誕生日

2024/08/14

「本日は75才の誕生日あと何年を生きているやら[][]」

「壮ちゃんがコロナにかかり熱出せる熱冷まシート貼りてしょんぼり[][]」
「とりあえず『日本のいちばん長い日』を鑑賞したり習慣として[][]」

「この映画軍事国家の反省のドラマとなして整理をしたい[][]」

「歳時記に大分ずれあり温暖化体温ゴエを初秋というか[季語：文月][]」

「文月や歌ごころ満つホテルの間[福盛悦子][]」

「文月や子のひらひらと鏡なか[後藤志づ][]」

「文月の村に尋めたき人のあり[出口貴美子][]」

「文月や母の残しし書に触るる[田中清子][]」

「文月や警告のごと火星燃え[三村純也][]」

「風荒き文月の旅となりにけり[稲畑汀子][]」

小池選の十句をヒントに

2024/08/14

「琵琶湖では鮎が小さく県外で普通の鮎の大きさを知る[1-01、感動した][]」
「笠智衆この名を呼べばじんわりと味が出てくる演ずる役で[1-02][]」

「アルマイト弁当箱に描かれる百合の花など浮かんできたり[1-03][]」

「鰯雲見ながら孫に伝えたきことがあったがいえなく帰る
 [1-04、慧ちゃんや壮ちゃんに][]」

「ハチという猫可愛がり育てれど死にしわが子を喰らいていたり[1-05][]」

「声聴きて居所探すウグイスのその後は鳴かずへそ曲がりだと[1-06][]」

「日焼けして歯が抜けこけた頬の老い昔懐かしおでこのニキビ[1-07][]」

「漂流す郵便物を局留めに宛先はなく宛名もなけれ[1-08 海底のポスト][]」

「ラズベリー、ブラックベリーを木苺と野生もありて友と収穫[1-09][]」

「夜開く花であるらし名にしおう月下美人を手元に置かん[1-10][]」