では、また昔の「放送技術」からの記事です。
今回はFM長野の放送設備。
FM富士もそうですが、1988年ごろは民放FM局の
開局ラッシュです。
長野は山岳地域のため、親局だけでは十分に
電波が到達しない場所が存在し、
親局(美ヶ原・王ヶ頭)とあわせて
善光寺平局(地附山)、松本局(鳥居山)、岡谷諏訪局(杖突峠)、
飯田局(神の峰)4局も同時に開局。
中継局では音声劣化を防ぐため復調せず、送信周波数へ変換し
再送信している。
興味深いのは本社のある松本中心部から送信所の美ヶ原までの
中継回線(STL)である。
直線距離にすると11キロほどの距離だが、
王ヶ鼻の陰に隠れ、見通し外になるため、
松本市岡田町の芥子望主(けしぼうず)公園の一角に反射板を設置とある。
「放送塔見て歩きweb」さんを参考にすると確かにそのようで、
FM局のほか民放テレビ局の一部でも反射板設置している模様。
これはカシミール3Dで国土地理院の図を見たところですが、
一応、王ヶ鼻のほうが30m低いようです。
次に地図サイトMAPIONで直線距離を引いてみました。
地図だとわかりにくいので、つづいてグーグルの上空写真で線を引いてみました。
松本~王ヶ頭 確かに王ヶ鼻にかかっているようです。
松本~芥子望主山~王ヶ頭 芥子望主山~王ヶ頭間も結構 山岳地帯のようですけど・・・
最後にカシミール3Dと基盤情報地図10mのデータを利用して
見通しを確認してみました。
松本~王ヶ頭 完全に王ヶ鼻にかかり、見通し外
芥子望主山~王ヶ頭 ぎりぎり見通せますか?
カシミールでは見通し判定は「見えません」になっています。
王ヶ頭の受信アンテナ高さを稼ぐなどしてぎりぎり見通しにしているのでしょうか。
長野でも反射板による中継があったのですね。
長野県の地勢についても勉強になります。
今回はFM長野の放送設備。
FM富士もそうですが、1988年ごろは民放FM局の
開局ラッシュです。
長野は山岳地域のため、親局だけでは十分に
電波が到達しない場所が存在し、
親局(美ヶ原・王ヶ頭)とあわせて
善光寺平局(地附山)、松本局(鳥居山)、岡谷諏訪局(杖突峠)、
飯田局(神の峰)4局も同時に開局。
中継局では音声劣化を防ぐため復調せず、送信周波数へ変換し
再送信している。
興味深いのは本社のある松本中心部から送信所の美ヶ原までの
中継回線(STL)である。
直線距離にすると11キロほどの距離だが、
王ヶ鼻の陰に隠れ、見通し外になるため、
松本市岡田町の芥子望主(けしぼうず)公園の一角に反射板を設置とある。
「放送塔見て歩きweb」さんを参考にすると確かにそのようで、
FM局のほか民放テレビ局の一部でも反射板設置している模様。
これはカシミール3Dで国土地理院の図を見たところですが、
一応、王ヶ鼻のほうが30m低いようです。
次に地図サイトMAPIONで直線距離を引いてみました。
地図だとわかりにくいので、つづいてグーグルの上空写真で線を引いてみました。
松本~王ヶ頭 確かに王ヶ鼻にかかっているようです。
松本~芥子望主山~王ヶ頭 芥子望主山~王ヶ頭間も結構 山岳地帯のようですけど・・・
最後にカシミール3Dと基盤情報地図10mのデータを利用して
見通しを確認してみました。
松本~王ヶ頭 完全に王ヶ鼻にかかり、見通し外
芥子望主山~王ヶ頭 ぎりぎり見通せますか?
カシミールでは見通し判定は「見えません」になっています。
王ヶ頭の受信アンテナ高さを稼ぐなどしてぎりぎり見通しにしているのでしょうか。
長野でも反射板による中継があったのですね。
長野県の地勢についても勉強になります。