2023/11/21
「火曜日で弥栄台へぺタンクに昼からジムに妻は行くらし[結局行かなかった][]」
「一月に『光る君へ』が始まれる少し急いで源氏の語呂を
[いま10巻の賢木が終わる][]」
「激流の岩にぶつかり別れても先にふたたび逢わんとぞ思う
[77 瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ 崇徳院][]」
「崇徳院祟る神とて有名もこの歌よけれ他なる歌は[][]」
「ググったら詞花和歌集の崇徳院十首があって以下に載せたり[][]」
(1)
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われてもすゑに 逢わむとそおもふ
[激流の人生。引き裂かれてもなお、いつか逢いたいと願う。
これは自身が勅撰を命じた『詞花和歌集』の『恋』にある歌です。
でもこの歌を、素直に恋歌と捉える人は少ないでしょう。
逢いたいと願ったのは、治天の君となった自らか、若くして亡くなった
近衛天皇か、天皇となった息子重仁か、それとも優しく包んでくれる
父鳥羽院か… いろいろ想像が膨らんでしまう歌です][]」
(2)
「ひさかたの 天の香具山 いつるひも 我がかたにこそ 光さすらめ[][]」
(3)
「花は根に 鳥はふるすに かへるなり 春のとまりを しる人そなき
[私の方へ光が差すことなんてあるのだろうか? みんな帰る場所があるのに、
私はどこへ行けばいいのだろうか? これらの歌には疑心暗鬼に
かきくらす院の姿が見えます。][]」
(4)
「紅葉はの ちり行くかたを たつぬれば 秋も嵐の こゑのみそする
[紅葉が散ったいま、聞こえてくるのは秋の終わりを告げる風の音のみ。][]」
(5)
「このころの 鴛のうきねそ あはれなる 上毛の霜よ 下のこほりよ
[『おしどり夫婦』という言葉もあるように、鴛はオスとメスが仲睦まじい
ことで知られています。和歌でもこの意をくんで歌を詠むのが常套ですが、
この歌は様子が違います。上毛の霜を払ってくれる連れ合もおらず、
孤独に浮き寝する鴛。その姿に情を寄せる院の歌には、計り知れない孤独を
感じます。][]」
(6)
「狩衣 そての涙に やとる夜は 月もたひねの 心ちこそすれ
[私に寄り添ってくれるのは月だけもしれない。][]」
(7)
「かきりありて 人はかたかた わかるとも 涙をたにも ととめてしかな
[限りある命に分かれても、せめて涙は留めていよう。
これは母である待賢門院への歌だといいます。院にとって母とは
どのような存在だったのでしょう][]」
(8)
「誓いをば ちひろの海に たとふなり 露もたのまば 数にいりなん
[千尋の誓いの海の前では、私の誓いなどものの数ではないことだろう][]」
(9)
「うたた寝は をきふく風に おどろけど 長き夢路ぞ さむるときなき
[外の雑音に驚きはしても、長い夢が醒めることはない。 絶望を前に
しなければ、こんな歌は詠めません][]」
(10)
「夢の世に なれこし契り 朽ちずして さめむ朝に あふこともがな
[夢のような世の中で交わした約束を、夢が覚める前(成仏する前)
に果たしたい。これは藤原俊成に宛てた遺言の歌だといいます。][]」