ビタミンF
2006-01-27 | 本
重松 清さん。
今人気作家の一人ですね。
紹介したいのは『ビタミンF』。直木賞受賞作です。
彼の本は本作を含めて2冊しか読んでないのですが、まず非常に読んでで読みやすいと言う印象です。文体は「今風」で、社会描写そしてストーリーとあまりかしこまらずにとても分かりやすい。
本作は脱サラから文筆家となった作者らしく、ちょうど会社や家庭で色々と問題が出てくる30代後半から40代前半にかけての男性の心情を描く短編集です。
いずれのストーリーにも私自身に当てはまるような点が少なからずあり、特に「なぎさホテルにて」「かさぶたまぶた」なんかは非常に身に包まされる思いで読みました。
そうなんですよね、楽しんだり悲しんだりを単純に感情として受け入れられなくなってきてるんですよね。
ただいろんな方が読後の感想として、共感するコメントをしているところを見ると、自分だけじゃなくやはり多かれ少なかれ同世代の人が通っている道なんだな、と思います。少しホッとしたというか、気が楽になると言うか・・・。
色々大変な年代でしょうが、やっぱり一番がんばって且つ楽しまなきゃいかん年代なんでしょう。
元気が出てきます。まさに「ビタミン」。
今人気作家の一人ですね。
紹介したいのは『ビタミンF』。直木賞受賞作です。
彼の本は本作を含めて2冊しか読んでないのですが、まず非常に読んでで読みやすいと言う印象です。文体は「今風」で、社会描写そしてストーリーとあまりかしこまらずにとても分かりやすい。
本作は脱サラから文筆家となった作者らしく、ちょうど会社や家庭で色々と問題が出てくる30代後半から40代前半にかけての男性の心情を描く短編集です。
いずれのストーリーにも私自身に当てはまるような点が少なからずあり、特に「なぎさホテルにて」「かさぶたまぶた」なんかは非常に身に包まされる思いで読みました。
そうなんですよね、楽しんだり悲しんだりを単純に感情として受け入れられなくなってきてるんですよね。
ただいろんな方が読後の感想として、共感するコメントをしているところを見ると、自分だけじゃなくやはり多かれ少なかれ同世代の人が通っている道なんだな、と思います。少しホッとしたというか、気が楽になると言うか・・・。
色々大変な年代でしょうが、やっぱり一番がんばって且つ楽しまなきゃいかん年代なんでしょう。
元気が出てきます。まさに「ビタミン」。