2024/06/14
「1-6.宰相の君(道綱の娘)[][]」
「御前から下がり局に帰るとき宰相の姫の局のありぬ[][]」
「覗ければ丁度昼寝をなさりたり硯の箱を枕になさり[][]」
「衣服にて顔をすっぽり隠せれど額が見えてかわいく思う[][]」
「被りたる衣装をめくり声かける『物語での姫のようだ』と[][]」
「起きあがり文句いいつつ顔紅に上品であり素敵でありし
[場面が場面だけにひどいなさりようだと怒った][]」
[場面が場面だけにひどいなさりようだと怒った][]」
「宰相の君は彰子といとこなり后と女房大差の出でる
[彰子の産んだ子の乳母に決まっている][]」
[彰子の産んだ子の乳母に決まっている][]」
「1-7.倫子の労い[][]」
「重陽の節句の朝に兵部さん綿を持ち来るメッセージ付き[][]」
「綿に露染み込ませるに『老いを取れ』倫子様から言付け付きで
[真意がわからないが.....][]」
[真意がわからないが.....][]」
「菊の露若ゆばかりに袖触れて花の主に主に千代は讓らむ
[式部の返しだが、二人の年齢関係は、倫子45才、式部10才下。][]」
[式部の返しだが、二人の年齢関係は、倫子45才、式部10才下。][]」
「歌詠めど倫子は帰ってしまいたり宙に浮きたりお蔵入りにと[][]」
「2-1.出産部屋[][]」
「いよいよと出産まぎわで部屋変わるお産ながびき方違えする[][]」
「女房の控え室には著者もいるベテランの中式部は異質
[文才を見込まれ記録係りとして][]」
[文才を見込まれ記録係りとして][]」
「難産に仏の加護を期待して形だけなる剃髪をする][]」
「尼として戒をお受けになるときにいかになるかと不安になれる[][]」
「女房できっちり化粧する人も化粧が落ちて誰かわからぬ
[泣き腫らしたりするので化粧落ち。式部の筆は冷静でユーモアもあり][]」
[泣き腫らしたりするので化粧落ち。式部の筆は冷静でユーモアもあり][]」
「正午頃無事に出産御子生まれ昨日と違い秋晴れになる
[9/11正午頃。疲れはてた女房はその場をはなれ一休みする][]」
[9/11正午頃。疲れはてた女房はその場をはなれ一休みする][]」
「2-2.こころ模様[][]」
「渡殿の局に見える光景は公卿ら集まり殿も出でたり
[道長は、こまめで遣水の掃除などを指図している][]」
[道長は、こまめで遣水の掃除などを指図している][]」
「道長の周りの貴族ら各々が期するとこあり嬉しさ溢る[][]」
「中宮の大夫は彰子の世話をする親と同様手柄を感ず[藤原斉信のこと][]」
「寝殿と反対側の対屋でふざける二人は兼隆・隆家
[右近衛の中将・兼隆vs権中納言・隆家、共に道長の甥っ子][]」
[右近衛の中将・兼隆vs権中納言・隆家、共に道長の甥っ子][]」