乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

99;『江戸歌舞伎集』「御摂勧進帳」(安宅の関の段)超えぬより思いこそすれ陸奥の 名に流れたる白川の関

2011-09-08 | 名作歌舞伎全集/古典文学全集(浄瑠璃含)、歌舞伎関係本












     99; 『江戸歌舞伎集』「御摂勧進帳」第一弾目五建目(安宅の関の段)
                      

        


『江戸歌舞伎集』(岩波)から   「御摂勧進帳」(ごひいきかんじんちょう)第一弾目五建目 (安宅の関の段)

   

 古井戸秀夫 校注

 新日本古典文学大系96

 岩波書店

 1997年 

 P.177~206






 先日読んだばかりの『江戸歌舞伎集』(岩波)から「御摂勧進帳」(ごひいきかんじんちょう)第一弾目五建目 (安宅の関の段)だが、今一度楽しむ。

 芝居では、忠実な部分もまた変えた部分もある。

 現在 新歌舞伎座「九月松竹大歌舞伎」昼の部で橋之助丈の「御摂勧進帳」がはられている。

 この演目は十代の頃から印象深く好きだった。

 今回わたくしの好きな橋之助丈の「御摂勧進帳」が関西で演じられるとあって、嬉しくて仕方が無い。

 テレビ録画で橋之助丈の「御摂勧進帳」を二回見、本でも読む。



   超えぬより 思いこそすれ陸奥の 名に流れたる 白川の関    

   きりきりここを通り召されい。(『江戸歌舞伎集』(岩波)團 台詞)

             元   思いこそやれ

 

 わたくし、遊んでばかリはいられない。

 今日もこれから主婦として、
「おそうじおそうじ、おそうじだぁ~♬」
なのである。








 

 

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『中村屋が受け継ぐ歌舞伎の世界 明緒写真展』  近鉄上本町店 (3景)

2011-09-08 | 美術・文様・展示物




      『中村屋が受け継ぐ歌舞伎の世界 明緒写真展』   近鉄上本町店










 9月7日

『中村屋が受け継ぐ歌舞伎の世界 明緒写真展』を楽しむ。

 東京・歌舞伎座の最終公演やその舞台裏など、「中村屋」の役者を中心に撮りおろした作品約70点を展示。

 先代から受け継がれたという鏡台も、今回も写真公開されていた。

 

 七之助さんの妖艶美を『中村屋が受け継ぐ歌舞伎の世界 明緒写真展』では くじゃくに例えられている。

 七之助さんの透き通るような美しさと古典歌舞伎舞踊の所作はただならぬ将来性を感じるわたくし。

 演目に合わせての演じられ方はくじゃくの華やかさばかりではなく、気品と芸術が見え隠れする。

 時には鷺、時にはキツネ…。今回昼の部は後者であった。

 内面の表し方は詩的!

 わたくしには多くの好きな歌舞伎役者さんがいるが、七之助さんもその中のお一人。








     近鉄上本町店

     9月2日(金)→21日(水)【入場無料】 ■9階催会場




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中華人民共和国陝西省文物局・陝西歴史博物館『日本考古展 ―古都奈良出土考古文物精華展』開催予定

2011-09-08 | 美術・文様・展示物









 


 平成23年10月21日(金)から平成23年12月11日(日)まで、中華人民共和国陝西省文物局・陝西歴史博物館で『日本考古展 ―古都奈良出土考古文物精華展』が開催される。

 中国での日本考古学展が行われるのはこれが初めてらしい。

 今回は奈良の線と1300年を記念して実現した。

 展示の内容は、奈良県内で出土した旧石器時代~平安時代にかけての国宝、重要文化財を含む243点の考古資料と、都城跡や寺院、まつり、現代の風景等の120点余りの写真パネル

 日中の交流を示す資料を多いという。


  第1部『古代日本奈良の歴史を語る』
    古代奈良の歴史や日本の歴史を紹介

  第2部『古代奈良にもたらされた中国文化』
    中国や西アジアからシルクロードを通じて日本にもたらされた資料で奈良と中国の関わりを紹介

  第3部『写真に見る奈良の隋唐文化の遺風』
    奈良に残る隋唐文化の遺風を写真パネル展示する



 

 9月6日から一般公開されている史跡ナガレ山古墳出土 土製品10点を拝見させていただいた。

 某展示室のこれら10点が中国で公開予定の直接のきっかけは写真中央下の餃子型出土品と先生に教えていただいた。

 中国西安では餃子が有名だという。

 日本では考えられないくらい豊かな中国蒸し餃子の具の味がなつかしい…



 展示室ではわたくしの好きな唐草文様の瓦や石棺の中に塗られてという水銀朱の朱色が目を魅く。

 気軽にのぞかせていただいたが、発掘物は美しい。


 

 写真上は蓮の花託(かたく)部分

 蓮は桃などとともに薬草として苑地などにも見られたとK先生からお聞きしたことがあるが、詳しくは知らない。

 

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