雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

J Jazz Volume 3: Deep Modern Jazz from Japan

2021-02-28 | 音楽
もう2月も今日で終わり。
早かったなぁ。
なんか2月はもっとどんよりしていて寒くって「孤独グセ」のあるワタシをもっと満足させてくれる月なのに、今年は比較的暖かい日が続いちゃって。
来年はもっと冷え冷えとしてくれることを願って、3月は初春を楽しみたいと思います。

各アパレルブランドでもSSのアイテム揃い始めてて、すぐにでも試着しに行きたいけど、まあもう少しだけ待ちます。
SSがAWより楽しみなんですよね。
さあ、これから遊ぼうぜ!!って感じで。
色味も明るいし。
今のうちから、これと、これと、あ、これもなんて選んでいたら、そばにいた奥さんにどやされました。
いい加減にしなさい、と。
むぅ、せっかくのワタシのウキウキが・・・。

さて今夜は「ニッポン人よ、オマエラはオマエラの国のことをワカッテナイヨ!!」と言われるお時間です。
英国BBEがリリースした和ジャズのコンピアルバム第3弾でVarious Artists『J Jazz Volume 3: Deep Modern Jazz From Japan』。

 
DISC 1:
1. Song Of Island – Yasuhiro Kohno (河野康弘) Trio + One
2. Morning Tide – Kohsuke Mine (峰厚介)
3. Kemo Sabe – Masao Nakajima (中島政雄) Quartet
4. Groovy Samba – Hideo Shiraki (白木秀雄) ※CDのみ
5. Song for Hope – Aki Takase (高瀬アキ) Trio
6. Cumorah – Eiji Nakayama (中山英二)
7. Phoebus – Hiroshi Murakami (村上寛) & Dancing Sphinx
8. 1/4 Samba II – Tatsuya Nakamura (中村達也)
DISC 2:
1. Cumulonimbus – Shigeharu Mukai (向井滋春)
2. Burning Cloud – Ryojiro Furusawa (古澤良治郎) ※CDのみ
3. Planets – Masaru Imada (今田勝) Trio + 1
4. Wolf’s Theme – Seiichi Nakamura (中村誠一) ※CDのみ
5. Honey Sanba – Itakura Katsuyuki (板倉克行) Trio
6. Kirisame – Ryusei Tomoyose (友寄隆生) Quartet
7. Black Nile – Hideyasu Terakawa (寺川秀保) Quartet Featuring Hiroshi Fujii (藤井寛)
8. Acoustic Chicken – Koichi Matsukaze (松風鉱一) Trio feat Ryojiro Furusawa (古澤良治郎)

このBBEによる Deep Modern Jazz From Japanシリーズも第3弾です。

 
 
数年前からの和ジャズブームが起こっていますが、コレはその集大成的な作品群ですね。
それまでは愛好家やDJが色々と漁っていた和ジャズの音源を個々で集めてダブに使ってみたりして、そこで和ジャズのアルバムを集めるブームがありました。
音源として集めていた人のみならず、日本のLPの帯もついていてそれを大事につけっぱなしの中古レコード盤の美しさ、文化など、ごっそり気に入っている人たちがいるんですよ。

今回3回目ともなると、日本のメディアもこの企画のキーマン、トニー・ヒギンズとマイク・ぺデンにインタビューしている記事も見ました。
まあはっきり言ってマニアですね。

これまでの欧米や米国などのジャズ盤はほぼほぼ収集されてしまって、今や希望の光は日本のインディーズからリリースされた60年代から80年代の日本アーティスト。
もちろん演奏品質はありきなのですが、それがなかなか日本でも知られていない作品だと「宝の山」見つけた感じになるようです。
ライセンスの問題もあって苦労するらしく、それに1番時間がかかるようですし、それで今回入れられなかった作品もあったそうで、それはコンピ盤を作る人たちからすれば非常に残念でしょうね。

実は何を隠そう、ワタシはコンピ盤ってほとんど買いません。
コンピ盤じゃなくてもベスト盤も買いません。
やはりアルバムはオリジナルがベストで、アルバムを一緒に制作していない人たちの混ざった感覚が嫌なんです。

でもコンピ盤が最も輝ける場所があります。
それは
・こんな国の音楽マーケット知ってる?
とか
・うちのレーベルこんなアーティスト扱ってるの知ってる?
っていうワタシが知らん分野のアーティストたちのオススメ楽曲を集めて売りに出すとき。
これはコンピさんにお任せです。

日本に住んでいながら、ワタシはそれらを知らんのですよ。
それをコンピで出してくれると、日本国内でオリジナルを探すこともできるじゃないですか。
ただCDとかストリーミングに乗っかっていてくれればいいけど、ヴァイニルだったとしたら、お値段も含めて厳しくなるんですけどね。
事実中華圏ではジャズ=おしゃれなものというバブル期の日本のような状況も起きており、また投資目的でレコードを買い占めることもあるそうです。

ワタシはマニアではないので、できればすぐ手が届くとことにおいておいてくれたらいいんですが。

とりあえず下記3曲もおすすめですよ。






いいちこ下町のハイボール

2021-02-27 | 食べ物
奥さんの実家よりワタシにプレゼント。

 
 
時々お米とか送ってくれるんですよ。
義母超優しい。

で早速飲んでみました。


これ超うまいですよ。

ハイボールと言えばウイスキーベースだし、焼酎だと酎ハイになるんだけど確かに焼酎の味わいもあってだけどハイボール。
樽貯蔵の焼酎なので、味わい深いし香りも少し甘めで良い。
気持ちレモンが漂います。

正味ハイボールだろうが酎ハイだろうが分類はどっちでもいいけど、これが缶で売ってるものでは一番うまいんじゃないかな。
まだいいちこ下町のハイボールは飲んでないけど、かぼす風味らしい。



もちろんワタシにとって大事なことは、プリン体・糖質・甘味料がゼロであること(あと香味料ゼロ)。

コイツは良い。
次からコレを買うことに決定しました。


Uma Elmo

2021-02-25 | 音楽
待望の一枚でした。
デンマークのギタリスト ヤコブ・ブロの新譜で『Uma Elmo』。


 
1. Reconstruction A Dream 
2. To Stanko 
3. Beautiful Day 
4. Morning Song 
5. Housework 
6. Music For Black Pigeons 
7. Sound Flower 
8. Slaraffenland 
9. Morning Song (Var.)

Jakob Bro(g)
Arve Henriksen(tp,piccolo tp)
Jorge Rossy(ds)

ECMから通算5枚目の作品です。

今回驚いたのは盟友トーマス・モーガンがクレジットから外れました。
全く新しいトリオです。
ノルウェーのトランペッター アルヴェ・ヘンリクセンとスペインのドラマー ホルヘ・ロッシ。
ロッシについてはブラッド・メルドー・トリオでお馴染み。
ヘンリクセンについては以前聴いたラース・ダニエルソンとティグラン・ハマシアンの双頭リーダー作だった『Liberetto』に参加していました。
果たしてブロとの関係性がそんなにあったのか?
ロッシとは共演したことがあったとのこと。
多分このトリオの結成についてはブロの意向とともにECM総帥マンフレート・アイヒャーの力が働いたのでしょう。
ベースレスがどうなるのか。

いつもながらブロの口数は少なく、しかもフロントにトランペットが入っているので、リーダーながらにいつも以上に口数が少なく感じます。
アンビエントな空気感漂う演奏・楽曲なのでロッシも手数少ない。
正直ここまで物静かなロッシって初めてかも。
一通り流して聴いたら、いつの間にか終わった、って感じでワタシの好きなブロ作品にしては少し手応えがありませんでした。
しかし改めて夜一人でヘッドホンで聴いているうちに、この音の少なさの中で三人相互に繋がっていることが感じられ、そこを手がかりに一人ひとりの演奏を掴むことができます。
そのことが特に分かるのが、アルバム中最も長い(11分6秒)5曲目でしょう。
しゃがれ声のヴォーカルのようなトランペットに、丁寧に時を刻むドラムス、そして全体の雰囲気を作るエフェクトの効いたギター。
コレは味わい深いでしょう。

他にも過去盤からの再解釈の1曲目や、ECMでも活躍したポーランドのトランペッター トーマス・スタンコへの2曲目、過去の作品でも共演のあったリー・コニッツへ捧げる6曲目など。




なるほど。
ブロの新しい道ですね。
モーガンと一旦離れる必要性があったんです。

親日家のブロらしく、カテキン増量の緑茶のように渋みの増した演奏をご堪能あれ。


オレの牛丼@なか卯

2021-02-24 | 食べ物
牛丼。
ソウルフードの一つです。
学生時代は夜明けの吉牛大盛り・卵・味噌汁が定番でした。

しかし。

ワタシの牛丼は20年前から変わりました。
吉牛フリークのワタシの前に登場したのがなか卯。
そう、あれはなか卯赤坂七丁目店。
九州から東京に転勤になり、泊まっていたホテルの近くにあったのです。
そして初めて食したときの驚き。
甘めの味付け。
しっかり目の牛肉。
これはたまらん。
立て続けに3日間通いました。
なかなか見つからないなか卯を見つけると確実に行きつけにしていました。

なか卯、といえば親子丼って方もいらっしゃると思います。
ダウンタウンの浜ちゃんもなか卯の親子丼フリークと聞いたことがあります。
確かに親子丼もウマい。
でも親子丼を推したい。

ゼンショーに買収された直後は、牛丼もなんかすき焼き丼的な感じになってしまい、かなり迷走していましたが、ここに来てしっかりとした牛丼に戻りました。
また元々うどん屋さんだったこともあって、うどんやお蕎麦もおいしい。
先日食べたのがこちら。



牛丼にあさりうどんのセット。




ウマいっす。
安定のなか卯。

あさりうどんは最近登場した期間限定かな?
これが出汁にバターがINされててあさりとの相性抜群。
今はこのセットがオススメです。

ちなみにその前にはカツ丼とあさりうどんのセットも食しました。



もちろんバリウマです。

いやぁ・・・・痩せねえな、こりゃ。


Sunshine Radio

2021-02-23 | 音楽
昨日までの暖かさが少し弱まって気持ち寒さを感じる一日。
まあ暖かいのがおかしかったので普通なのかな。
メガネかけてマスクしてウォーキングするとメガネが曇ってなかなか大変でした。

今日のウォーキングの友は、西海岸のストリートのカリスマ、トミー・ゲレロで『Sunshine Radio』。


 
1. By the Sea at the End of the World
2. Evolution Revolution
3. Of Things to Come
4. Descendent of Memory
5. Down Thru Light
6. A Thousand Shapes of Change
7. Future Deserts
8. Up From the Dust
9. Quiet Heat
10. Rise of the Earth People
11. Mysterious Frequencies
12. The Road Under My Shoes

本人的にはファンク、ソウル、サーフ、マカロニ・ウェスタン、アフロビート、デザート・ロックを意識的に盛り込んでいるそうで、それ以外にも全体的にはチル・ホップな雰囲気も強く反映されていると思います。
やはり現在の世相を反映してて、厳しい現実に直面している人々にすこし安らぎを与える仕上げにしたそうです。

出だしのギターがなかなかのマカロニ・ウェスタンで、アメリカの砂漠地帯を思い起こさせる感じで、この1曲で買い。
2,4、9,10曲目あたりはアフリカン・テイストが強めでパーカッションが効果的。
あと2,3、11曲目のオルガンなんかは少し70年代あたりを意識しているのかな。
ラストはしっかりとジャズ・ギター。


タイトルもすごく楽観的ですごくいい。
早くコロナ禍が終わって皆楽しくやりたいもんです。


洗車

2021-02-22 | 
みなさん、洗車はどうしていますか?

ワタシは今はもっぱら洗車機任せです。


昔は絶対手洗いだったのですが。
初めてのクルマだった日産プリメーラ、2台目スバル フォレスター、3台目オペル ザフィーラ、4台目VWゴルフⅤとすべて手洗い。
プリメーラは独身寮の頃で、寮には外に水道があったので完全手洗い。
寮内なので暑いときには上半身裸で洗っていましたね。
2台目以降は洗車場の手洗いコーナーでジェット噴射していました。
洗ったらしっかりワックス。
必ず1時間以上はかかっていました。

しかし。

近所にあった洗車場がつぶれて松屋に変わってしまいました。
手洗いするにはちょっと遠くまで走らないといけなくなったのです。
しかも休みの日はYuさんを連れて外出していたので、それほど洗車に時間をかけられなくなり。

ついにゴルフⅤの途中から洗車機任せになってしまいました。
手洗いしていた方が、自分の中でクルマを大事にしてるなぁ、愛車だなぁと思えていたのに。

でも洗車機にしても大事な愛車に変わりはありません。

現在のゴルフⅦは初めて購入時に塗装コーティングをしてもらったので、洗車機もほぼ水洗い。
で、洗車機後すぐに走って帰っていました。

でも今回から洗車後しっかり水拭きをしておくことにしました。
コーティングしてても水跡が残ってそこにホコリ汚れがつくんです。
タオルで拭き上げて、各窓もしっかり拭きました。



いやーピッカピカ。
洗車機後のひと手間で随分変わります。

これからも、洗車は横着せず大事にしていきます。


Wi-Fiルーター交換

2021-02-21 | そのほか
我が家のネット環境の見直し。

Wi-Fiルーターはもう12年くらい前に買ったバッファローのWHR-G300Nという凄まじき古い機種を放ったらかして使っていました。
すると我が家のMacbook Airがやたらとネットから切れてしまう事例が発生。
イライライラ。



駄目だ。
許さん。
交換だ。

買ったのは同じくバッファローのWSR-1166DHPL2/N


 
選定理由はAmazonで売上1位だったのと安かったから。

交換するときには
「新旧それぞれのルーターのAOSS/WPSボタンを押すだけで本商品に無線設定を引き継げます。」

との記述があったので、まあ奥さんやYuさんのスマホの接続設定を楽にできるな、と思っていました。
が。
旧機種のAOSSが起動せず、この機能は利用できませんでした。

仕方なく通常通り電源入れてWAN接続して、端末側の長ったらしい暗号化キーを入力しました。
無事完了。

Amazonのレビューでは色々と問題点も出ていることが記載されていましたが、今の所順調です。
いちいち接続速度とか家の中の繋がりにくい場所とか調べていませんが、実感としては改善されています。

昔と比べると本当にお安くなったものです。


A Place Where We Once Lived

2021-02-20 | 音楽
今日はヴィブラフォニスト ダン・マッカーシーのメジャー・デビュー第2弾『A Place Where We Once Lived』がリリースされたのでご紹介。


 
  1. Sonder
  2. Trail Marker
  3. A Short Story About Birds
  4. Cloud Hopping
  5. A Place Where We Once Lived
  6. A Short Story About Distance
  7. Desert Roads
  8. I'm Your Pal
  9. Sombre Sleep
  10. A Short Story About Quiet
  11. Go Beserk
  12. Goodnight Sweet Cat
Dan McCarthy (vib)
Thomas Morgan (b)
Rudy Royston (ds)

第2弾、と言っても実は第1弾もそうですが、そもそもダン・マッカーシーを知りませんでした。
マッカーシーはトロントを拠点に活動するカナダのヴィブラフォニストで、ハンバーカレッジの名門ジャズプログラムを首席で卒業した逸材なんだそうです。
カナダではすでに知られたアーティストのようで、2004年にはNYへ進出しています。
2019年3月には、初のメジャーレーベルリリースとなる『Epoch』をリリースして、そこではスティーヴ・スワロウやベン・モンダー、マーク・フェルドマンと共演しています。

 
今回の『A Place Where We Once Lived』を知ったのも、ベースのトーマス・モーガンのWebサイトを見て知った次第です。
なので本作モーガン買いです。

モーガンについては、今まで何度も来日ライブに顔を出していて、直接話もしたことがあります。
背はワタシよりも小さくて、すごくシャイな奴です。
SNSを一切やっておらず、毎度毎度Webサイトを見に行かないとどんなアルバムに参加しているのかわかりません。
ワタシの中では現在のジャズシーンにおいて最も好きなベーシストです。

そしてモーガンとともにサポートに入っているのがルディ・ロイストン。
ビル・フリーゼルの『Valentine』でも2人は共演しており、ツアーも長くやっていたりしています。
2人の相性はすでに『Valentine』で立証済み。

 
では肝心のリーダーはどうなんだろう?

1曲目はガッチリとパワフルなモーガンのソロから始まります。
この時点でこの作品には高評価を与えることが決定しました。
そこからマッカーシーになるのですが、ヴィブラフォンの楽器の特徴でもある広がり・奥行きのある音がかなり強調されていて、でもややもすると硬質な音になりがちなヴィブラフォンを温かく奏でる、オリジナリティーのある音です。
最近ヴィブラフォニストだとジョエル・ロスの名を挙がりますが、これはマッカーシーもイケていますよ。

全曲通してモーガンはかなり前面に出ている印象です。
もちろん出しゃばる、という意味ではなく高音のヴィブラフォンの対称形でベースの音が必要なのでしょう。
ロイストンの繊細な質感と魅力的なリズム取りには喝采を与えたくなります。



非常にトリオのバランスが取れていていい演奏です。
若干後半尻窄みな点はありますが、特に前半は素晴らしい。
Epoch』も聴いてみたいと思います。

なお販売はデジタル配信のみで、CDやLPなどのメディアは現時点で売られておりません。
何でかな?
流行りかな?


逆ソクラテス

2021-02-19 | 
今日はやたらと人と話す時間が多くて。
もともとおしゃべりな方ではあるのですが、コロナの兼ね合いもあり、それほど口数もなかった中よく話しました。
色んな人と会話をすると、それだけ頭を使います。
怠けがちなワタシの頭も少しはシャキッとしたのではないでしょうか。

さてようやく読了しました。
伊坂幸太郎『逆ソクラテス』。

 
早々と購入していたのですが、他にもドサッとストックがあって、主に歴史モノだったのですが、そちらにのめり込んでてすっかり手をつけずじまいでした。

ですが、読み始めたらあっという間に読了。
やはり伊坂作品にはワタシを吸い寄せる魅力が多々あるようです。

本作は主人公が子どもたちの5篇からなる短編集。
子どもの目を通して、世間の人々が「普通」と思っていることは果たしてみんなにとって「普通」でありえるのか、当たり前のことは本当にアタリマエなのか。
アタリマエが生み出す偏見や弊害があるのではないか。
派手な印象はないながらも、自分を振り返ることができる作品だと思います。

伊坂本人曰く、子どもを主人公にするのは難しいとのことですが、彼の作品を振り返ると結構子どもが主人公であったり、子どもをキーパーソンに据えたりしている作品が多いんです。
チルドレン」「サブマリン」のシリーズしかり、「フーガはユーガ」しかり。


 
 
まっさらの画用紙を子どもの中に据え置いてみたり、もしくは子どもに内在する残虐性を表に出したり、ワタシには伊坂本人が言ってるよりも子どもを扱うのがウマいのではないかと思います。
同世代の作家で道尾秀介がいて、彼の作品も子どもをテーマに扱うことが多くて、そういった作品と自作との比較なのかもしれませんが、それは取り扱い方の差であって、作品の登場人物としての子どもはかなり面白く描けているのではないでしょうか。

とても面白かったです。
色んな作品を振り返っていたらまた過去本を再読したくなりました。


Indaba is

2021-02-16 | 音楽
昨晩は風がピューピュー吹いていまして、今日はちょっと寒いよって天気予報でした。
でも意外にそんな寒くなかったかな?
明日はもっと寒くなるって言っていました。
2月の間は寒くても良いんだけどな。

さて昨年の今頃はジムに通ってて、人生初のダイエットに成功したはずなんですが、コロナ騒ぎで外出できなくなると途端にリバウンドしまして。
これではマズすぎるので、サプリの力を借りたり、ウォーキング1時間くらいやってみたり、特茶に頼ったり。

 
今年は遊び倒す予定なので、春までに痩せねば。

でウォーキングに聴いてる曲がコンピアルバムの『Indaba is』。

 
  1. Ke Nako - Bokani Dyer 
  2. Umthandazo Wamagenge - The Brother Moves On
  3. All Ok - Lwanda Gogwana
  4. What is History - The Wretched
  5. Umdali - Sibusile Xaba with Naftali, Fakazile Nkosi, & AshK
  6. Prelude to Writing Together - The Ancestors
  7. Dikeledi - Thandi Ntuli
  8. Abaphezulu - iPhupho L’ka Biko ft Siyabonga Mthembu & Kinsmen
本作、ロンドンの音楽シーンの重鎮になりつつあるジャイルス・ピーターソンの主宰するレーベルBrownswoodからリリースされた南アフリカのアーティストに特化した作品になっています。
南アフリカと言っても正直ピンとこないのですが、航海における国際的に重要で様々な文化の交わる都市ヨハネスブルグはやはり音楽シーンでも注目されているようなのです。
特に南アフリカは英国領でしたからUKジャズシーンとの融和性も高いのでしょう。

アフリカンと言えばパーカッションなのですが、そこはかなり強力。
そして現代アフリカとなるとUKやアメリカの音楽シーンも輸入して楽曲的にもワールドワイドな作品作りになっています。
アフリカン独特なパーカッションと、欧州楽器の象徴であるピアノ・バイオリンともうまく相まって、それはやはり南アフリカならではなんでしょうね。
聴くだけ、ではなく体も動きますよ。


やはり目の付け所がジャイルス・ピーターソン。
コンピ的にも良いアーティスト、楽曲を選択しています。