2月5日午前6時からCSテレビのザ・シネマで観る。
春秋戦国時代にその名を轟かせた英雄たちが、激動の争いを経て覇王となる姿をダイナミックなドラマ仕立てで描く。香港、中国、台湾のトップスターの共演は必見。
場公開日 2014年2月1日

- 監督
- ルー・チューアン
- 音楽
- リュウ・トン
- 脚本
- ルー・チューアン
- 製作
- ハン・サンピン
暴政を振るう秦国打倒のため、若き名将軍・項羽と、彼に加勢した劉邦は自軍を従え進軍した。先に秦を攻落した劉邦は項羽に命を狙われ、宴席で陳謝。楚で権力を増す項羽に対し、漢王の座に甘んじる。そんな劉邦を支えたのは、元項羽軍の韓信だった。
死期が迫る劉邦が、項羽や韓信との出会いや闘いを走馬灯のように思い出す物語。
歴史絵巻、合戦物を期待しての鑑賞でしたが、期待外れでした。
映画は、劉邦の走馬灯を描いているので、幻想的に描かれます。
芸術的なのかもしれませんが、とても分かり難く、私には面白みを感じることが出来ませんでした。
登場人物も多く、カッコいい俳優が出てるのはいいけどみんな顔が似てるかんじで、張良とか名前も聞いたことある名前も多いんだけど混乱もする。
でも劉邦メインで韓信も名前がよく出てきて、項羽はもう途中から出て来ず(笑)、「項羽と劉邦」のタイトルには合わないかんじ。
そのふたりの肝心のやりとりや戦いがもうちょいあればと期待はしてたけど、省きすぎで中だるみした印象。
ま、俺が勝手にそう期待してただけなんだけど、周りの人たちばかりがよく出てて、ちょっと思ってたのと違ったかな、と。
歴史に名高き鴻門之会を中心に項羽と劉邦の戦いをドラマチックに描いた作品。個人的には荒っぽく暴君の項羽に一角の人物である劉邦のイメージだったがこの作品はそうではない。
息つく間もなく歴史に名を刻む為に駆け足で駆け登ったキャラクターを大胆にアレンジしながら見応え有の作品に仕上がりました
。特にラストまでの忙中閑あり的な流れはその、無情で儚き夢の跡として涙を誘う。英雄は必ずしも英雄として死ぬ訳ではなく晩年を汚す良い例ですね。劉邦とその仲間達が追い求めた天下統一の夢。
一人一人のキャラが立っておりその複雑な関係や歴史の流れを上手くドラマチックに仕上げたシナリオも良し。
唯一残念は項羽、劉邦、韓信、皆様ハンサムなアジアスターが演じてますが顔が似てるんだよね。
分かりにくくて、ん?どっち?なんてシーンがあるから最高点ではないけど歴史上好きな方には是非見て欲しい作品でした。