読了しました~!イェ~!
「知れば知るほどおもしろい 琉球王朝のすべて」
(喜納大作・上里隆史著/河出書房新社)
約500年の琉球王国の時代の中でも、
1609年の薩摩侵攻以前の琉球を「古琉球」
それ以後の琉球を「近世琉球」と区分していますが、
(※王国成立前も古琉球にあたります)
この本は近世琉球に焦点を当てた本!
今みなさんが「沖縄の伝統文化・芸能」と聞いてイメージするものは
だいたいがこの近世琉球のもの!
そして、「テンペスト」がまさにこの時代!
っていうか、この本「テンペストガイドブック」と言ってもいいでしょう。
いえ、テンペストという単語や登場人物が出てくるわけではないのですが、
テンペストに出てくる「琉球王国のあれこれ」が
とにかく分かりやすく!!紹介されています。
(なんてったって著者の上里さんはドラマ・テンペストの時代考証担当ですし★
個人的にはテンペストツアーガイド研修とトークイベントで学んだことを色々思い出しました)
例えば、首里城の構造から、王府の組織、役職、身分や暮らしぶり、給料、
外交や宗教世界、ファッション、風俗、までまで。
文体も平易だし、1記事が短く区切られているので(だいたい1ページから2ページ)
とても読みやすい
目次を見て気になると所から読んでもいいし、
通読でも一気読みできちゃいます。
とりあえずテンペスト・トロイメライファンには必携の1冊ですね!
この本を読むことで、
テンペストやトロイメライの世界がより一層深く、
そしてリアルに、身近に感じられます!
テンペストファンなら気付く隠れ引用?もまた楽し(笑)
あ、以前記事にした暗シン御門、やっぱり向き逆だったか…。
もちろんテンペストファンじゃない方も、
近世琉球を知る入門書に最適です。
「沖縄県が独立した王国だったなんて知らなかった!」
っていうレベルの人から入れますから。
本日発売!
まずは目次だけでも見てみて下さい!
最後に、本文から衝撃の一説を紹介。
「親雲上」 は 「ばいきん」
その真相は本書にて(笑)!
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著者の一人、喜納サンはワタシが大笑いしたコラム、
「天然ボケ真鶴」を書いた専門家さんです。
ついでに言うと、実はグスカー男子の人物モデルは彼だったりします(笑)
(@琉球戦国列伝)