
NPO法人環境の杜こうちの自主事業として
「暮らしの中の自然モノサシ」
つまり豊かさやしあわせの指標を作る事業をここ2年行っています。
その一環で「田んぼの豊かさ」のモノサシ≒指標を考えています。
ご存知のように田畑は我々が食べる「たべもの」を作る場所ですが、
同時に「多面的機能」と表現される役割もあります。
でも多面的機能と言われると・・「豊かさ」「幸せ」「持続可能」とは少し違う気がします。
田んぼは生きものを育む地域生態系の一つとも言えます。
さわやかな風を生む場所という人もいます。
田園風景をみてなんだか落ち着く(自分の持ち物ではないけれども)人もいるでしょう。
農家にとっては稼ぐ場所≒農地です。
でもそれはもうすぐ少し古い感覚になるかもしれません。
指標として考えるなら、良い田んぼは「たくさんの収量が得られる」これが現在の感覚。
でもおそらくこれからはその田んぼが「持続的であるかどうか?」が指標となる気がします。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年10月号より転載しました。