“深層心理の本音”が出る失錯行為は、ネットの普及とともにより出現しやすくなっていると言える。
失錯行為とは「言い間違い」「書き間違い」「聞き間違い」といった日常のちょ っとした間違いのことを指します。
それに加えて「ド忘れ」や「置き忘れ」など、 完全に忘れてしまうことも、失錯行為として、考えられています。
暴言の背景にあるのは、女性蔑視や歴史解釈、事実に反する虚偽、無知丸出しのもの、イデオロギー対立から罵倒、激情タイプや先導型などである。
つい本音が出た不本意な発言と、意識して暴言を吐くケースもある。
「暴言」が人々の敵・味方感情をあおり、社会の分極化を引き起こす。
ネットは自分の好み情報への選択が容易なため、自分と似た考えに繰り返し触れることになる。
政治的な分極化はイデオロギー的なものより、好悪や敵・味方といった感情を介して起こる。
感情に左右されない理性的な議論が不可欠だ。
「暴言」の本質は、政治家の質の低下である。
問題発言は、政治家の言葉が軽くなったことを意味する。
政治家にとって、<言葉は命>であるはずだ。