雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Our Latest Number

2018-08-30 | 音楽

さて今夜はジャズではなく、日本のポストロックバンド toeのミニアルバム『Our Latest Number』。

 

 

Our Latest Number (初回完全限定生産)
SPACE SHOWER MUSIC
SPACE SHOWER MUSIC

 

1.Dual Harmonics
2.レイテストナンバー
3.Etude Of Solitude
4.F_A_R
<初回限定盤ボーナストラック>
・WAR PIGS feat. kotoringo

 

3年ぶりで待望のミニアルバムになります。

ファン的には「ミニ」ではなくしっかりとしたボリュームのアルバム欲しかったところもありますが・・・。

でも新たな曲が聴けるのは嬉しい限り。

 

トータルとしてミニマルな演奏はtoeの特徴。

特にこのドラムは本当に大好物です。

アルバムで聴くと繰り返されるリズムとやや乾いたギターのスレ具合が心地良くて結構穏やかに聴ける曲なのですが、多分ライブになると激しめになったりするのかな。

これまでの楽曲もそんな曲があったので今度の作品もライブで聴いてみたい。

 

ちなみにタイトル曲のMVは女の子たちが過ぎ去る楽しい夏を寂しく思うような感じになっています。

 

 

なお作品によってはゲストヴォーカルが参加することもありますが、今回はんoonのJCが参加。

んoonの楽曲もtoeに通じる部分がありますね。

 

 

ちなみにtoe、9月から北米ツアーをするそうです。

Blurayとかでリリースされるかも。

日本ツアーもやってくれないかなー。

10月末に京都のKBSホールでボロフェスタに参加するようですが、個人的にはフェスよりはしっかり一つのバンドが観たい。

 

 

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


もう負けられん!!

2018-08-29 | ソフトバンクホークス

我らのホークス。

首位西武に離されて3位だったのですが、ハム・西武との直接対決で連勝しました!!

結果9連勝!!

そうなんだ!

もうホークスが優勝するには1試合たりとも負けられない!

一戦必勝です。

 

なのに昨日は下位相手に接戦で負けてしまいました・・・。

投手陣は頑張っていたのに。

連勝中好調だった松田がブレーキになってしまいましたね。

ここのところ松田の打率も上がってきていたのですが。

 

もう昨日の分までコテンパンにやっつけてくれ!!という私の願いが通じたのか、今夜はワンサイドゲームでホークス勝利しました。

できれば若手の松本裕に勝利をつけてあげたかったのですが、まあ結果継投で完封だったから良しとしましょう。

勝利が中継ぎに移った石川について、石川が何気に11勝というのは少し笑えます。

打撃陣は今宮・牧原・上林あたりが打ってくれて、代打の明石が決勝点。

 

 

今日も松田はおやすみでした・・・。

ほんと好調なのか不調なのかわかんない人です。

 

 

残念なことに首位のチームもサヨナラ勝ちしやがった・・・。

ゲーム差縮まらず6ゲーム差。

でも直接対決もまだ残っているし、だからこそ絶対負けちゃならんのだ。

超連勝で大逆転のシーズン優勝目指そう!!

 

頑張れホークス!!

 

 

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


Togetherness

2018-08-28 | 音楽

昨夜の首都圏は帰宅時間に豪雨やら落雷やらで大変だったそうですね。

今日大阪でも急に雨降ったりして。

その雨で涼しくなるならまだしも大して涼しくもならず。

年々夏が嫌に感じてしまうのは残念なんですけど・・・。

 

さてそんな中是非聴いて欲しい今夜のジャズ。

ジャズ人気が高いポーランドの俊英ギタリスト シモン・ミカのリーダー作で『Togetherness』。

 

 

Togetherness
Hevhetia
Hevhetia

 

1.Togetherness
2.Parasomnia
3.Stranger's Charm
4.In The Dus
5.Goodbye
6.Initial Song
7.Talking Heads
8.Ambaras
9.Melted
10.Very Goodies
11.Dusza

Szymon Mika (g)
Max Mucha (b)
Ziv Ravitz (ds)

Guest:
Basia Derlak (vo)
Joachim Nencel (hurdy-gurdy)
Mateusz Palka (p)

 

 

ポーランド出身のギター、ベースとイスラエル出身のドラムスのトリオ。

ドラムスは私の大好きなジヴ・ラヴィッツです。

このトリオでリリースするのは二作目。

 

Unseen
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

 

ミカの演奏が広げる世界はとてもクールでダーク。

この酷暑の夏でもひんやりとしていて美しい。

 

ラヴィッツのドラムは言わずもがな。

しっかりトリオの意向に合わせたリズムをとり比較的穏やか。

 

そして私は(多分)お初なのですが、ベースのマックス・ムハが良い。

ポーランドでは人気なベーシストらしいのですがわかりますね。

個人的にはベースは太いのが良し、としていますが、やはりそれだけではないというのを教えてくれます。

切れ味のある、筋の通った音。

これはめっけものです。

 

 

ヴォーカルやハーディ・ガーディなる不思議な楽器も登場していていろんな味わいを愉しめますが、ベストは9曲目かな。

ミカのソロから始まり、ムハのプレイも目立ち、トリオ全体がしっかり味わえます。

ラストの物悲しくも聴こえるヴォーカル曲(フォーク・シンガーのバシア・デルラク)も良いな。

 

ラヴィッツ繋がりで偶然見つけた作品ながら、これはしばらく聴いていたい作品です。

オススメです。

 

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


Reis-Demuth-Wiltgen ライブ@Mister Kelly's

2018-08-26 | 音楽

昨夜は先日紹介した「Reis-Demuth-Wiltgenのライブで西梅田の「Mister Kelly's」に行ってきました。

 

 

今年のジャズ・ライブに限って言えば、1月のカルロス・アギーレ以来。

出張が多かったので、行きたいライブに3回位行けなかったからな・・・。

気合い入りすぎて、早い時間に梅田についてしまいました。

 

そういえば今月はジャズのフリーペーパー「Way Out West」を手に入れてなかったので、それでも読もう。

 

 

バップ以前の「アーリー・ジャズ」を紹介していました。

10枚ほど紹介していましたが、筆者の思い入れがあって結構丁寧な文章で面白かったです。

ライブで言うと今月はロバート・グラスパーがビルボードに来るようです。

2Days。

今回は仕事で行けません、残念。

 

さてようやくライブ開始が近づいてきました。

お客さんも増えてきましたが、大体7割くらいの埋まりですかね。

土曜なのでもう少し埋まると思っていましたが、まだそれほど知名度がないのでしょう。

 

ライブですが、非常に良かったですよ。

最新盤からの選曲が多かったですが、一部前作やデビュー作からも選曲されていました。

このトリオの良いところはミシェル・レイス(p)とポール・ウィルトゲン(ds)のリズムの相性がいいところとメロディーがキレイなところ。

レイスの左手とウィルトゲンの刻むリズムは複雑なリズムであったとしても小気味よくミニマルに刻まれており、ついつい体が動いてしまいますね。

 

 

曲数も1曲の長さがそれほど長くないせいか、多くこなしていたと思います。

1stセットが人気のあるアップテンポ、2ndセットが少ししっとり目。

カジュアルな感じで聴いたほうが楽しめるトリオ。

 

ライブ終わりにトリオの面々にサインもらったり話ししたりしたかったのですが、時間が遅くなったのでちょっと声かけただけで帰りました。

もう少しゆっくり余韻を味わいたかったな。

 

 

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


行きつけ最高

2018-08-25 | 食べ物

すでに昨日ですが、知人と一杯引っ掛けて帰りました。

元あった店から今月別の場所に移ったのですが、場所も分からずウロウロと探して見つけました。

 

大将が良い奴で、うちの弟の店にも顔を出してくれるいいヤツ。

七輪で三田牛を出してくれる旨い店です。

 

 

 

結構飲んだなー。

特に日本酒。

地元の福岡に近い佐賀の鍋島をガッツリ飲みました。

九州といえば焼酎と思う方が多いと思うのですが、北部九州は割と日本酒が良いんですよ。

母里太兵衛の「酒は飲め飲め飲むらば」。

黒田節です。

福島正則の大事な槍日本号を貰い受けた太兵衛が飲んだのも日本酒です。

福岡県民は焼酎より日本酒なんです。

 

ということで大将からガッツリ勧められた日本酒をがぶ飲みして帰ってきました。

 

さて明日はジャズのライブ。

ここでも飲むのかな。

今の時点ではそれほど飲まずにゆっくりジャズを楽しみたいと思っています。

 

ちなみに昨夜のホークスはライバルのエース菊池を打ち崩してゲーム差7です。

多分3連勝しないとなかなか優勝は厳しいと思いますが、なんとか追いついてほしいです。

 

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


Once in a Blue Moon

2018-08-22 | 音楽

なんか夏の高校野球は終わってしまい、ちょっと寂しいですね。

まあこれからはプロ野球が熱くなるか。

 

我らがホークスはここに来て打線が上向き。

内川とデスパイネという飛車角落ちと言っても良い状況で、長谷川とグラシアルが大活躍。

それにノセられた松田がなにげに打率が上がってきてるし。

今日もグラシアル2発、松田1発。

 

 

獅子が首位で打ちまくっているけど、ホークスも負けてないで!!

明日は相手先発が東大ルーキーの宮台くん。

ここはホークスのエース武田がプロの厳しさをビシッと教えたらんとイカンでしょ。

 

さてジャズですが、今週末久しぶりにジャズのライブに行きます。

以前当ブログでも紹介したルクセンブルグ発の「Reis - Demuth - Wiltgen」のトリオが来日。

今夜は彼らの最新盤『Once in a Blue Moon』。

 

 

ワンス・イン・ナ・ブルー・ムーン (Once In A Blue Moon / Reis - Demuth - Wiltgen) [CD] [輸入盤] [日本語帯・解説付]
ミシェル・レイス,マーク・デムス,ポール・ウィルトゲン
CAM JAZZ / KING INTERNATIONAL

 

1. Freedom Trail
2. Push
3. 22 May 15
4. Both Sides Now
5. New Beginning
6. Never Seen Again
7. Sacred Conversation
8. Catherine's Song
9. A Day In The Village
10. Between A Rock And A Hard Place
11. Dante
12. Coming Home
13. Sunrise In Juba

Michel Reis (p)
Marc Demuth (b)
Paul Wiltgen (ds)

 

ミシェル・レイス(p)、マーク・デムス(b)、ポール・ウィルトゲン(ds) によるピアノ・トリオですね。

欧州ピアノ・トリオの金字塔といえばe.s.tの名がどうしても上がってくるのですが、彼らは十分のその後継者となりさらなるピアノ・トリオの可能性を広げる能力があると思います。

とてもインテリジェンスで透明感のあるヨーロピアン・ジャズ・サウンド。

物語性がありメロディアスでドラマチックな楽曲に引き寄せられます。

クラシックやポップな感性があり、おかげで耳馴染みがよく、直接心に響くようなリリシズムです。

 

 

今回の来日公演には上記動画の通り、Cotton Clubに行く前に大阪に来てくれます。

いつものようにひとりぼっちですが、そのほうがしっかりアーティストと対面できるというもの。

みんなではしゃぐフェスも悪くないんだろうけど、オイラはもう少しこっちの「ぼっちジャズ」で頑張る。

 

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


もう「ヒレ」ですね・・・。

2018-08-19 | 食べ物

今日も湿度低めの晴天。

これくらい低ければ少々暑くても大丈夫。

やはり天敵は湿度ですね。

 

今日は奥さんとYuさんが母娘水入らずでお買い物。

たまには女だけの時間も必要でしょう。

私はゴロゴロとネットとテレビ。

 

夕飯も食べてくるとのことだったので、私一人で何か食べに行こうと。

特に何か食べたいものもないし。

すると奥さんから提案の連絡が。

「ひさしぶりにトンカツ食べたら?」

おーいーねー。

 

好きなトンカツ屋へ。

私はいつもロース。

今夜はロース定食か、厚切りロース定食か。

 

しかしいまいち惹かれない。

うーん、じゃあいつもと違ってヒレ定食にしてみるか。

 

 

・・・うまい。

ていうか、ロースより味が濃くてうまいじゃないか。

 

確実にロースしか食べなかったけどこれからはヒレだな。

もうロースの脂が食べるのキツイのかな。

 

これからは基本ヒレで。

よろしく。

 

チャールスとん
チャールスとん
ジャンル:とんかつ
アクセス:大阪モノレール線小路駅 徒歩13分
住所:〒560-0053 大阪府豊中市向丘2-10-10 リライフビル2F(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 豊中×とんかつ(トンカツ)
情報掲載日:2018年8月19日

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


野球はたまらん

2018-08-19 | ソフトバンクホークス

今日は本当は京セラドームでホークス戦を観に行きたかったんですよね。

でも高校野球にハマってしまって行きませんでした・・・。

 

昨日は柳田がバカでっかいHR打ってましたね。

 

 

・・・いや振り過ぎだって。

千賀がプロ入り初完封。

 

 

これ見たら、今日ホークス戦観たくなるでしょ。

 

まあ行けなかったホークス戦ですが、今日も無事勝ちました。

初登場のミランダ。

6回2失点と及第点。

 

 

柳田も打点稼いだしホークス・ファンとしては非常に満足。

明日の先発は新星の大竹。

打線もしっかりサポートしてあげて。

 

そして高校野球。

朝5時には満席になったというくらい、今日の試合は楽しみでしたね。

ある意味一番”おいしい”一日。

ベスト8のすべての試合が観られる。

 

 

しかも

第1試合:大阪桐蔭 (北大阪)  -  浦和学院 (南埼玉)
第2試合:報徳学園 (東兵庫)  -  済美 (愛媛)
第3試合:日大三 (西東京)  -  下関国際 (山口)
第4試合:金足農 (秋田)  -  近江 (滋賀)

という好カード揃い。

高校野球ファンは並びますよね。

 

いずれも面白い試合でしたが、やはり今日の目玉は第4試合でしたね。

金足農の吉田君に対して、近江の北村君を始めとした打撃陣がどう打ち崩すか。

 

試合展開は近江の2年生バッテリー特に左腕林くんになかなか金足農打線が点を入れられず。

今日は調子が悪かった(股関節の違和感)吉田君で、8回、9回と得点圏にランナーをためてしまいますが、そこからギアを上げるのが素晴らしい。

しっかり抑えて9回裏。

そして高校野球は9回裏が一番”おいしい”。

言うなればカマトロのような部位。

 

連打・四球でノーアウト満塁とすると、金足農の9番斎藤君が絶妙のバントを三塁手の前に転がす。

スクイズ。

 

 

3塁ランナー帰還。

同点。

サードがファーストに投げる。

その時2塁走者だった菊地(彪)君が躊躇なく本塁を目指す。

ファースト北村君バックホーム。

クロスプレーもやや送球がずれ捕手のタッチが遅い。

ホームイン。

 

 

完璧な2ランスクイズです。

 

 

 

こんなに完璧な2ランスクイズは初めて見ました。

この場面で2ランスクイズなんて。

てっきり監督の指示だと思い、この監督の勝負感すごいな、と思っていました。

しかし金足農の中泉監督は「同点になったなと。次のランナーは正直、見ていなかった」。

実は監督の指示ではなく菊地(彪)君の思い切りの良いプレーだったのです。

恐らくこういった場面の練習もしていたとは思いますが、ここで選手の思いでビッグプレーを生み出したことに感激しました。

 

しかし吉田君、秋田の予選からずっと一人で投げてきており、甲子園でも下記のとおりです。

8/08 157球
8/14 154球(中5日)
8/17 164球(中2日)
8/18 140球(連投)
8/20 準決勝(中1日)
8/21 決勝(連投)

なかなか公立校で好選手を揃えづらいとはいえ、吉田君の負担は相当なものでしょう。

投手の投球制限を設けるべきかどうか。

設ければ、選手をかき集める私立の優位がさらに強くなる。

難しい問題ですが、やはり選手を守るための対策は必要でしょう。

 
さて準決勝は以下のカード。
 
第1試合(準決勝):金足農 (秋田)  -  日大三 (西東京)
第2試合(準決勝):済美 (愛媛)  -  大阪桐蔭 (北大阪)

いずれにしても決勝は東西対決。

面白いカードです。

月曜は仕事中に裏で高校野球の配信を見ていると思います😁

 

やっぱり野球はたまらんです。

 

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


TACHIBANA

2018-08-17 | 音楽

昨夜は涼しかったし、今日もそれほど暑くありませんでした。

酷暑に慣れたせいもあるんでしょうか。

秋雨前線のおかげらしいのですが、このまま酷暑が終わるとも思えない。

できればこれくらいがいいんだけど。

 

さてジャズのご紹介なのですが、今日は今年のジャズ界で話題の作品です。

和ジャズの再販盤。

相澤徹カルテットで『TACHIBANA



TACHIBANA +2 (世界初CD化、限定生産紙ジャケット仕様、解説、ボーナストラック付)
DEEP JAZZ REALITY/OCTAVE-LAB
DEEP JAZZ REALITY/OCTAVE-LAB


 

1.Philosopher’s Stone
2.Sacrament
3.La Fiesta
4.Dead Letter
5.Samba De Orfeu

Tetsuya Morimura(ds)
Tohru Aizawa(p)
Kyoichiroh Morimura(ts,ss)
Kohzoh Watanabe(b) 

 

和ジャズの世界では中々手に入らない逸品として知られた存在だったようです。

そして和ジャズが人気の欧州で、ドイツのレーベルBBEから再発されました。

私はそれまで正直全く知らなくて、今年再発されたことで初めて知った次第です。

 

これがなかなか凄い作品で、なおかつドラマ性のある作品なんです。

詳しく知りたい方は、英文サイトですが下記をご覧ください。

 

"How a Japanese medical student and local businessman made one of the most coveted records of all time"


端折りますが、75年に作られた本作のリーダーはピアノの相澤徹。

このとき医学生。

そしてメンバーは森村恭一郎(音大生)と森村哲也(法学部生)の兄弟と、哲也の法学部の友人である渡辺好造。

全員学生だったのです。

 

そんな学生たちが群馬で活動していた時に彼らに目をつけたのは、地元の有力者でジャズ狂の橘郁二郎。

橘がパトロンとしてリリースしたのが本作になるのです。

タイトルは彼の名前から。

そしてアートワークは橘家の家紋。

本作はこのカルテットの名刺代わりに配布していたとのこと。

その数は150枚とも200枚とも。

その希少性と作品の強烈さとで幻のレアアイテム化していったのです。


オープナーは森村哲也の作曲。

70年代当時の雰囲気がある曲で、鋭い1曲目。

 


2曲目は森村恭一郎が作曲した叙情的な1曲。

ファラオ・サンダースやジョン・コルトレーンに傾倒していたという恭一郎なので、その影響を受けているのがわかります。



3曲目はチック・コリアの人気の1曲。

個人的にはミッシェル・カミオの演奏が好きです。

これで一気に盛り上がります。



4曲目は相澤徹作曲。

彼曰く「自分の精神から湧き出してきた」と言います。

出だしからピアノで圧倒していきます。

 


ラストは圧巻のサンバ。

熱気ある演奏でやはりドラムが輝いてますね。



このような作品が当時評価されて、発売されていなかったのが不思議です。

そして彼らのような十代の若くて優秀な日本人学生がいたことに改めて驚く次第です。

もしかすると私自身リアルタイムでジャズを聴いている今も、このような人たちがどっかのライブハウスで演奏しているのかもしれないですね。

だとすると後年「もったいなかった、観たかったなー」なんてことになりそうです。

名前を知らないとなかなか足を運ぶことがないのですが、ちょっとお試しでライブに突撃してみようかな。

 

ところで本作品の後日談。

平昌冬季オリンピック スピードスケートの小平奈緒が所属しているのは長野の相澤病院というのはニュースで知られたところ。

神様のカルテ」のモデルとなった病院です。

 

神様のカルテ (小学館文庫)
夏川 草介
小学館

 

ここで糖尿病の医師として活躍しているのが、本作のリーダー相澤徹です。

 

糖尿病センター | 各科・診療部門トップ | 社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院

 

本作をもってカルテットとしての活動はなくなり、相澤自身ジャズの世界から離れたようですが、別の分野で活躍されているのが素晴らしい。

いつかお世話にならないように生活習慣を改めねば。




ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧


おかえりー

2018-08-16 | こども

 

先程Yuさんが私の実家の福岡から帰宅しました。

 

福岡では実家の黒猫と遊び倒してきたようです。

また叔父の家にお邪魔して、従兄弟の子供(小学校低学年☓2人)を遊ばせてあげたみたい。

Yuさんもなんだかんだでお姉さんですからね。

 

特に何した、というわけでもないようですけど、ゆっくり実家にいて、うちの両親は喜んだようです。

思い起こせば、私も子供の頃よく小倉にあった祖父母の家に電車か高速バスに一人で乗って遊びに行っていました。

その時になにかしてたかと言うと、思い出されるのは祖父母の家の近所のお好み焼き屋とかラーメン屋に連れてってもらったり、一人で本屋に行って漫画や小説を買って読み更けていたことでしょうか。

あとは朝祖父がゲートボールに行っていたので見に行ったり、お盆のときは盆まつりに行ったり。

 

そういえばお盆玉ももらったようです。

正月は受検前なのでさすがに帰省はできないでしょう、ということで。

 

一人の新幹線もそれなりに過ごせたようです。

初めての一人なので最初席についたときは少し緊張したようですが、途中で眠くなり寝てたというので、まあこれきっかけで一人で移動できる場所も増えていくことでしょう。

 

明日から夏休みの追い込み。

頑張れ、受験生。

 

 

ブログランキングならblogram  

ジャズ
記事一覧