映画『パンドラの匣』
★★★★★ ★★★★☆
監督・脚本:冨永昌敬
原作:太宰治
出演:染谷将太 川上未映子 仲里依紗 窪塚洋介
2009年
東京テアトル、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント、シネグリーオ、パレード、GIP、河北新報社、仙台放送
95分
カラー
今最も注目の女優、仲里依紗、芥川賞作家川上未映子をはじめ豪華キャストが集結! 太宰治の一番ポップな青春小説、キラキラとあざやかに完全映画化! ふと気がついてみると、もう、昔の僕ではなかった。 新しい男に生まれ変わったのだ 死と 恋と 自分 日本が戦争に負けた年、「新しい男」に生まれ変わる決意をした利助だったが、血を吐いて結核療養の健康道場に入る。患者は塾生、看護婦を助手と称し、屈伸鍛練や摩擦など一風変わった治療法を実践するそこでは、互いをあだ名で呼び合うのが習わしで、利助は「ひばり」と名づけられる。しばらくすると新しい組長こと看護婦長の竹さんが赴任する。ひばりは助手のマア坊や竹さんとの日々を詩人のつくしに宛てた手紙に綴る。
「やっとるか」 「やっとるぞ」 「がんばれよ」 「よしきた」
他の方の評価を見ると70点前後が多い。
わたしはどういう訳だかこの映画が好きで90点をつけている。
「やっとるか」 「やっとるぞ」 「がんばれよ」 「よしきた」
全て物事には理由があって結果がある。
人々がことごとくパンドラの匣を開け、結果を招くのはこの映画とて同様。
「やっとるか」 「やっとるぞ」 「がんばれよ」 「よしきた」
のどかな時間の流れが死と隣り合わせに流れる。
人は悩みに明け暮れその時を精一杯行きている…つもり…。
「やっとるか」 「やっとるぞ」 「がんばれよ」 「よしきた」
「やっとるか」 「やっとるぞ」 「がんばれよ」 「よしきた」
「やっとるか」 「やっとるぞ」 「がんばれよ」 「よしきた」
各人は人生をこだまする。
劇中の仲里依紗(さん)の突飛な明るさが、妙に心を勇気づける。
今回も題名などの記録のみにて失礼申し上げます。
98;『古文書はこんなに面白い』
油井宏子(NHK学園古文書講師)著
260頁 1,890円
2005年2月
柏書房
先日から読み始めた『古文書はこんなに面白い』
今朝も四時過ぎには本を開き、ただ今読了。
時間がかかった。しかし内容が面白く、途中で飽きることが無い。
自分で言うのもおこがましいが、鏡を見ると、満足感と達成感が感じられる笑みを浮かべた自分がいた。
さぁ! いよいよお次は仮名草子を楽しもう~~☆
今日の家事は洗濯のみ。これから大忙しで家の用事に励みたい。(*^.^*)
【内容情報】 楽天BOOKより ▼
本書の主人公は、おでんちゃん(10歳)と友八くん(11歳)。
2人をめぐる250年前と161年前の史料を教科書にした本書は、歴史を学ぶ楽しさと古文書を読む面白さが両方いっぺんに味わえます。
従来の学習書よりも、さらに内容をやさしくしています。
くずし字の一つ一つまで、丁寧すぎるくらいのわかりやすさで教えてくれます。
【目次】 楽天BOOKより ▼
第1章 おでんちゃん(浅田伝)の寺子屋規則
(基本的な心構え/早朝の学習/読書は静かに ほか)
第2章 白木屋友八の荷物持ち逃げ事件
(台所初年目、友八/高輪七丁目まで逃げた友八/通り三丁目まで戻った友八 ほか)
第3章 古文書を学ぶ方へ
(くずし字の学び方/古文書を読むということ)
柏書房HPより ▼
【本書の特徴】
◆厳選された魅力あふれるテキスト
本書の主人公はおでんちゃん(10歳)と友八くん(11歳)。二人をめぐる江戸時代の資料を教科書にして、歴史を学ぶ楽しさと古文書を読む面白さが両方いっぺんに味わえます。
◆古文書初! 語り口調で書かれた解説
これまでの古文書学習書よりも、さらに内容をやさしくしています。解説では、はじめて口語調を採用しました。くずし字の一つ一つまで、丁寧すぎるくらいわかりやすく教えています。
◆充実したおもしろコラム
全部で28本の歴史コラムを収録しています。古文書解読のための予備知識や歴史の裏側がわかるウンチクが満載。
《著者紹介》
油井宏子(あぶらい・ひろこ)
東京女子大学卒業後、中学校教諭を経て、近世史研究の道へ。現在はNHKNHK学園で古文書講師を務めながら、市川市などの自治体などでも、古文書の面白さを伝道している
今年読んだ古文書入門書
『古文書はこんなに面白い』(寺子屋規則、荷物持ち逃げ事件)油井宏子著 柏書房
『絵で学ぶ 古文書講座 漂流民と異国船との出会い』 油井宏子 著 2011年 柏書房
『古文書をはじめる前の準備講座』 吉田豊著 柏書房 2008年
『手習い 古文書』寺子屋式 吉田豊著 柏書房 2005年
『続 手習い 古文書』寺子屋式 吉田豊著 2005年 柏書房
『古文書の親しむ』大伴一雄 監修 文化財探訪クラブ 11 山川出版 2002年