2015/09/19
「塩川さん肺炎になり亡くなれる政治家なれどいい人なりし(享年93才)」
「やんわりと独自のキャラで難局も切り抜けたかな優しい顔で()」
「政界の去り際もよし国民の目線で異見言うのもよきか()」
「塩爺という愛称で親しまれ若者受けのキャラでありしか()」
2015/09/18
「神代から淤能碁呂島といわれてし淡路島への旅に始まる
(前シテ:老人
後シテ:伊耶那岐命
前ツレ:男または姥
アイ:在所の者
ワキ:臣下
ワキツレ:従者)」
「淡路島田んぼで耕す翁姥あり田の入り口に御幣を立てる(帝の臣下が)」
「尋ねればその田で米を作りては二ノ宮さまに供えるという()」
「二ノ宮は伊耶那岐・伊耶那美のことなりし国生みをした尊い神と(伊耶那岐:種を蒔き、伊耶那美:種を収む)」
「かくいいて翁と姥が山に消え臣下はさらに二ノ宮を調ぶ()」
「真打ちの伊耶那岐命あらわれて神代寿ぎ祝いの舞を()」
「舞のなか淡路島には上空に天の浮き橋ありて祝うと()」
2015/09/17
「良寛は稲が吼えるを聞かんとて終夜田のなか彷徨したり()」
「泥被る稲から吼える声聞けず弱く咳き込む音の聞こえる()」
「一粒を百の手間かけ育てたる最後の行のならざる悲劇(『一粒百行』)」
「新米の其の一粒の光かな(高浜虚子)」
2015/09/15
「行けど萩行けど薄の原広し(夏目漱石)」
「阿蘇山で道に迷いた漱石は終日あらぬ方さまよえり()」
「転びてもただで起きない物書きは『二百十日』に結実させる()」
「君にちかふ阿蘇のけむりの絶ゆるとも万葉集の歌ほろぶとも(吉井勇)」
「火の国のシンボルなりし阿蘇の山煙はきたり鎮まりたまへ()」
2015/09/15
「世阿弥作『貫之集』にある歌を下敷きにした演目なりし
(シテ:宮守
ワキ:紀貫之
ワキツレ:従者)」
「雨雲の立ち重なれる夜半なればありとほしとも思ふべきかは(貫之)」
「玉津島神社に詣る途路のこと大雨に遭い馬もたおれる()」
「宮守が現れ怒る境内に馬乗り入れるとは咎めだと言う()」
「よく見れば鳥居神殿あるを知り貫之わびる汚したことを()」
「宮守は貫之に歌を詠みたれば神も喜ぶ詠いなされと()」
「宮守に祝詞と舞を所望して踊り慰む祭神のこと()」
「それとなく宮守こくるわがことを蟻通しなる明神なりと()」
「神の加護喜び旅を続けたり馬も元気に玉津島へと()」