高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

講演会「わたしたちの食べものータネと苗の大切な話ー」 の報告

2020-10-04 09:00:00 | イベント報告
★ わたしたちの食べものータネと苗の大切な話 ★


9月13日(日) 土といのちの理事でもある岩佐和幸さんの
種子法と種苗法についての講演会が、
塩田町の高知市保健福祉センターで開かれました。
主催は「こうち食と農をまもる連絡会」で、
この会は昨年の印鑰智也さんの講演会をきっかけに設立された会です。

今回は、コロナ感染拡大状況下ということもあり、
出席者は20人と少人数でしたが、
土といのちの会員の方も参加されていて心強く感じました。

お話は、種子法と種苗法の歴史的経緯から、
種子法の廃止やこの秋の国会で
上程が予想されている種苗法の改定案までの背景、
またその影響と懸念される点、
高知県のスタンスなどが語られました。

このお話を伺って、
これまで種子法や種苗法で守られてきた
農業と種子のあり方が徐々に崩されていくことと、
今後食の土台である農業と、
その根幹である種子が、
大企業による利潤追求の対象となり、
市場原理の大きな流れの中で
翻弄されていくだろうことが想像されました。

これからの地域の農業や
食の安全性はどうなるのでしょう。
今一度私たちの暮らしと
農のかかわりの大切さについて
みんなと一緒に考えていきたいと思いました。
                             編集委員 M

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2020年10月号より転載しました。
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