「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

終わり良ければ全て良し Long Good-bye 2022・11・29

2022-11-29 04:51:00 | Weblog



   今日の「 お気に入り 」は 、一度はどこかで聞いたことがあるシェイクスピア劇の台詞 。
   参考訳とともに 。
   メモ代わり 。順不同 。備忘のため 。

  「 All’s well that ends well.
    ( 終わり良ければ全て良し 。)

   Better three hours too soon than a minute too late.
    ( 1分遅いよりも 3時間早いほうがましだ 。)

    Listen to many, speak to a few.
    ( 多くの人々に耳を傾け 、少しの人々に話しなさい 。)

    Love all, trust a few, do wrong to none.
    ( 全ての人々を愛し 、少しの人々を信頼しなさい 。
     そして 、誰にも過ちを犯してはならない 。)

   Pleasure and action make the hours seem short.
     ( 楽しみと行動は時間を短く感じさせる 。)

    Romeo, Romeo! Wherefore art thou Romeo?
    ( ああロミオ! どうしてあなたはロミオなの? )

    To be, or not to be, that is the question.
    ( 生きるべきか 死ぬべきか 、それが問題だ 。)

    A fool thinks himself to be wise, but a wise man knows himself to be a fool.
    ( 愚者は己が賢いと考えるが 、賢者は己が愚かなことを知っている 。)

   Give every man thy ear, but few thy voice;
   Take each man’s censure, but reserve thy judgement.

    ( 誰の話でも聞いてやれ 、しかし 自分のことはあまり話すでない 。
    他人の意見をよく聞き 、だが 判断は差し控えておくこと 。)

   It is a wise father that knows his own child.
    ( 父親というのは 、自分の子どものことは分からないものだ 。)  なんでこの意訳?

   Expectation is the root of all heartache.
    ( 期待はあらゆる苦悩のもと。)

   Neither a borrower nor a lender be; For loan oft loses both itself and friend,
   And borrowing dulls the edge of husbandry.

    ( 金の貸し借りをしてはならない 。金を貸せば 金も友も失う 。
    金を借りれば 倹約が馬鹿らしくなる 。)

   Life is as tedious as a twice-told tale.
    ( 人生は 、二度繰り返される物語のように退屈である 。)

   The miserable have no other medicine but only hope.
    ( 不幸を治す薬は 希望より外にない 。)

   Love sought is good, but given unsought, is better.
    ( 求めて得られる恋もよいものだが 、求めずして得られる恋のほうが 、
    なおのことよいのである 。)

   There is nothing either good or bad, but thinking makes it so.
    ( 物事によいも悪いもない 。考え方によって良くも悪くもなる 。)   」

   ( ついでながらの
     筆者註 :" It is a wise father that knows his own child. " という ことわざ は 、
         ShakespeareThe Merchant of Venice [IIii83 ] に出てくる
         シャイロッ ク の従僕である ランスロット が 、息子である彼に
         気づかない目の悪い父親に対して口にする台詞の中にあるそう 。
         直訳すれば 「 自分の子供を知る父親は賢い 」だが 、子供が
         本当に自分の子であるのを知るのは母親だけで 、父親にはわか
         らないという意味で用いられることもある 意味深なことわざ 。
         " It is a wise child that knows his own father. " < 父親のことを
         知っている子供はよほど賢い子供だ > という ことわざ も 。 》

コメント
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