みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

午前中久しぶりに議院会館に友人を

2009-10-27 21:41:44 | Weblog
訪ねる。ちょうど議会開催中時刻のアポで「いいのかな?」と思いつつも相変わらずの15分ぐらいのミーティング。国会議員というのは、いつもこんな調子で分刻みで人に会っている。
いろんな人に会い、いろんな人のお願いを聞くのが仕事と言ってしまえば仕事なのだろうがつくづく大変な仕事だと思う。
25歳から自民党の議員として当選し続けている彼だが、今回の選挙は本当に大変だったと漏らす(今回は民主党なら誰でも当選できた選挙だったわけだし)。
「私で良ければいつでも選挙の応援にいったのに」と言うと、すかさず「そうだよ、徳島にフルート吹きに来てくれればよかったのに…」と言われてしまった。
まあそんなことでも役にたつなら…と言って別れたが、議員会館の階段を降りるたびにいつも思うのは「政治家でなくて音楽家でよかった」ということ。まあ人にはそれぞれ領分というものがあるのだろう(笑)。

午後の歌舞伎座でのジャズ公演まで時間があるので神田の古本街で本を漁っていたら(今、フェアをやっている)私の絶版になった最初の著者「メロディ日本人論」を見つけた。ちょっと気恥ずかしいながらも買ってしまった(なにしろ絶版なので手に入る時は手にいれないと)。
定価より高い値段で自分の本を買うのも何か不思議な気分だ。たまにネットのオークションで自分のCDも高い値段で取引されているのは見かけるがさすがに自分が自分のCDのオークションに参加する気にはなれない(今度、人に頼んで買ってもらおうかな?)。

歌舞伎座があと半年で改装に入るのでここ半年は特別興行や今日のようなふだん歌舞伎座では絶対起こりえないイベントが続いている。
今日のお客さんは全員抽選でチケットをゲットした人たちらしいが、花道のすぐ脇のプレス席にいる私はそこら中でカシャカシャいうカメラの音で若干うるさい(彼らはそれが仕事で来ているのだからしょうがないんだけど)。
でも、ニッキの歌には大満足だった。
まだ若干15才のカナダのジャズボーカリストはその 歌のうまさとルックス(めちゃかわいい)で、ここ最近私はかなりハマっている(ただかわいいだけじゃなくこの子は本当にうまい)。
雑誌のCDレビューでは美空ひばりの子供時代の歌と比較してそれに負けてないと書いたけど今日初めて生で聞いてあらためてそう思えた。
本当はこんな子をインタビューしてみたいのだけどナ…(笑)。