高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

シェルパ風トゥクパ(カレー煮こみうどん) ~天竺舎レシピ

2025-01-13 09:00:00 | 作ってみたら・・・おいしそう
天竺舎レシピ by雨宮智子
★ シェルパ風トゥクパ(カレー煮こみうどん) ★


『トゥクパを食べよう~インドのごちそうスープ~』という絵本があります。
今日紹介するのはこのトゥクパです。

わたしが実際食べたことがあるのは、
ラダック(インド北西部)、
ネバールのトレッキング途上の村々、
ダージリン(インド北東部)、
シッキム(インド北東部)などです。
いずれも、ヒマラヤの麓の地域です。

食べている人々は様々で、
ネパールやインドの山岳系の人々、
チベット系の人々、
または、チベット内蒙古からインドに移った人々などです。
この絵本の人々は、チベット系のようです。

さて、味や作り方、うどんは地域や家庭で色々あるようです。
ただ、どこでも、〝ごちそう〟というよりは、〝普段の食事〟という気がしました。
特別の仕様というのがあるかもしれません。

トゥクパで思い出すのが〝ほうとう〟です。
山梨県育ちの私の母は、しょっちゅうほうとうを作ってくれました。
母が若い頃は毎晩家族のためにほうとうを作っていたと聞きました。
うどんも自分で捏ねて。
トゥクパも同じようなもの(味付けは違いますが)と、感じたことでした。
ほうとうのヒマラヤ地域版と考えればよいかと思っています。

トゥクパには、私の知る範囲でざっと二通りあって、
一つが、いま言ったヒマラヤ風ほうとう、もう一つは、肉うどん風。
違いは、肉うどんの方は野菜が入らない、
ほうとうスタイルはやさいが(肉も入れます)しっかり入る、という点です。
土地柄かなと思います。
チベットは野菜少なそうです。

【材料】(4人分くらい)
玉ねぎ 1ケ
トマト 中1ケ
ジャガ芋 2ケ
青菜・からし菜 適量
肉 200gくらい
辛子油 大さじ2-3
ターメリック 小さじ1/2
クミンシード 小さじ1/2
にんにく 1-2片(みじん切り)
生姜 親指大(みじん切り)



うどん
○乾麺ならかたゆでにしてください
○自分で中力粉を捏ねて作れば最高!
全粒もオーケー。
切ったらそのまま投入。
あまり長くないほうが良いです。
2cmくらいの円盤状の団子にするとシェルパ風です。


【作り方】
油を熱し、玉ねぎ(スライス)を炒める。充分に炒めること。
肉(牛、豚など、あぶらのあるところ)を加え、さらに生姜、にんにく、クミンシードを加えよく炒める。
野菜、トマト(みじん切り)、ターメリック、塩を加えて、さらに炒める。
野菜から出てくる水でしばらくふたをして炒めるとよい。


水を充分に加えて煮こむ
沸とうしたら、うどんを入れて10分以上煮こむ。
できあがり。
コリアンダーやネギを散らして、
アッチャールやギーがあれば一緒にどうぞ。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2025年1月号より転載しました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クローバー食品の 大分県産有... | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作ってみたら・・・おいしそう」カテゴリの最新記事