが、その集客力はあまりないと思います。
280億円というイニシャルコスト、さらに芝の管理や建物の維持などのランニングコストを考えると採算はかなり厳しいと思います。
今年までサンフレッチェ広島のホームだった広域公園の大きなスタジアム(広島アジア大会で建設)の活用をどうするかも大きな課題です。
熱しやすく冷めやすい広島市民・・・数年後、新サッカー場がどうなるか?
後世に借金、負の負債だけを遺すのではないか?心配の種がつきません。
未来を向いて前向きに考えていくしかないのかもしれませんね(笑)。
カープ、J1のサンフレッチェ広島、バスケのドラゴンフライズ、バレーボールのJTサンダース、湧永製薬ハンドボール・・・スポーツの街・広島。
スポーツで街おこし!
新しいカタチの、地方活性化の起爆剤になればいいなあと考えています。