ジュリエットオスカー634受信ブログ

ラ・テ受信雑記他・私の得意ジャンルでの情報を発信します。このサイトは個人的な趣味により制作されています。

明日で1年ですね

2012年03月10日 11時18分59秒 | 時事
東日本大震災の発生より明日で1年になる。
このため、放送は1年区切りの特番を組んでいるようです。

兼六館出版「放送技術」2012年3月号も
特集は東日本大震災・技術者の対応ということに
なっています。

放送は災害時が一番重要な情報ライフラインになります。
しかし、放送する側のほうも被害を受けています。
そのなか、どう送信を確保するのかが最大の課題になります。

特集記事ではKHBテレビの震災対応状況が記載されています。
非常発電装置で最低限の放送をするための状況が文面から
伝わってきます。
中継局に関しては蓄電池などで震災後10数時間は放送できたようですが
その後、在仙局で協力し、発電機と燃料供給にあたったそうです。
またこの震災で、試験電波発射したてだった
志津川新井田D局は津波で流失したそうです。

中継局の被害ではFCTの被害状況によれば
飯館局・白河局・長沼局・西郷虫笠・土湯で
送信アンテナ脱落~送信柱傾斜~鉄塔基礎破損~鉄塔倒壊
とさまざまな状況になっています。

IBC岩手放送はテレビのほか中波ラジオ放送も行ってないます。
ラジオのほうがテレビよりも情報ライフラインとしては
重要である(電池で長時間聴ける機種が多いため)。
岩手のラジオ中継局置局は岩手の地形から
太平洋沿岸地域は電波到達状況が悪く
(北上山地がある)、北から
久慈・田野畑・岩泉・宮古・釜石・大船渡と
ラジオ中継局がある。
記事では大船渡R局・釜石R局への発電機・燃料補給について
書かれていました。震災翌日10kmの道のりを徒歩で行ったようです。
また、IBCは山田にR中継局が無く、山田に情報を届けるため
災害臨時FMラジオを立ち上げています。

このように、放送する側のほうも必死で
放送電波が停まらないように努力している姿が伝わってきます。

今回は「放送技術」2012年3月号の記事から紹介しました。

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