「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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毎夜のお約束

2005-07-04 | ●介護録(~2015.2月)
不穏が出たのは夕刻だった。
TVで幼稚園の話題が出ていたせいで「入学式(入園式)に行く」言い出した。
着替えた母はなぜか私のスーツのジャケットを着ている。
「スカートがはいらない」という
「それ私のスーツだから入らないと思うよ」と言うと、「あら、ホントー」という明るいノリで再び着替えだす。
だけど次も私のブラウス。それも二枚重ね!!
注意しても問題なさそうだったので、「ジヤケットかカーディガンにしたら」と言ってみた。
普通に受け止めてまた着替えなおした母だけど、
「自分はなぜこんなヘンな着方をしたのだろうか」という思いは感じたようだった。

入園式は今日ではないと「納得」してもらうようあれこれ話す。
けれども、入園式はない、と納得しても、別な話が展開される。

この日も最後には「M町に帰る」話に。ここに留まるように話し、納得したと思ったら…。
「それじゃ、あなたはもう帰っていいよ」……ここまで「忍耐」で母に対応していた私の気持ちがプツリと切れた。
そばいるとあらぬことを口走りそうなので部屋に逃げる。

その後も母は、Mに帰る、帰り方が分からない、迎えに来て欲しい、連絡が付かない…と落ち着かず、なかなか夕食も取れなかった。

食後は、毎夜のお約束。
「今日、ここに泊まっていくの」が始まる。
「うん、泊まるよ」で納得するときもある。
納得しない時は「家賃払っているからここで寝ていい」という説明を続けるか、母の「私の家に行って泊まろう」という誘いを受けて夜の散歩になるか。
毎日同じ説明をする私…録音テープを作りたくなる。