コンバンワ。
今日は暖かかった。
ようやく4月らしい、春らしい気候になった。
これまでの寒さは異常だったね。
桜を愛でる気温じゃなかったよ。
そして桜も可哀想に、人々にあまり
愛でられる期間もなく
散っていくところもあり。
近くの公園の桜はもう散っていた。
今日のお天気は、朝すごく陽射しがあって
久しぶりに良いお天気、と思ったけれど
後半はずっと曇り。
しかも、ジットリ湿った空気。
雨が降りそうで降らない。
でも生暖かいから
これはうちの庭のカエルたちは
喜んで出てくるだろうなと思っていたんだ。
朝、いつもはあまり行かない裏の方に行ってみると
とある所の窪みにカエルが入っていた。
そこは、北側にある、隣のマンションなどとの境界石が
埋まっている所。
窪みになっていて、カエルは入りやすいのだが、
出ることが困難な所。
以前、そこにカエルが入って、出られず
日に当たり、ひからびてミイラ化した魔の場所。
北側といっても、陽射しは受けるところ。
日中は暗い穴とかに隠れていなければ
たちまち身体の水分が奪われ死んでいく。
自分で入ったものの、出られなかったんだね。
何か用事がなければ滅多に行かないし、そんな所を
気にして覗くことはないから、
気づいた時は既に遅し。
そういうこともあって、今日たまたま
裏に行って覗いたら、
いたんだ。
日中、身体を隠せないなんてありえないカエル。
夜明けになっても、出られなかったんだ、やっぱり。
良かった、たまたま覗くことができて。
軍手でつかみ、
南側のいつもの巣穴に戻してやった。
キュウと鳴いた。
他のカエルたちは巣穴で目を閉じて寝ていた。
そこに入れてやる。
で、夜。
朝のカエルが顔を出して今から活動しようと
いうところだった。
よかった、無事で。
これから毎朝、あの境界石の所をこまめに
覗くしかないね。
そして、このジットリ空気はカエルの好きな空気。
東側の庭には
中くらいの大きさのカエルたちが6、7匹出ていた。
南側の庭は大きなカエルたち。
いよいよ
カエルが毎夜、出てくる季節。
私も夜、外にいても寒くない。
タマもいっしょに外に出て闊歩。
いつものスタイルだ。
あのように、危篤だったにもかかわらず
この春もこうして
タマとカエルと私が夜
外に出て過ごすことができた。
決して病気は治らないけれど
小康状態だけれど
まだまだ行けそうな気がした。
こんな何でもない、夜の散歩だけでも
タマの心はリラックスする。
それだけでも身体にいいのだ。
生命は有限である。
残り少ない生命の火を
燃やしていかせたい。
1日1日を悔いなく過ごさせたい。
カエルが活動する時期になったので
文字の色も
カエル色にした。