ブログのお友達で新潟の方が、保存食として
「タイナ」とか「たい菜」の塩漬けのことをお書きになっていますが、
私が「タイナ」や「たい菜」が「体菜(タイサイ)」であることを
理解するまで時間がかかりました。(^-^;
一般的には「タイサイ」と呼ばれますが、新潟では「タイナ」と呼ぶそうです。
その体菜はこんな野菜です。
【新潟県信連様のHPより画像お借りしました。】
青梗菜の茎が白くなって、もっとスラッとした感じ。
私が今まで食べた中では、雪白体菜が一番近いように感じます。
【雪白体菜 サカタのタネのHPより画像お借りしました。】
この度、その体菜の塩漬けを送っていただきました。
そこで、新潟の郷土料理「煮菜」に初挑戦!!
20%の塩に漬けられていますので、まず塩出しすることから始めます。
塩出しは、農林水産省の「うちの郷土料理」のページにあるやり方に従いました。
大きなお鍋で茹で、沸騰したら火を止めて、そのまま1時間以上置いてみました。
塩出しする前、試しに食べてみたら、本当に塩辛かったのですが、
この方法で塩が抜けました。
塩出しした体菜を3cmくらいの長さに切り、油揚げ、にんじん、里芋と炒め、
煮干しだしで煮ました。
新潟特産の「打ち豆」も一緒に送っていただいたので、
お初の緑の打ち豆、「青うち豆」も忘れずに加えました。
味付けは、お醤油、みりん、お酒。
出来上がりました!! ヽ(^o^)丿
打ち豆は、炊き込みご飯にも使ってみました。
私、煮菜を作るのは初めてなのですが、
体菜の塩出しをしている時から、懐かしい香りが家中に。
そして、出来上がった煮菜は郷愁を誘う味。
おばあちゃんの煮物のような心にしみる味です。
新潟は冬、雪で畑が覆われてしまうため、
冬に青菜を摂る方法として塩漬けが考えられました。
今では、冬でも多くの野菜が店頭に並びますが、
それでもこの煮菜が食べ続けられているのは、この味もさることながら、
母から子へ、子から孫へ、またお姑さんからお嫁さんへ、
味の伝承がしっかりなされているからだと思います。
今回も学ばせていただきました。
ありがとうございます。
ところで、この煮菜ですが、「にな」以外に「にいな」とも呼ばれます。
そのせいか、私は煮菜を作っている間、
沢田研二さんの「追憶」をずっと歌っていました・・・。(^^♪
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