乱鳥の書きなぐり

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『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-22 【巻二 賀茂の下社 舞人の走馬】十二紙〜十九紙 中央公論社 小松茂実編

2020-09-25 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

京都八坂神社

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-22 【巻二 賀茂の下社 舞人の走馬】十二紙〜十九紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

日本絵巻大成 8 巻二 十二紙〜十九紙

 

 前回同様、檳榔毛車(びろうげくるま)が一輌。

 車幅(くるまぞい)2人、牛飼い1人。

 車の後ろには、随身。

 白張姿の中に、朱色の扇を広げたもの一人。

 松並越しに傘をかついで遅れじと後を追う。

 

 

 関白、舞人の走馬を見る。

 賀茂の下社

 長押(なげし)

 舞人の走馬

 舞人は、巻桜、緌(ズイ、おいかけ)の冠を被り、南から北へ馬を走らせている。

 

白張(はくちょう)  (前回に同じ)

(白張 白丁、 はくちょう しらはり しらばり) 

 白張(はくちょう)とは、主に平安時代の下級官人によって着用された衣装の1つ。

「白丁」とも表記し、「しらはり/しらばり」とも読んだ。

 

随身

 1《名・ス自》

 つき従って行くこと。また、その人。お供。
 
 2《名》
 中古、上皇・摂関・大臣など貴人の外出の際、護衛した武官。
 
 
賀茂の下社
 
 下鴨
 
 
舞人の走馬
 
 舞人が乗り走る馬程度の内容。
 
 舞人は、巻桜、緌(ズイ、おいかけ)の冠を被り、南から北へ馬を走らせている。
 
 今の上賀茂に残る、競馬(くらべうま)か?

 

上賀茂の競馬(くらべうま)

 宮中由来の馬の駈け競べ

 平安時代の寛治7年(1093年)、天下泰平と五穀豊穣を祈って宮中の武徳殿で行われていた競馬会が神社に移行され、それ以来続いている神事。

 葵祭に先がけた前儀として行われる。

 競馬会の儀が13:00から行われ、14:00から芝生で競馳が始まる。

 乗尻(のりじり=騎手)は舞楽装束をつけ、右方(うかた)と左方(さかた)が一対となって馬を走らせ、早さを競う。

 

緌(ズイ、おいかけ)

 冠の垂れ紐。あご下で結んだ結び目から、下に垂れた部分。

 日本では、おいかけ。武官の冠の両側につけた扇形の飾り毛。

 

 

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