雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Who Owns the Sky?

2022-08-31 | 音楽
日が照るとまだ暑い

ただ朝夕、そして風が吹くと秋がもう間近だと感じます
個人的に今年の夏は短く感じられ、今ひとつパフォーマンスが良くなかったです
ただこれから久しぶりに会う友人らとのイベントが色々待っています
楽しい秋になると良いのですが

さて今日はFresh New Talent Recordsから
「これがFSNTの力だ!」
と思わせてくれる作品を

サックス奏者ロナン・ペレットで『Who Owns The Sky?


  1. All the Time Engaged in Fantasy
  2. Who Owns the sky?
  3. Melt the Stars
  4. What We Bring
  5. Ten Futures
  6. Phantoms
  7. The Rest is Silence
  8. Snapperjack
  9. Quiet Phantoms
Ronan Perrett (as)
Ferg Ireland (b)
James Maddren (ds)

ペレットはイングランドの南西部コーンウォールの出身で現在ロンドンを拠点に活躍中
彼がリーダーのカルテット「TwoSpeak」は、昨年ポーランドのクラクフで開催された国際ジャズジュニアコンペティションでファイナリストになり、ロシアのウラル テラ ジャズ フェスティバルとスペインのニカ ジャズ フェスティバルでも受賞したそうですからなかなかのルーキーですね

今回FSNTからのデビュー作は中学生の頃から付き合いのあるファーグ・アイルランド、ジェームズ・マドレンとのトリオ作です
全曲ペレット作
サックス・トリオで一切の無駄を排除し、シリアスにこのトリオに向き合ったのが感じられます
真っ直ぐなコンテンポラリー・ジャズと言うべきか、フリージャズの要素も多分に含まれているのはやはり尊敬する人物の一人であるオーネット・コールマンやアルバート・アイラーらの影響が大きいようで、実際アルバムを通して、彼らの正当な後継者だと感じざるを得ません
全9曲、捨て曲なし
長くても5分弱
その中で3人が互いに感じ合う即興性の高さ
個人的にはオープナーと2, 6, 8曲目が良いです
アイルランドとマドレンの二人は、この無駄ないトリオの中で抜群のインパクトを与えています
特にマドレンの手数多くとも力あるドラミングには驚かされます





FSNTとレーベルに歌っている通り、若手発掘には定評がありますが、これはなかなかスゴイ3人ですよ
これからもっと名声を得ることになるのではないでしょうか




In Tense

2022-08-30 | 音楽
こないだの淀川の花火大会
大阪駅・梅田駅もごちゃごちゃ💦

危険回避のため使えないエスカレーターあり
阪急十三駅は淀川と反対の伊丹の花火大会もあって、両方に向かうターミナル駅として更にごった返していました
Yuさんはお友達と見に行って、テンション高く帰ってきました
とてもキレイだったと
でも人混みで気分悪くなったと
まあ我々もYuさんの年頃には人混み関係なく花火大会はホイホイ行っていました

地元では大濠公園の花火大会や百道浜の花火大会、大学時代は隅田川の花火大会や取手の利根川花火大会なんか、喜んでいっていましたね
懐かしい

ちなみに我々夫婦は部屋の電気を消して生中継しているテレビを見ながら
「おぉーキレイ☆」
と楽して楽しんでおりました

さてこれから秋に向かうわけですが、私は本作のターゲットシーズンは秋だと踏んでいます
ベーシスト ハリシュ・ラガヴァンの2枚目のリーダー作『In Tense


 

Harish Raghavan (b)
Eric Harland (ds)
Charles Altura (g)
Joel Ross (vib)
Morgan Guerin (ts, ewi, bcl)

両親が南インド出身で本人はシカゴ生まれのラガヴァン
40歳
脂の乗り切った感じでしょうか
ベースの傍ら、出自のインド楽器のムリダンガなども演奏していたそうで、演出多彩な楽曲を作り上げるのもうなずけます

前作の『Calls For Action』から4年
当時ブログでアップしていませんでしたが、イマニュエル・ウィルキンスやジョエル・ロスらとの共演はかなりパンチのあるデビュー作でした

 
私のブログでは、
ウォルター・スミス三世の『In Common』『Twio
アンブローズ・アキンムシーレの『Imagined Savior Is Far Easier to Paint』『A Rift In Decorum: Live at the Village Vanguard
ローガン・リチャードソン『Shift
マーキス・ヒル『New Gospel Revisited
アーロン・バーネット『Anomaly
と多くの作品にサイドマンとして参加しています
かなりの手練れだと分かります
「ラガヴァンいるところ名盤あり!」

本作では前作に続きロスが参加し、ドラムにエリック・ハーランド、チック・コリアのグループでも活躍したギタリストのチャールズ・アルトゥラ、若手ながら経験豊富なマルチインストゥルメントプレイヤーとして名を挙げているモーガン・ゲリンも加わりました
現代NYジャズのアツアツのメンバーと言って過言ではないです

全体的にやや暗めでシリアスな曲調
楽曲の難しさに対して、太くアツいベースがラガヴァン節とでも言えるでしょう
アルトゥラが加わったことで、ラガヴァンの世界観が前作より空間的に広がったように思えます
なんと言っても今大人気のジョエルがこの雰囲気に自在に乗りこなしています
もう一つ言ってしまいましょう
「ロスいるところに名盤あり!」
ラストのアップテンポはハートランドのタフなビートとエレクトロのゲリンが聴かせます



イカシテます
今年を代表するんでしょうね、このアルバムも

来月はゴソっと気になる作品がリリースされます
それまでに今までのアルバムを書き記さねば・・・



VWゴルフ TSIコンフォートライン マイスター 納車

2022-08-24 | 
先日
やってきました
新しい相棒

3台目となるVWゴルフです



自分の誕生日に事故で潰してしまったゴルフと同じVWゴルフ7.5コンフォートライン
初年度登録は前車と同じ
登録月が少し違いますがゴルフ7のモデル末期最終型
そして前車よりオプションが加わった「マイスター」です

新車でゴルフ8を買う、という選択肢は予算的にはなく😓
出たばかりのポロの新車も考えたのですが
やはり長年乗っているゴルフが一番だと我が家では決定
お世話になっているディーラー経由で中古車を探してもらっていたのです
ディラーの担当者も事故ったワタシを哀れに思ったのか即見つけてくれました 

ちなみにいろんな考えがあると思うのですが、個人的には
「ゴルフはモデル末期を狙え」
諸々の問題を解決し、安定して高い品質なのがモデル末期
しかもこの車は前のオーナーさんがあまり乗らなかったらしく
7000km程度でした
慣らし運転程度
内装もきれいに使ってて、タイヤもしっかり溝があります
フロアマットもちょっと小綺麗な格子模様



カラーはタングステンシルバー
以前乗っていたSUBARU トラヴィック以来のシルバー色です
前車は初のブラックだったのですが、このシルバーはかっこいい

前車はゴルフTSIコンフォートライン テックエディションでしたが、マイスターはそれに以下のオプションが付いています
  • ダイナミックコーナリングライト
  • ダイナミックライトアシスト
  • 駐車支援システム「パークアシスト」
  • パークディスタンスコントロール(フロント/リア、前進/後退時衝突軽減ブレーキ機能付き)
  • オプティカルパーキングブレーキシステム
  • ダークテールランプ
  • LEDテールランプ(ダイナミックターンインジケーター付き)
  • 225/45R17タイヤ/7J×17インチ専用デザインアルミホイール
パット見だとホイールがかわったのとテールランプの動きがかわったことくらいしか気づかないです
あ、あと前オーナーは几帳面なのかサイドバイザーもつけていたので、それはすぐ違いとして分かります



前方後方にセンサーがついていて、ピーピー教えてくれます
まあワタシが電柱に追突した事故は回避できないでしょうけど、その前段階から注意を促してくれると思います

あと感激したのは「パークアシスト」
百聞は一見に如かず
下記動画を見ていただきたい


すげー!!
噂には聞いていたけどこんなことできるんだ!!

・・・ということで先程早速試してみました
超ビビりましたが、しっかり止めてくれました
ただバックの速度とか適度に自分で踏まないとけっこう力強く動くので怖いです

ワタシは豪雨で司会が悪いのにしっかりと周りが確認できない中でアクセルを踏んだため自損事故を起こしました
これらのセンサーらはワタシへの戒めなのです
機械に頼り切るのはまずいですが、機械にサポートしてもらうのはありがたく大事なことだと思います

前車はワタシに怪我をさせることなく廃車になってしまいました
このクルマにも我が家の安全を守ってもらいます
無論運転手の安全運転ありきです
このクルマには、前車が果たせなかった10万km超えを託したいと思います

これからよろしくな!!
仲良くしような!!!



Sketches

2022-08-21 | 音楽
なんだか少し夏が終わるような感じが・・・
どこにも行ってないのに
事故でそれどころじゃなかった

でも
明日
クルマ来ます

落ち込んでしまって寂しい夏でしたが
楽しみです
来たら絶対ドライブに行く

そんなワクワクした今夜はFresh Sound Recordsから渋い一枚を
カール・ベルガー、マックス・ジョンソン、ビリー・ミンツのトリオ作『Sketches


 
  1. Why the Moon is Blue
  2. Presently
  3. Ginger Blues
  4. Flight
  5. Debt
  6. Black Eyed Suzie
  7. Sketches
Karl Berger (p, vib)
Max Johnson (b)
Billy Mintz (ds)

カール・ベルガー 御年87歳
ビリー・ミンツ 御年75歳
この録音が2017年1月でその時81歳
元気ですねー
ベルガーとマックス・ジョンソンとは55歳の差があります
こういう年齢差を軽く超えるのがジャズの懐の深さです

ベルガーの1、2曲目、ジョンソンの5、7曲目、ミンツの4曲目と各々の曲を持ち寄り、間にチャーリー・ヘイデンの3曲目とグルーグラスのスタンダードの6曲目をカヴァーした構成
恐らくミキシングを担当したジョンソンがトリオの中心となると思いますが、ジョンソンは比較的フリーの傾向が強いイメージでした
またベルガーもオーネット・コールマンとも友人で即興・フリーの出身
しかし本作はコンテンポラリーな作品に仕上がってます
Fresh Sound Recordsからのリリースなのでレーベルカラーに合わせたのかも知れないですね

頭2曲をベルガーの曲でスタートしていてそれが作品の方向付けの役割を果たしています
難解な進行ですが、とてもきれいな粒立ちのベルガーのピアノ、ミンツの丁寧なリズム、ジョンソンの力のあるピッチカートのおかげで非常に質の高い曲に仕上がっています
この2曲は本当に好きですね
その流れからのヘイデンの曲では、ジョンソンの分厚いソロが味わえます
渋味たっぷりでスモーキー
4曲目は独特なヴィブラフォンのリフと、ミンツのソロ
スローで薄暗い5曲目
6曲目はブルーグラスのカヴァーらしく明るいアップテンポ
寂しさと儚さを感じさせるスローなラスト



楽曲の配分が抜群ですね
あと収録曲ではないですが3人の映像があったので


さあ
オレのクルマ来い!!
しっかり丁寧に安全運転心がけます



オレのラーメン@喜多方食堂 ハイハイタウン店

2022-08-16 | 食べ物
本日のランチ
ガッツリチャーシュー麺を食らってやろうと行ったのが『喜多方食堂 ハイハイタウン店


とんこつ命のワタシですが、東京勤務時代に知って以来喜多方ラーメンは大好き
柔らかなチャーシューとあっさり醤油がたまらんです

もう今日は喰らい倒してやろうチャーシュー麺大盛りを頼んでやりました
登場したのがこちら


・・・チャーシューだらけ
店のご厚意で現在チャーシュー倍増キャンペーンでした

喜多方ラーメンの王道
麺は多加水熟成縮れ麺でモチモチ


普通のチャーシューとレアチャーシュー
普通のほうが好きだけど、味変で楽しい
あと白ネギがかなり効果的

久しぶりに食べました
ごちそうさまでした!


NOT TiGHT

2022-08-15 | 音楽
お盆ですね
ワタシは今年は夏休みなし
でも行動制限なしということで、世の中の皆さんは色々とお出かけされてますね
うらやましい
ワタシもソロキャンプでも行こうかな
もう少し涼しくなってから

さて今日はジャズ界の若手天才ミュージシャン ドミ&JDベックのデビュー作『NOT TiGHT


 
  1. LOUNA’S iNTRO
  2. WHATUP
  3. SMiLE
  4. BOWLiNG (feat. Thundercat)
  5. NOT TiGHT
  6. TWO SHRiMPS (feat. Mac DeMarco)
  7. U DON’T HAVE TO ROB ME
  8. MOON (feat. Herbie Hancock)
  9. DUKE
  10. TAKE A CHANCE (feat. Anderson .Paak)
  11. SPACE MOUNTAiN
  12. PiLOT (feat. Snoop Dogg, Busta Rhymes, Anderson .Paak)
  13. WHOA (feat. Kurt Rosenwinkel)
  14. SNiFF
  15. THANK U
DOMi & JD BECK

2000年生まれのキーボーディストのドミと2003年生まれのドラマーのJDベックのデュオ
実際に二人で活動し始めたのは4年前から、というからとんでもない早熟天才っぷりですね

ドミはフランス出身でフランス国立高等音楽院を出た後、ボストンのバークリー音楽大学で学長奨学金を得て渡米したという逸材
JDベックはテキサス・ダラスの出身
10歳でドラムの演奏を始め、小学生の頃から地元でギグを行っていたというから二人共早い時点で将来を嘱望されていたそうです
やはりこの世代、YoutubeやInstagramでの活動が活発だったようで、ブルーノ・マーズの新ユニットSilk Sonicでドラマーを務めるアンダーソン・パークの目に止まり、彼の主宰する新レーベルAPESHITと契約、そしてAPESHITと名門ジャズレーベルのBlue Note Recordsとが手を組んで今回のデビューとなりました

新人のデビュー作にもかかわらず、バックにはアンダーソンの他にサンダーキャット、マック・デマルコ、ハービー・ハンコック(!)、スヌープ・ドッグ、バスタ・ライムズ、カート・ローゼンウィンケルといった錚々たる面々が名を連ねています
しかし驚くのは、彼らにまったくもって引けを取らないドミとベック
キーボードで複雑なハーモニーを奏でて、軽快な音のドラムは突然リズムが複雑に代わる
二人は70年代のフュージョンから「ポケモン」に至るまで大きなインスピレーションとなっていたようで、なるほど、エレキテルでありアニメーション的
個人的には坂本龍一的要素も高いと感じます




エポックメイキング的な作品
絶対今年を代表する一枚になります

すでにNPR Musicの名物コーナー Tiny Desk Concertにも登場


これからどのように活躍の場を広げるのか
我が子と同じ世代
楽しみで仕方ないですね



テクノエイト ブリーズベール ロハスミントプラス

2022-08-11 | ファッション
暑い日が続きますが、皆さん色々と対処されていることでしょう
そのうちのシャンプーに一手間加えると気持ちよくなるよ、ってお話



 
使い方はシャンプー・トリートメント・ボディソープに1〜3プッシュ取り、泡立てながら丁寧に地肌をマッサージ洗いした後、よくすすぎます
すると天然メントール・セイヨウハッカ油が頭皮を爽快にし、11種類の厳選ハーブエキスが毛髪・頭皮を癒してくれるのです
しかも今気に入ってお使いのシャンプー、ボディーソープ、トリートメント等にプラスするだけで、クールアイテムに早変わりするのがありがたい

女性はあまりメントールの効いたシャンプーとかあまり使われないじゃないですか
これ是非オススメ

今年もお世話になります!!


オレの担々麺@京橋ササラ

2022-08-10 | 食べ物
お盆を前に暑くなってまいりましたね💦
いいんです、いいんです
だって夏なんだもん
高校球児たちは大変でしょうが、会社員ごときが暑くて文句を言っちゃぁいけねぇ

夏といえば?
そう!

担々麺!!!!!

・・・違いますか?
でも暑いときに辛いものを食べておけば、なんとなく大丈夫そう!

ワタシの中で
「担々麺を食べたくなったら?」
と聞かれたらこの店を答えます

それが『京橋ササラ』さん

JR京橋駅から5分くらいです
店内はそれほど大きくはないですが、カウンター6席くらい、テーブル席3つかな?

ここの売りはなんと言っても金胡麻担担麺でしょう


赤い見た目が辛そうですが、辛さは6段階あるので1や2ならそこまで辛くはないと思います
ワタシはいつも4で発注
汗まみれになります

そしてもう一つは黒胡麻担担麺



黒いからよくわかんないけど辛いです(4)

でも不思議と担々麺の辛さって、旨さに変換されるんですよね
そしてどちらの担々麺にもゴマのこだわりの強さを感じます
それもそのはずで天満の老舗胡麻屋さん「和田萬」さんの厳選された胡麻なんですね
この胡麻の風味が金胡麻・黒胡麻いずれもいい香りを醸し出してくれるのです

ちなみにリニューアル時にお客さんに配ってくれてたゴマも「和田萬」さん


ワタシは今の所担々麺はここが一番オススメです

ただスープが好きなのでまだ「汁なし担々麺」を食べてないんですよ笑
あと「冷やし担々麺」も

近いうちにやっつけにいかんといけませんね

一応初めて言ったときには普通の醤油ラーメンを食べました


あっさりしててウマいですよ
だから担々麺ウリのこのお店でも結構な頻度で醤油ラーメンが発注されていました

今日は黒胡麻だったのですが、外に出て日を浴びた瞬間ゾッと毛穴が開き頭皮から流れ落ちてきました

これで暑い夏も乗り越えましょう



Out of the Silence

2022-08-08 | 音楽
個人的な悲劇の事故から1ヶ月
心を痛めまくっていましたが、ようやく納車されそうです
事故後の様々な処理、そして購入に向けた処理も全て終わりお盆明けに納車
楽しみですが若干運転に不安も残っています・・・

さて今日はフランス人ベーシスト ステファン・ケレッキと豪華な面々による『Out of the Silence


 
  1. The Fox
  2. Rainbow’s end
  3. Day Dreamer
  4. Out of the Silence
  5. New Dawn
  6. Hands
  7. Glebe Cottage
  8. The Booster
  9. Birth
  10. Homecoming
Marc Copland (p)
Ralph Alessi (tp)
Tore Brunborg (ts)
Fabrice Moreau (ds)
Stephane Kerecki (b)

ステファン・ケレッキ
実は彼の作品を今まで聴いたことがなく、唯一記録として残っていたのはヤロン・ヘルマンの『Aiter Ego』にクレジットが残っていたくらい
(そういえばヘルマンの新作出てこないな・・・)

 
ただしワタシが知らなかっただけで、母国フランスはもとよりNYでも人気のベーシストだそうです
大物ではダニエル・ユメールやヨアキム・キューンらとの共演もあるとのこと

そして本作でも素晴らしいメンバーとの共演を果たしています
ベテランピアニスト マーク・コープランド、勢いのある人気トランペッター ラルフ・アレッシ、北欧のベテランサックス奏者 トーレ・ブルンボリと錚々たる名前が挙がっています
ドラムのファブリス・モローは知りませんでしたが、ケレッキとの共演歴は多いそうです

ということでまずは名前だけでお腹いっぱいなのですが、演奏は非常に緊張感漂っています
ゆっくり聴く、よりもしっかり聴く感じでしょうか
雰囲気を作っているのはコープランドのピアノとリーダーのベースですね
やはりリーダーなのでベースの音は強め
ハッキリした音を奏でて、ピアノには負けることなくメロディーを作り上げています
そしてフロントのアレッシとブルンボリは言わずもがな
特にブルンボリの音が良いな
丁寧な演奏が好感度高い



さてもうすぐ夏休みの方も多いことでしょう
ワタシはそんなお金ないので普通に働きますが、新しくクルマが来たらちょっとくらいドライブに行きたいな・・・



Diamond Back

2022-08-03 | 音楽
新たなジャズメンを見つけました!

ベーシストのリーダー ネイサン・フランシスのリーダー作で『Diamond Back

 
  1. Our Saviour (In Shades Of Grey)
  2. Ugetsu
  3. Playas De Las Canteras
  4. Ken
  5. Diamond Back
  6. I'll Be Seeing You
  7. Too Little Blooze
  8. Premonition
  9. You're My Everything
Manuel Dunkel (sax)
Riitta Paaki (p)
Nathan Francis (b)
Aleksi Heinola (ds)

ネイサン・フランシス以外は北欧系の名前だな、と思っていたらネイサン自身はアメリカ人でした
まだ若く、2018年にフィンランドのシベリウス・アカデミーで勉強すべく渡欧し、そのアカデミー界隈のミュージシャンと交流があるからこのような感じになったんですね
1stアルバムからメンバーが変わってサックスがマヌエル・ダンケルとピアニストがリーッタ・パーキ
ドラマーのアレクシ・ハイノラは前作から引き続き参加

前作は聴いていないのですが、カヴァー中心で編曲の妙を見せていたようですが、本作では自身やメンバーの曲も加えています

演奏は「ジャズの王道」ですね
バップやスイングの効いたスパイシーな香りが漂います
ネイサンのベースとハイノラのスネアがその香りのもとです
サックスは非常にストレートで、ピアノはサックスのサポート的なところが、またジャズっぽい
決して古臭くはなく、今後研鑽を進めて、ジャズの中心を再構築して、新たなフォーマットをダンっ!と発表してくれそうな気がします

アルバムの構成も比較的パンチある曲を頭の方にもってきて、6曲目のサックス・ベースのデュオからバップな7曲目、疾走感をもたせた8曲目、緩やかにスイングするラスト

バッチリですよ



これは面白い存在になっていくのではないでしょうか
何もかもヒップホップやエレクトロと融合する必要性はない
古のジャズをまっすぐ伸ばす余地はまだまだある
それを教えてもらった作品です