今日の「お気に入り」は、山本夏彦さん(1915-2002)の「無想庵物語」から。
「金は魔物というが労せずして舞いこむ金はことに魔物で、人の子を毒すだけである。まずこれを減らすまいとして臆病になる。利息だけで暮そうとしてケチになる、人が来ると借りにきたのではないかと疑るようになる。」
(山本夏彦著「無想庵物語」文藝春秋社刊 所収)
「金は魔物というが労せずして舞いこむ金はことに魔物で、人の子を毒すだけである。まずこれを減らすまいとして臆病になる。利息だけで暮そうとしてケチになる、人が来ると借りにきたのではないかと疑るようになる。」
(山本夏彦著「無想庵物語」文藝春秋社刊 所収)