”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

社員食堂における地産地消

2014-03-18 11:55:58 | 野菜

昨日、静岡市の産業経済会館で

「企業の社員食堂の取り組み」に関するセミナーが開催され

出席させていただきました。

 

セミナーの中では、タニタの社員食堂の取り組みと

静岡県内の事例が紹介されました。

タニタの取り組みについては、

また別の記事で書かせていただきますが、

県内の事例として紹介されたものが

大変興味深かった・・・というか感慨深かったので、

今回はそちらについて書かせていただきます。

 

 

その企業は、湖西市にあるプライムアースEVエナジーさん。

トヨタ生活協同組合の管理栄養士さんが

メニュー開発をなさっています。

 

私にとって湖西市は、思い入れの深い地域。

もう4年ほど前になりますが、

湖西市の社員食堂の栄養士さん、調理師さん対象に

「社員食堂のメニューに地元野菜を取り入れよう。」

というお話をさせていただいたことがあります。

 

その時は、全国の社員食堂を調べ、

地産地消の取り組み例を紹介し、

湖西の農産物と連動させて提案をさせていただきました。

しかし、中には

「社員食堂で地産地消なんて絶対ムリ!!」

という厳しい意見も・・・。

 

 

あれから4年。

プライムアースEVエナジーさんでは、

湖西市の「道の駅 潮見坂」から湖西の食材を購入するという

調達ルートを開拓しました。

独自の物流ルートがある中で、

道の駅の食材を社員食堂に活用するというのは

画期的なことなのです。

 

S1811

   【道の駅 潮見坂  画像お借りしました】

 

ただ、毎日のメニューに道の駅の食材が使われているわけではなく、

年に1~2回行われる「地元を食べよう」といった日に限られます。

 

使われる野菜は、小松菜のように処理しやすい野菜。

そして、その小松菜はトヨタ生活協同組合の加工センターに

カットなどの下処理を依頼するので

その分コストがかかるという問題もあります。

 

しかし、社員からは

「おいしい。 家でも作ってみたいのでレシピが欲しい。」

などの感想が届いています。

さらに、半数以上を占める湖西市外の社員に

湖西の農産物を知ってもらう良い機会になっているようです。

 

 

今は、イベント的な使われ方しかしていませんが、

湖西の小松菜は周年栽培されています。

ぜひ、イベントの回数を増やし、

道の駅の野菜が社員の健康を守っている

と言われるまでになってほしいものです。

 

コメント
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