一段落

2024/06/06

「十二人生涯チームの練習に調子のよくてティールも当たる[][]」

「川阪さん左目悪化見えないと恐れもありて病院いくと[][]」

「ラ・ムーにて弁当買って食べたあと寝落ちをしたり記憶の飛べる[][]」

「語呂源氏校正終わりどんな本にするかいまだにまとまらぬ想[][]」

「それとなく本の構想語れども皆さんあまり興味示さず[][]」

「売りは何深く考え押すは押し引くは控えて興味を作れ
 [歌ばかり、どこからでも読める、あらすじがわかるetc.][]」

「外すことできずにみんないただきぬ芒種の俳句少し多いが[季語：芒種][]」

「ごんごんと芒種の水を飲み干せり[夏井いつき][]」

「ガラス器と芒種の湖とがやがやす[金田咲子][]」

「中空に見えて芒種の月の暈 [岡田詩音][]」

「大灘を前に芒種の雨しとど [宇多喜代子 象][]」

「干し傘のふと飛んでゆく芒種かな [小泉八重子][]」

「引潮に砂緊りたる芒種かな [後藤綾子][]」
「打集ひ何を芒種の鍛錬会 [高澤良一][]」

「暁の西より晴るゝ芒種かな [後藤昭女][]」

「木の穴にをとこを祀る芒種かな[藤田あけ烏][]」

「海に月しらじら映ゆる芒種かな[夏井いつき][]」

「芒種なり水盤に粟蒔くとせむ [草間時彦][]」

「芒種はや人の肌さす山の草 [鷹羽狩行][]」