2011年度 4
『異素六帖 ; 古今俄選 ; 粋宇瑠璃 ; 田舎芝居』から 新梓戯作 「絵兄弟」
浜田 啓介 中野 三敏 校注
『異素六帖 ; 古今俄選 ; 粋宇瑠璃 ; 田舎芝居』から
「絵兄弟」
中野 三敏 校注
新梓戯作
新日本古典文学大系 82
P、271~323
岩波書店
1998年
(P,488)
1月6日
『異素六帖 ; 古今俄選 ; 粋宇瑠璃 ; 田舎芝居』から 新梓戯作 「絵兄弟」を美術館感覚で楽しむ。
まず絵を見て,文を丹念に読む。その繰り返し。
二枚の対比した絵はおもしろいが、それにもましてユニークで勢いのある文は読んでいて小気味が良い。
江戸時代にこんなに楽しい洒落た洒落ものが流行ったのかと感心する。
「絵兄弟」にも芝居や役者名が多用されている。
江戸時代の歌舞伎の繁栄を感じる。
十五番
兄 女達磨
九年なに苦界十年花衣 紫野 祇空
作麼生(そもさん)にこなさんは誰さんじゃ
栢莚(はくえん)二代目 市川團十郎 俳号
俳諧や狂歌に通じ、俳号に三升(さんしょう)・才牛(さいぎゅう)・栢莚(はくえん)・雛助(すうじょ)がある。
(ウィキペディアによる)
弟 杖つき乃字(つえつきののじ)
狂句
木枯らしの身は杖つきの乃の字哉
* 木枯らしの身は竹斎に似たる哉 芭蕉 冬の日
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