昨日、JA遠州中央森支店 会議室で開催された
「食農学習団体交流研修会」に出席させていただきました。
静岡大学大学院農学研究科 教授 稲垣栄洋先生による
「魅力ある食農教育活動企画の立て方について」
という講演を拝聴しました。
その中で学んだのが、必殺「鸚鵡返し」の技。
稲垣先生が、子供たち対象に田んぼで授業をなさった時、
ある子が稲に止まっている虫を見つけて
「先生、この虫、何ていう虫?」
と、聞いたそうです。
先生は、もちろんご存知だったので、
その虫の名前を答えました。
(とても長い名前で、覚えられませんでした・・・(T_T))
すると、その子は「ふ~ん」と言って、どこかへ行ってしまいました。
これは、どういうことかと言うと、
その子は、別に虫の名前そのものに興味があったわけではない。
その虫を見つけたことを褒めて欲しかった・・・のです。
子供たちと接する時のポイントは
「なんていう虫なんだろうね?」
「どこで見つけたの?」
「よく見つけたね。」
というように、まず質問を鸚鵡返しにして、
そこから、その子の成果を褒めてあげるようにすること。
目からうろこ・・・というか
忘れていたことを思い出させていただいた気がします。
野菜っておいしいな。
農業って楽しいな。
この地域ってすごいな。
子供たちの好奇心を引き出せるかどうかは、
声の掛け方ひとつで決まるのかもしれません。
稲垣先生、ありがとうございました。
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