今日はリワークに行っていたのですが、ちょっといつもとは違う。
普段は復職に向けた課題を自分なりに探して実行するのですが、今日のワタシは「先生」をしていました。
というのもリワーク施設の所長さんから、今年入社した新入社員の講義を依頼されまして・・・。
リワーク施設で働く人達は臨床心理士であったり作業療法士であったりの資格をもって入社してくる方が多いです。
そこは就職先は病院であったりNPO法人であったりするわけです。
入社した彼らは自分が経験したことのない、企業や家庭でメンタルを病んでしまった人たちと接するわけです。
またそういった企業では本来新入社員向けにOJTなどの研修期間を一定期間通して学ぶのですが、リワークの現場ではある程度先輩社員がやっていることを見ながら覚えていき、早い時期に実戦投入されます。
そういう意味では意外と新入社員にはしんどい仕事だと思います。
なので所長さん的にも、一つの会社に20年以上も勤めていながら、いまだ辞めず、会社では育成部門にいたこともあるワタシにちょっと新入社員へのトレーニング兼息抜きさせたって、ってことです。
これは決して、新入社員のためだけにならず、ワタシも復職に向けたトレーニングの一つでもあり、またリワーク施設としても今後同じようなワークをやることで、社会復帰できる人に試すこともできるかも知れないちょっとした実験でした。
上記のような資料パワポで10枚程度作って説明し、あとはみんなにワークしてもらって実感してもらうようなカリキュラムを簡単に作ってみました。
とは言え、元は4時間位の講義に使う内容なので、どこまで端折ってもいいか、どれを彼らにワークしてもらうのが効果的か、結構アタマを使って作り上げました。
結果としては良かったと思います。
アンケートまで準備していたので、その返事も見ましたが、ワタシの想いを汲んでくれていたと思います。
多分彼らは一生懸命病気の人を見ながらいわゆるOJTはこなせているのですが、少し足を止めてアタマを使ってやるトレーニングはまだそれ程受けたことがありません。
今回のワタシのやったワークなどはあまり今後も受けることはないでしょう。
ただ今日伝えたかったことを理解してくれていたら、実際にリワークに通ってくる方たちの気持ちにもすこし寄り添える部分があると思うし、何より彼ら自身がこれからの社会人生活を過ごしていけるのか、考える一端になってくれたら、オジサンは会社休んで療養している甲斐があったってもんですよ。
ウイルス騒ぎでなかなか社会人の第一歩が踏み出せたのか踏み出せていないのか分からず戸惑うことも多々あるかと思いますが、むしろそういう経験ができたからこそ、先輩社員や来年以降入ってくる後輩社員とは違った目線を持つことはできるはず。
頑張れ、新人たち!!