”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

陰陽師のごま油

2012-12-05 18:32:17 | 調味料

野菜ソムリエ仲間のMさんから

すごいごま油をいただいたのが9月の終わり。

   ↑

あっ、この表現ではゲームのアイテムみたいですね。^^;

やっと、前のごま油を使い終えたので、

今日から晴れて使わせていただいております。

 

Img_5492

京都の山中油店玉締めしぼり胡麻油です。

 

 

「玉締めしぼり」というのは

上に固定された「宝石」と呼ばれる丸い石と

その下にセットされた臼を

油圧で押し上げて搾る油の製法のことです。

 

丁寧に窯で煎られたごまを臼に入れ、

玉石とのわずか20cmほどの間を

約1時間かけてゆっくりと圧搾していきます。

そして、最後は2日間かけて和紙で漉すという

大変手間のかかる行程を経て、

出来上がったごま油なのです。

 

そのまま料理に使うと、まろやかな仕上がりに。

そして加熱するとごまの香りがより際立ちます。

 

 

さて、私がこのすごいごま油で作った

最初のお料理はこちら。

Img_5494

白菜の中華風漬物、ラーパーツァイです。

仕上げに煙がでるくらい熱したごま油をかけます。

 

 

このごま油を製造販売している山中油店さんは、

陰陽師の安倍晴明が祭られている

晴明神社のすぐ近くにあります。

 

 

ここは陰陽師のパワーをいただかないと!

臨兵闘者皆陣列在前

と九字を切って、

この12月を乗り越えましょう!!

 

Mさん、大切に使わせていただきますね。

ありがとうございました。 (*^_^*)

 

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フロリダが来た~!!

2012-12-05 09:34:51 | 果物

今年のフロリダ産グレープフルーツが

店頭に並び始めました。

Img_5479

 

フロリダ産のグレープフルーツの収穫は

9月頃から始まります。

 

ただし、収穫後すぐに日本に届くわけではありません。

簡単に日本へ着くまでの過程を

見てみましょう。

 

まず、パッキングハウスへ運ばれ、

パック作業ラインへ流されます。

  ↓

大まかな選別作業

  ↓

洗浄

  ↓

乾燥

  ↓

選果機で再度サイズ確認

  ↓

ワックスがけ

  ↓

人の手と目で再度選別

  ↓

機械による最終チェックと選別で

サイズとグレード別に分けられる。

  ↓

箱詰め

  ↓

輸送に耐えられるようにしっかりと梱包した後、

コンテナに積まれ港へ

   ↓

20日ほどかけて日本へ

 

日本に到着後も、輸入検査を経て通関、

やっと荷さばきが行われます。

この道のりを考えると、

フロリダ産グレープフルーツが日本の店頭に並ぶのが

11月~翌年の6月頃というのも頷けます。

 

現地フロリダでは秋に雨が多かったため、

例年よりも収穫が遅れているようです。

 

 

で、今の時期はこんなこともできます。 (^^)v

Img_5480

    左 フロリダ産    右 南アフリカ産

 

供給時期が終わる南アフリカ産と

出始めのフロリダ産の食べ比べです。

 

同じルビー種ですが、フロリダ産の方は

まだ淡い色をしています。

そして、酸味も苦みも感じます。

 

ただ、旬の終わりのものと

出始めのものを比べるのはフェアではありません。

 

今年ずいぶんお世話になった南アフリカ産の味を

しっかり舌に記憶しておいて、

フロリダ産の旬と言われる4月~6月に

改めて食べ比べを行いたいと思っている私です。 (^_-)-☆

 

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