この時期の楽しみは、新しい柑橘類に出逢うこと。
ちょっと値段がお高めでも、
迷わず買ってしまいます。
昨日、出逢ったのはこの子です。
手のひらに乗せた写真を見ても、
普通の温州ミカンとあまり変わらない印象ですね。
試しに温州ミカンと並べてみました。
左が、温州ミカン(三ヶ日みかんの青島 Mサイズです)
この子の名前は、はれひめと言います。
生まれたのは、なんと静岡市。
平成2年に、静岡市清水区にある
果樹研究所カンキツ研究部興津において、
清見とオセオラオレンジを交配したものに、
温州ミカンの宮川早生を交配して育成した品種です。
皮は、オレンジのようにつるっとしていて、
ハリがありますが、
とっても剥きやすいのです。
ミカンの甘味とオレンジの香り、
そしてミカンのような食べやすさ・・・
これが、はれひめの特徴でしょう。 (*^_^*)
最近、愛媛県出身の方とお話したのですが、
「愛媛は、収量では和歌山に負けていても、
柑橘の種類では勝っています。」
とおっしゃっていました。
たしかに、温州ミカンの収穫量は和歌山に次いで第2位ですが、
中晩柑類では和歌山を引き離して第1位。
柑橘全体では日本一となっています。
【愛媛県のHPよりお借りしました】
そして、愛媛の方が自慢していたように、
その種類も41種類(温州ミカン1種+中晩柑類40種)と日本一です。
ここ数年、若者の果物離れが問題になっていますが、
その理由として挙げられるのが、次の3つです。
●手が汚れるのがいや
●皮を剥くのがめんどう
●種が気になる。
はれひめは、皮はむきやすいし、手も汚れない、
種もありません。
味と香りはもちろんのこと、とても食べやすい柑橘です。
静岡生まれ、愛媛育ちのはれひめ、
ぜひ、見つけたら食べてみてください。 (^o^)丿