骸の爪
今日は帰りにジムに寄ってきました。
最近は週2回くらいかな。
体重が減らないしウエストも減らない。
これはトレーニング量が足りないのかなとも思いましたが、やはり食事の摂取量が多いんでしょうね。
両方からアプローチしないといけませんよね。
少し食事の量に気を使わねば。
さて今日も道尾秀介の本から『骸の爪』
骸の爪 (幻冬舎文庫) | |
道尾 秀介 | |
幻冬舎 |
本作も1日で読了しました。
『背の目』に続く霊現象探究家の真備が名探偵役となる第二弾。
冴えないミステリー作家の「道尾秀介」がストーリーテラーとなって話が進みます。
本作の舞台は仏像の工房・瑞祥房で小説のネタ探しに訪れた道尾が夜中に体験した不可解な出来事を真備に話すところから始まるミステリー作品です。
『背の目』では不可解な出来事を若干含ませていましたが、本作では完膚なきまでときほぐしていきます。
ここまで徹底的なのも道尾作品では珍しいです。
山中に佇む仏房という狭い世界を使って見事にミステリーを完結させています。
道尾氏自身仏像に造詣があったようで、本作の中で様々なキーとして働いています。
あまりに見事に不可解な事件・事象を片付けるので、個人的には『背の目』の世界観を少し期待した分、逆に肩透かし感を感じました。
最後の最後に少し「そこ」に触れてくれたのは粋な計らいですかね。
このシリーズは自作に短編集『花と流れ星』があります(勿論入手済み)が、長編はまだ出てないとのこと。
花と流れ星 (幻冬舎文庫) | |
道尾 秀介 | |
幻冬舎 |
是非とも出して欲しいですね。