雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

On Shoulders We Stand

2022-10-31 | 音楽
うぅ・・・月曜日
いくつになっても面倒くさい曜日だ
週末は同期と集まるのでビシッと引き締めて11月を迎えねば

今日は珍しくヴォーカル盤をご紹介します
ベルギーの人気ジャズ・シンガー、デヴィッド・リンクスの『On Shoulders We Stand


 
  1. Drown out the Noise
  2. Souls Astray
  3. Of Mankind, Sun and Flames
  4. Daunting the Task
  5. Prelude Nr. 
  6. A Dragon's Might
  7. The Very Concept of You
  8. The Riptide
  9. New Life's at Hand
David Linx (vo)
Guillaume De Chassy (p)
Matteo Pastorino (cl,b-cl)

ジャケットを見ていただくとお分かりの通り、ジャズの名門レーベルの一つenjaからのリリースです
実は今年の6月にヨーロッパのモダン・ジャズ・シーンを牽引し、日本でも人気の作品を多くリリースしてきた、enja創業者のマティアス・ウィンケルマンは逝去されました
昨年には、レーベル創立50周年を迎え、ヨーロッパでの記念イベントや、日本での特別企画が行われるなど、その偉大なる足跡を祝ったばかりなのに

改めてその偉大な功績を讃え、ウィンケルマンが心血を注いだ最後のプロデュース作品と、エンヤのクラシック・カタログを同時リリースするそうで、その中の最後のプロデュース作の一つが本作です

リンクス以外のメンバーはフランス人ピアニストのギヨーム・デ・シャシーとイタリアのクラリネット奏者、マッテオ・パストリーノ
みなジャズ以外にもクラシックにも精通しているようで、本作は近代クラシックのカヴァーとなっています

驚いたのはリンクスの声
ワタシもジャズ・ヴォーカリストと聞くとステレオタイプでテナーの効いたふくよかで豊かな声を思い出してしまいます
リンクスはそうではなく、神に願いかける信者のように、語りかけているかのよう
悲壮感とは違いますが、そんな感情と勘違いするように胸にグッとくるものがあります
ピアノは時に静かで凛とする場面もありますが、総じて柔らかく包み込むようなタッチ
クラリネットもそのピアノの雰囲気を補うかのようにさらに毛布をかけてくれる
やや悲しいマイナーな旋律ではありますが、そこを暗くせずに遠くに御光が見えてくるのは楽器の二人の演奏のおかげ


ワタシは何かに包まれました
和らぎました
音楽の可能性はこれだからたまらない

こんな気持ち良くになったんだから
明日は担々麺(辛め)を属しようと思う



Transparent

2022-10-30 | 音楽
えー実は昨夜飲みすぎまして
午前中はダウンしておりました
楽しくなったらすぐ調子に乗る

只今明日からの一週間に備えて音楽鑑賞中
今日はスペインのピアニスト ロジャー・マスの『Transparent


 
  1. Las llanuras del tránsito 
  2. Sorra i escuma 
  3. Beyond Loneliness 
  4. Dear Masters 
  5. Bruno's Rhythm
  6. California Sunset
  7. El Salvatore
  8. Musical Ratios 
  9. Blues for a While
  10. El Señor del caos
  11. Transparent
Roger Mas (p)
Santi de la Rubia (ts on 4, 5, 9 , 10)
Jaume Llombart (g)
Bori Albero (ds)
Jorge Rossy (ds)

大好きなレーベルFSNTからのリリース、そして現代の「名盤にこの人あり」ホルヘ・ロッシーも参加とあらば飛びつかずにはおれませんよ
オープナーはアルバムの顔であると言われることもあるくらい大事な曲なのですが、本作もズバッと気合の入った曲で始まります
マスの期待感を煽るレフからハウメ・ジョンバルトのギター
カッコいい
アルバムタイトルからは想像できないドラマチックなメロディー
マスのピアノはかなりエッジが効いてて輪郭のはっきりした音使い
そんなリーダーに引っ張られ全体的に音圧高いと思います
やはりそれをうまく支えているのはロッシー
穏やかでスネアは抜群の安定感
ラストのタイトル曲は「透明」というには少し薄暗く、いい意味で期待を外してくれます



お、オリックスが優勝しましたね
おめでとう!
いやー、ホークスも敵わなかったもんな
近鉄百貨店でセールですね!


Aubergine / Patlıcan

2022-10-29 | 音楽
今日は自分のお買い物
たまにはね!
いい感じのカーディガンを買いました
絶対いい感じ

さて今日はトルコのギタリスト、オンデル・フォカンの『Aubergine / Patlıcan

 
  1. Karnıyarık 
  2. Patlıcan Beğendi
  3. Melanzane Alla Parmagiana
  4. Musakka
  5. Patlıcanlı Kebap
  6. Soslu Patlıcan Kızartması
Önder Focan (g, bouzouki)
Enver Muhamedi (b)
Burak Cihangirli (ds)
Uraz Kıvaner (key, p)
Şenova Ülker (tp, flh)
Anıl Şallıel (ts)
Burak Dursun (tb)

トルコのギタリストにも手が伸びたとは
ジャズを聴いていると世界中をめぐるたびのようでとても楽しい
本作でもベースのエンヴァー・ムハメディはコソボ出身、他のメンバーはトルコ出身
中東色豊かな3, 4曲目もありますが、思ったよりは現代ビバップです

面白いのはジャケットやタイトルのようにナスをフィーチャーしていること
テーマがナス、ってすごくないですか?
フォカン曰く
「ナスはそれ自体は味もないが、料理において他の素材を引き立てる。
これは音楽の低音に似ており、他の楽器の意味を高め、貢献する」
要は縁の下の力持ちをちゃんと見てくれ、ってことらしく、普段目立たないけども重要な役割を果たしている低音楽器の類を指しているようです

分かるけど、でもナス・・・

本作だとベースやトロンボーンとか該当するのかな
ムハメディのベースソロから始まる1曲目は低音が抜群に効果的
トロンボーンのバラク・ドゥルスンはソロもだいぶ時間割いてるし、トロンボーンゆえの柔らかさを強く感じます
フォカンはリーダーですが、全てに出張るわけもなく、各楽器の出番をしっかり準備していて、それゆえ多彩な味を感じることができます

ちなみに各楽曲はナスを用いた料理の名前
1曲目はナスとひき肉を用いた料理



3曲目はイタリアンのパルメジャーノ、その他はトルコやギリシャ、中東で食べられている家庭料理の名前らしいです
とことんナスです



ワタシ、ナスが大好きです
天ぷらでは上位にランキングされます

ちょっとこの楽曲たちのレシピもネットで動画付きでアップされているので
やってみようかな・・・

しれっと今年のアルバムランキングにも入ってきそうです
良い作品です


誕生日おめでとう!!

2022-10-28 | こども
Yuさんの19歳の誕生日
おめでとう!!

プレゼントはシルバーのピアスです


ケーキはガッツリチョコです!



元気で素敵な女性になってくださいね

Violet

2022-10-27 | 音楽
寒い🍧
まあもうすぐ11月ですもんね

日本シリーズ
オリックスが吉田のサヨナラHRで2勝2敗2引き分けのタイに持ち込みました
いいなぁ、両チームのファンは盛り上がってるでしょうね
来季はホークスが出てこないとつまらない

さて今日はロンドン発マルチプレイヤー ロボハンズことアンディー・バクスターの『Violet』をご紹介


 
  1. Nightshade
  2. String Feelings
  3. Wildflower
  4. Future Engineering
  5. La Em Cima
  6. Violet
  7. Floral And Botanical Explorations
  8. Whole
  9. Flux
  10. Sumimassen
  11. Mistakes
  12. Introjection
Andy Baxter AKA Robohands (ds, g, b, perc, ts, synth, cl, p)
Deanna Wilhelm (flh, tp)
Jo Hunter (ts)
Aleh Ferreira (vo)
Ken Long (el-p, synth)
Francesca Uberti (p)

マルチプレイヤー・・・
何でも一人でやっちゃうんですよね
サポートメンバーはいるものの基本は自分ひとり
楽器できる人って他の楽器も演奏できるって人多いですよね
羨ましい

さて本作ですが、12曲収録されていますが30分程度
1枚サクッと聴けて、その楽曲は相当気持ちいいです
ジャズ、ヒップホップ、ポスト・ロックなどがミックスされて、ずばりUKジャズシーンの先端を歩んでいます
アルバムの前半部は比較的アップテンポ、後半にかけてスローになっていきます
全体的にchillっていますが、3,5曲目のヴォーカル曲はパーカッションが効果的
アコギと軽めのドラムスが心地よいんですよ



家で何かしながら聴くにもよし、通勤途中に聴くもよし
ちょっと拾い物的に見つけたのですが、コレいいな



ミナミをブラっと

2022-10-23 | 食べ物
今日はいい天気でした
秋らしく一枚羽織って
でも陽なたを歩くと少し暑いかな、くらい

久しぶりにミナミへ行ってきました
一人ブラブラと



たまには御堂筋川 海側に向いて撮影
川岸はきれいになっても雑居ビルの配列具合がミナミらしい

今日のランチはニューライト
コロナ前に行って以来だから久しぶりです
とんねるずの番組でも紹介された「きたなシュラン」なお店です😅 
独特な?外観に最初は驚くと思います
それを乗り越えて中に入ると、中も独特
ただこの雰囲気がミナミらしさ満載と言えるでしょう

まあまあ、まずは一杯いきましょうか



オススメは「セイロンライス」
カレールーにライスを混ぜたような見た目です
スープ的要素があって正に故ウガンダ・トラ先輩がおっしゃってた
「カレーは飲み物」
を地で行くスタイルです
なお普通のカレーライスはちゃんと別途あります
今日はちょっと贅沢にカツをのせた「セイロンカツ」を発注しました



卵を少し崩して食べるのも一興
サクッと食べ切れるんですが、セイロンカツとビールをゆっくり味わいながら

ワタシはすんなり入れましたが、その後は時間もあってか列ができていました
若い女の子たちも並んでいました
世代性別を問わず愛されるお店ですね
こういうお店は楽しいし癒やされる


2022年プロ野球ドラフト会議

2022-10-20 | ソフトバンクホークス
いやー分かっていてもドキドキしました
ドラフト会議
イヒネくん無事一位指名権獲得しました



事前公表していた9球団で複数指名がなく
残っていた阪神・ロッテ・DeNAは競合しなそうとの前情報
まあ大丈夫とは思いつつ阪神が右打者欲しいとか聞くとドキドキしていましたが
結果良かった良かった

身体能力の塊みたいですよ
バスケもうまかったり
我々世代だと運動神経良いやつはほとんど野球やっていましたけど
今時はサッカーとかにも流れますからね
長距離も打てることから三冠王やトリプルスリーなども期待してしまいます
ほんとロマンしかないです

以下ホークスの選択選手です

1位イヒネ・イツア内野手
2位大津亮介投手日本製鉄鹿島
3位甲斐生海外野手東北福祉大
4位大野稼頭央投手大島
5位松本晴投手亜大
6位吉田賢吾捕手桐蔭横浜大
育1位赤羽蓮投手霞ヶ浦
育2位山下恭吾内野手福岡大大濠
育3位木村光投手佛教大
育4位内野海斗投手武田
育5位岡植純平投手飾磨工
育6位佐々木明都投手学法福島
育7位水口創太投手京大
育8位宮崎颯投手東京国際大
育9位重松凱人外野手亜大
育10位前田純投手日本文理大
育11位佐藤航太外野手八戸学院光星
育12位飛田悠成内野手金沢
育13位西尾歩真内野手中京学院大
育14位盛島稜大捕手興南

藤本監督が即戦力投手が欲しいと要望したとおり
2位に社会人の大津くん、5位に大学生の松本くんを獲得
大津くんはセットアッパー資質が高そうで、松本くんはチームに不足している左
3位の甲斐くんは左の長距離砲
今ひとつホームランの数が伸びていないチームのカンフル剤になってほしい
将来性のある高校生左腕の4位大野くん
6位に2番手捕手競争を促す大学生の吉田くん
支配下はかなり良いバランスで選手を選べたんじゃないでしょうか

そして話題性と言えば昨年に続く育成選手の14人指名
高校生8人、大学生6人
投手8人、捕手1人、内野手3人、外野手2人
来季から4軍制を敷くということで多くの選手獲得です
体格が良い子も多く、大学生といえど将来性を買ったところでしょう
ガッツリ試合をして経験値を上げ支配下を獲得して欲しい

他所様のドラフトでは
巨人阪神戦になった浅野くんや日ハムが指名した逆輸入の加藤くんとか楽しみ
あとはヤクルト村上の弟慶太くんをホークス育成でとってほしかったかな
大阪桐蔭の藤原根尾世代の立教山田くんや早稲田中川くんの指名がなく
現役の海老根くんや川原くんも指名されず
やはりプロになるって大変なんですね・・・

ドラフト不作の年とか言われてますが、切磋琢磨して、一日も早くデビューしてください!


Inviting

2022-10-19 | 音楽
明日はプロ野球ファンお楽しみのドラフト会議
1位指名の選手を公表した球団が9球団もあることで騒がれています
9人バラバラ
しかし残り3球団が何か起こしてくれるかもしれません
楽しみです

今日はゆっくり座って聴いてください
リチャード・アンダーソン、ペル・モレホイ、ホルヘ・ロッシーのトリオで『Inviting


 
  1. You Are My Everything
  2. Uganda Blues
  3. Invitation
  4. Eyes So Beautiful As Yours
  5. Homage to the Giants
  6. Like Someone In Love
  7. Trance Blues
  8. From a Daydream
  9. Conception
  10. Cyclic Episode
  11. My Melancholy Baby
  12. Moon River
Richard Andersson (b)
Per Møllehøj (g)
Jorge Rossy (ds)

アンダーソンとモレホイはデンマークで活躍中らしいです
今回はじめて知った次第です
ロッシーは言わずもがなメルドートリオのドラマーです
本作ロッシー絡みで手にしたのですが、まぁ素晴らしいですよ

全体的には古典的なジャズなんですが、これが古臭くない
コンテンポラリーやヒップホップとの融合などが全盛の昨今においては
潔いほど新しくはないのですが、これが多分一周回るとこうなる、という感じでしょうか
これはアンダーソンのベースが中心になっているからだと思います
厚みがあって緩やかな低音
この低音を中心にしてロッシーのスネア、シンバルへの軽いアクションが流れを下支えします
一番上に乗るモレホイは、エレキでありながらもアコースティックギターのように自然にミュートがかかっていて出張ることがありません

ラストの定番ソングが、「しがみ倒したガム」のようになることなく、新たな味をもたらすのを聴いていただければこの作品の素晴らしさがよくお分かりいただけると思います




引っ越しの際にソファーを捨ててしまったのでまだ味わえてませんが、ソファーでゆっくり座って聴きたいです



Director's Cut

2022-10-18 | 音楽
金木犀の香りが漂っています
秋のこの時期の香りだからこそ、どこか哀しく、どこか切ない記憶を呼び出します
ネットを見ていてもやはり金木犀には特別な記憶を呼び起こす作用があるようで
思わず同意してしまうコメントが散見されます

個人的には今オススメしたい一枚を
スウェーデンの指揮者・作曲家でピアニストのペーター・ノーダールで『Director's Cut


 
  1. Soho Night
  2. The Art of Flying
  3. At the Movies
  4. Cuban Twist
  5. Plaintive Rumba
  6. Sketches Of Cuba
  7. Hymn 3/4
  8. Il Postino
  9. This Guy's In Love With You
  10. St Germain
Patrik Boman (b)
Peter Nordahl (p)
Ronnie Gardiner (ds)

今年のリリースで入手した作品ですが、2002年にリリースされた作品のようです
ノーダールはスウェーデン ストックホルムで生まれ、ほぼ独学でピアノをマスターしたそうです
主要オーケストラともつながりがあり、本作でもトリオのバックにブラスを加えた楽曲も見受けられます

北欧色の強い作品かと思いきや、出だしからアボリジニの楽器ディジュリドゥが登場してきます
中盤は南米系の楽曲を並べて、ゆるさの心地良さを味わえます
その昔、ジャズはダンスミュージックとして拡がったことを思い起こさせてくれる
ルンバやワルツなどちょっと体が動きます
ワタシは踊れませんけど
随所にブラスが散りばめられ、フルートやトロンボーンが効果的にメロディーをとっているのも好ましい




心和ませてくれる作品です
再発してくれてよかったです


Life

2022-10-17 | 音楽
先日アホみたいに食べたツケがまわり
睡眠も食事もままならなくなったのですが
なんとか落ち着いた月曜です

食欲の秋も大概にしとけ、って話なんですが
こないだ食べた水なす
相当な旨さでした
性懲りもなくまた食べに行こうと思います

今日はイタリアの気鋭のヴァイブ奏者マルコ・パカッソーニのトリオ作『Life

 
  1. Time vibes
  2. Life
  3. Marimbass
  4. Valse a trois
  5. Un lento bolero
  6. Italian creativity
  7. Anita
  8. Train trip
  9. Conversation #1
  10. Conversation #2
Marco Pacassoni (vib, mar)
John Patitucci (b)
Antonio Sanchez (ds)

本作で初めて知ったパカッソーニ
イタリアのロッシーニ音楽院とボストンのバークリー音楽院を卒業しています
アドリア海に面したファーノという街の出身
勝手に陽気な人柄と思ってしまいます

まず本作で目が行くのはアントニオ・サンチェスとジョン・パティトゥッチの二人の巧者
この二人を差し置き、リーダーとなったパッカソーニとは一体?となりますね
ヴァイブいえばとてもクリアで爽やかな音色が売りです
すこしエッジが際立つと硬質で冷たい印象を受ける場合もあるのですが、パッカソーニの音は少し丸めで柔らかい
とても具合の良い音を奏でます
フロントに出ているんですけどバックのベースとドラムとの距離感が良く悪目立ちすることなくトリオとしての一体感を感じます
ヴァイブトリオの構成の良さが存分に出ている3人だと思います
1〜8曲目まではパッカソーニのオリジナル、9, 10曲目は即興です
オリジナル曲の柔らかみや穏やかさ、即興曲には緊張感も加わって
素晴らしい1枚に仕上がっています




これはですね、まだ未聴の作品もありますが
今年の一枚に加えたい

良い作品です