「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

PAPER TIGER 張り子の虎 Long Good-bye 2022・10・23

2022-10-23 04:56:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は 、インターネットのフリー百科事典
  「 ウィキペディア 」の掲載記事「 張り子の虎 」と「 張り子 」 。

  適宜取捨して引用します 。

  引用はじめ 。

 ・「 張り子の虎 とは もともと 張り子で作られた虎の形をした物品
   の名称ですが 、張り子の首を縦に振る動きから、すぐに首を振
   る主体性のない人の無い人を意味することわざです

   張り子は 虎の見た目をしつつも 素材は紙であるためもろく 、
   中空になっていることから 、威勢ばかりよく 中身がない人を
   さす場合もあります 。
   一般的に 、外見や威勢だけがよく 、中身がそぐわない人のこと
   を揶揄する形で『 張り子の虎 』と表現します

   なにをいわれても とにかく首を縦に振るだけの人 や 、虚勢ばか
   り張る人を前にしたときに 相手あざけるような場面で使われます 。

 ・「 張り子
   張り子 、あるいは 張子( はりこ )とは、竹や木などで組んだ枠 、
   または 粘土で作った型に紙などを張りつけ 、成形する造形技法の
   ひとつ 。中空になっており 、外観と比較して軽いものが大半を占
   める 。『 はりぼて 』とも 。張り子の技術は 2世紀に 中国に始
   まり 、アジアやヨーロッパに伝わったといわれる 。日本には 平安
   時代頃には 中国から伝来しており 、産室に犬筥( いぬばこ )が
   飾られたことが知られている 。日本全土に分布し 、郷土玩具など
   に用いられている 。

   張り子の技法を用いたもの
   日用品
   ・提灯
   人形
   ・だるま
   ・犬張子
     江戸時代に成立した郷土玩具 。犬は 1回に複数頭の子供を生み 、
     出産も他の動物に比べて軽いことなどから安産や子供の健康を
     祈願する守りとして用いられた

   ・起き上がりこぼし
   ・赤べこ
   ・黄鮒
   ・
     虎の形をしている以外は 赤べことほぼ同じ 。威勢ばかりで
     中身の伴わないことを指す『 張子の虎 』( 中国語:紙糊老虎 、
     英語:Paper tiger )ということわざの語源 となっている

   ・三春張子人形
   ・ねぶた祭りの山車燈籠
   その他
    ひょっとこ、おかめ、きつねなどの面
  張り子の製法
   民芸品の張り子製品は 、型に和紙を糊で貼り乾燥させて作った立体的
   な芯をつくり 、この芯に胡粉に膠を加えた塗料を塗り重ね下地とし 、
   さらに彩色を施す 。
   芯の作り方には2通りある 。木や焼き物で作った凸型に和紙を貼り
   重ね 、乾燥後に小刀などで切り裂き型を外し 、切り口をつなぎ合わ
   せる方法と 、粘土で作った原型を石膏などで型取し分割して作った
   凹型に和紙を貼りこんで成形し 乾燥後に型から抜き 、つなぎ合わせ
   る方法である 。
   張子に用いられる紙は『 混凝紙( こんくりがみ )』(『 混凝 』は
   コンクリートの意味 )と呼ばれ 、日本の伝統製法では『 張子紙 』
   という名で知られる和紙を用いるのが一般的
である 。
  各国の張り子
   イタリアのヴェネツィア( ベニス )で作られるカーニバルの仮装用
   マスクの伝統製法も張り子である 。粘土で作った原型を石膏で型取
   した凹型に紙を貼り乾燥させ 、下地として硬化速度の遅い石膏を使う 。
   スペインのバレンシアで火祭りに使用される人形『 ニノット 』は 、
   かつて張り子の工法で作られていた 。
   18-19世紀に イギリスやフランスで盛んに作られた工芸品 パピエ・
   マシェ も『 張り子 』と訳されることがあるが 、これは 紙を溶かし
   粘土状にしたものを 圧縮・乾燥させて成形 、塗装したものである 。
   ラテン系諸国で作られる ヒガンテス と カベスドス は パピエ・マ
   シェの工法で作られている 。」

  引用おわり 。



  
コメント
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