出演者
ストーリー
勤めていたクラブをクビになったブルースシンガーのジェーンは、ロサンゼルスに新しい生活を求めて旅に出る。一方、ニューヨークでは、自分の生活に嫌気がさしていたビジネスウーマンのロビンは、同乗者を募って応募してきたジェーンと共に、サンディエゴに向かう。途中ジェーンの友人ホリーも加わり、3人は共に旅をすることとなる。
商品紹介
女にとって"女友達"ほど、すてきな関係はない。
幸せな花嫁を夢見るロビンはニューヨークの過酷な生活に見切りをつけ、サンディエゴに向かうためのドライブ・パートナーを探していた。
そこへ、クラブをクビになった歌手ジェーンが新天地ロサンゼルスに向かうために応募してきた。まったく気の合いそうにない2人。
途中、ジェーンの女友達でセクシーだが男運のまったくないホリーが加わって、女3人の奇妙な旅が始まった…。それぞれの人生の悩みに触れ、互いを認め合う3人は、いつしかかけがえのない絆を見い出していく。
「天使にラブソングを…」のウーピー・ゴールドバーグ、「依頼人」のメアリー=ルイーズ・パーカー、「エバー・アフター」のドリュー・バリモア共演。90年代を生きる女性たちが織りなす人間模様を描いたロード・ムービー。
2021年12月11日、午前3時15分からCSテレビのザ・シネマで観た。
ホリーはに麻薬売人の彼氏の身に余る暴力に悩んでいた。
その修羅場の中に、女友達二人が訪ねてきた。
バットでホリーは彼氏を頭を殴る。
その彼氏が死んだことは分からないまま、3人の女友達同士の旅が始まる。
逃避行であり、新たらし愛を求める旅となる。
彼氏を死なせたホリーはすでに妊娠していた。
妊娠した女性のホリーを受け入れる男が登場する。
同性愛、エイズが絡む展開となる。
エイズの身で警察官の彼氏と性的関係にあるロビン。
ジェーンがエイズを他人に告げたことで、ロビンとジェーンの友達としての人間関係が破綻しかける。
さらに、エイズのロビンが警察官の彼氏に、友人のホリーが彼氏を殺害したことを告げてしまう。
当然、容疑者として逮捕され、裁判となる。
正当防衛ではなく、過失致死として服役、被告のままで出産する展開となる。
ロビンのエイズが悪化する。
子どもを抱いて釈放された彼女をい受け入れる彼氏、そして多くの人たちに祝福されるが、エイズで亡くなってゆく女友達ロビンの励ましと葬儀を兼ねたパーティーが盛大に解されたことは劇的である。
黒人の女友達のジェーン包容力のある人間性(温かみと強さ)と友達としての存在感が映画の奥行を深くしていた。
Amazonより
クラブ歌手のジェーン(ウーピー・ゴールドバーグ)、生真面目なOLロビン(メアリー=ルイーズ・パーカー)、恋多く男遍歴を重ねてきたホリー(ドリュー・バリモア)。ひょんなことから知り合った3人の女は、一緒に西海岸へ旅をすることになる。
実はそれぞれ隠れた事情を持つ女たちの人生と、そんな彼女らが旅の途中で友情を育んでいく姿を『グッバイ・ガール』『マグノリアの花たち』など、その時代時代の女性たちを常に描き続けてきた名匠ハーバート・ロス監督が、慈愛の眼で温かく見つめ続けていくヒューマン・ロードムービー。レズビアン、エイズ、父親不明の妊娠など、今なお取り沙汰される問題を、彼女たちが互いにかばい支え合う健気さと強さが感動を誘う。(的田也寸志)
冒頭でテルマとルイーズを思い出してシスターフッド爆裂のロードムービーが始まるのかと思いきやそんなに居場所を変えることなく(それこそ「今ここにいる」ということ?)話は進み、結局どこへ向かっていくのかもよく分からぬままだんだんと主人公が浮き彫りになっていき、予想外の何か(といえば赤ちゃん誰とのなの事件くらい)が特に起こることもなくやけなはんなりと終わった。キャラはみんな楽しくて好き
いやあー、チャーリーズ・エンジェルのドリュー・バリモアが出てたので買っただけで、全然期待してなかったんだけど、全編70年代以降の音楽に彩られて楽しいかと思えば、ウーピー・ゴールドバーグの豊かな表情と、彼女が中ほどでシンプルなピアノ伴奏で歌うカーペンターズの「スーパースター」には、泣いてしまいました。U-571でくそ真面目だったマシュー・マコノヒーがやはりくそ真面目な警官役、ドリュー・バリモアを相手に溢れる笑顔でこれもいい味を出しているし、「ルート66」よりは浪花節的だけれど、男や女に関らず、友情の素晴らしさ、どんな生き方でも生きて死んでいくことの素晴らしさを実感できる映画だと思うし、都会で一人で生きている貴方にオススメできる映画だと思う。
「カラー・パープル」「天使にラブ・ソングを…」などなど、いろんな映画に出演してきたウーピーのテーマは、もしかしたら「女の友情」なのではないでしょうか。この作品は、その中でも最たるモノだと思います。
登場してくる3人が3人とも、決してカンペキな大人ではなく、何か傷を抱えて生きています。生身の彼女たちがぶつかり合い、時には罵り、そしてまた和解していく経過が、すご~くカッコイイです。
ワタシが一番好きなのは、ラストシーン。ウーピーの歌です。なんていい声、なんて切なく愛しいシーンなんでしょう!
女3人のロードムービー、もっと軽いのかなと思っていたら3人それぞれAIDS、同性愛、DVと抱えているものが重くて考えさせられ後半なんてずっと泣きっぱなしのロードムービーでした。
90年代のレズビアンというか同性愛者は差別が強くこの映画でも描写されているけどそれでもウーピーは強くてかっこ良いです。映画の主役の3人の女性も売れない歌手でレズビアンのジェーン、生真面目で理屈っぽいロビン、自由奔放で無邪気なホリーというバラバラな3人が最初から仲が良いわけではなく、徐々に絆が強くなっていくのがとても心地よいです。映画に華を添える選曲も良かった、カーペンターズで最後のシーン、こんな泣けるとは…。
ドリューの相手役のマシュー・マコノヒーもまだ若くめちゃめちゃかっこよかった!こんな人と付き合いたいし、ベイビーと呼ばれたいと心底思いますよ、本当にかっこよすぎでした。終わり方含め、本当に良い作品でした。
図らずも逃避行のような形になってしまったのは
「テルマ&ルイーズ」を彷彿とさせるスピード感ある流れであったが
ツーソンに着いてからは一気に間延びした展開となった感は否めない。
ロビンを演じたメアリー=ルイーズ・パーカーであるが
溌剌としたロビン、病気を背負ったロビン、そしてやがて尽き行く命を見事に演じていた。
この物語は3人の女性たちの絆であり、
そしてその絆は生涯続いて行くものだろうと強く思わされた。
レズビアン、黒人差別、エイズ、DV、ドラッグ…問題を抱えた女3人のロードムービー
ジェーンの切ない微笑みや
ロビンの生きることへの渇望
ホーリーの屈託のない若さや残酷さ
優しさと強さは同義と思える良い作品です。
中学生ぶりに観て泣きました。(2回は大泣き)