福島県いわき市 三陸水産の雨澤勉です。
土といのちの皆さん、こんにちは。
私どもは、海産自然食品取扱専門会社として、
主に自然豊かな三陸の海で採れる海産物や
北洋の海で水揚げされる鮭や数の子、たらこ等を
無添加で製造し、お届けして来ました。
皆様に「美味しかった」と喜んでもらえるのを
何よりの生き甲斐にして、
生産者と共に今まで歩んで参りました。
しかしながら、
2011年の東日本大震災の津波と原発事故で、
私たちの生活は、一変してしまいました。
津波では、三陸水産専用の作業場が流され、
機械や資材関係を全て失ってしまい、
また、原発事故では、
放射能汚染を恐れる心配から、
一時避難を強いれられました。
事故後、いわき市にもどり、
再び商売を再開していたのですが、
顧客が激減してしまい、
途方にくれる日々を過ごして来ました。
そんな中、長い間、会社の社長を務め、
一緒に働いてきた父が、
心労から脳梗塞を患ってしまい、
入院する事になってしまいました。
一命を取り止めたものの
半身麻痺と失語症の後遺症が残り、
介護老人ホームへの入居を余儀なくされました。
「もう商売を続けて行くのは無理ではないか」と
自問自答を繰り返す中、
皆さまからの温かいご支援もあり、
なんとか商売を続けて来る事が出来ました。
原発事故以来、
12年という歳月が経過しておりますが、
その間、私どもは、
皆様に安心して海産物を食べてもらえるよう、
毎年のように放射能検査を確認してきました。
新たに様々な商品開発に取り組んで行きたい所なのですが、
なかなか思うようにならないのが、実情です。
また、地球温暖化等、様々な要因から、
水揚げされる魚介類の種類や数量も常に変化し、
安定した原料の確保が、
非常に難しくなってきています。
そんな大変な昨今ですが、
私どもは、皆様に引き続き、
安全・安心して食べられる海産物をお届けできるように
社員ならびに生産者一丸となって努力して参ります。
今後とも三陸水産をご愛顧くださいますように、
心よりお願い申し上げます。
土といのちの皆さん、こんにちは。
私どもは、海産自然食品取扱専門会社として、
主に自然豊かな三陸の海で採れる海産物や
北洋の海で水揚げされる鮭や数の子、たらこ等を
無添加で製造し、お届けして来ました。
皆様に「美味しかった」と喜んでもらえるのを
何よりの生き甲斐にして、
生産者と共に今まで歩んで参りました。
しかしながら、
2011年の東日本大震災の津波と原発事故で、
私たちの生活は、一変してしまいました。
津波では、三陸水産専用の作業場が流され、
機械や資材関係を全て失ってしまい、
また、原発事故では、
放射能汚染を恐れる心配から、
一時避難を強いれられました。
事故後、いわき市にもどり、
再び商売を再開していたのですが、
顧客が激減してしまい、
途方にくれる日々を過ごして来ました。
そんな中、長い間、会社の社長を務め、
一緒に働いてきた父が、
心労から脳梗塞を患ってしまい、
入院する事になってしまいました。
一命を取り止めたものの
半身麻痺と失語症の後遺症が残り、
介護老人ホームへの入居を余儀なくされました。
「もう商売を続けて行くのは無理ではないか」と
自問自答を繰り返す中、
皆さまからの温かいご支援もあり、
なんとか商売を続けて来る事が出来ました。
原発事故以来、
12年という歳月が経過しておりますが、
その間、私どもは、
皆様に安心して海産物を食べてもらえるよう、
毎年のように放射能検査を確認してきました。
新たに様々な商品開発に取り組んで行きたい所なのですが、
なかなか思うようにならないのが、実情です。
また、地球温暖化等、様々な要因から、
水揚げされる魚介類の種類や数量も常に変化し、
安定した原料の確保が、
非常に難しくなってきています。
そんな大変な昨今ですが、
私どもは、皆様に引き続き、
安全・安心して食べられる海産物をお届けできるように
社員ならびに生産者一丸となって努力して参ります。
今後とも三陸水産をご愛顧くださいますように、
心よりお願い申し上げます。
※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年12月号より転載しました。