南山史跡めぐり記事、続けまーす。
上里グスク(糸満市)。
グスクの中に入るまでの道のりが、
藪にすっぽり覆われた空間になっていて、
一気に陽の光を遮断する。
薄暗い藪の中、
異空間に誘われているようでワクワク(゜∀゜)
↑これは帰りに撮ったので向こう側が出口。明るい。
↓上里グスクの入り口。正門跡。
そんなに大きくない
っていうか、結構幅は狭いです。
中に入っての平場。
主郭エリア。
朝鮮の「李朝実録」に、
南山王の温沙道(オンサド)が朝鮮にやって(亡命して)きて住んでいる
という記録があります。
温沙道は方言読みで「ウイサト」となることから
上里グスクの上里按司のことではないか
という説もあるようです。
(参「沖縄の城ものがたり」)
上里グスクは南山王の居城だった!?
…でも、温沙道は「ウフサト」とも読めることから
温沙道=承察度(大里)というのもあり、
こっちの説の方がメインっぽいので
やっぱり上里グスクとはあまり関係ないかな…?
大里って言ったらアレですよ。
島添大里按司の大里(およびその系列)。
でも今に残る石積みが立派です
基本、石の形が整っていない野面積みなんだけど、
でもやや整い始めている、
つまり、野面積みと布積みの過渡期にあたる石積では、
とのことでした。
な~るほど~
高さも結構ある。
3メートルとかくらい?
↓これは城壁の幅。
上から見たの図。
ちなみに上里グスクには隣接する山城グスクもあります。
石垣はつながっているっぽい。
イメージで言うと二世帯住宅?みたいな。
つながっているのに名前は別のグスク。
不思議な関係。
でもつながっているとはいえ高低差は結構あるようだったので
今回は行けませんでしたけど…。