伊平屋旅での1番の目的は
野甫の海と屋蔵墓だったんだけど、
1番ショーゲキ!だったのは、
「クマヤ洞窟」でした。
島を北に向かって車を走らせていると、
突如現れた岩の塊。
むき出しの岩肌がワイルドな光景。
まるで沖縄ではないような。
階段をのぼっていくと…
行き止まり??
いやいや、小さな隙間がありました。
(ところで、左下の折れてる石柱が気になる…)
体の大きな人は諦めざるをえないほどの
人一人がやっと入るだけの小さな隙間。
そこを潜り抜けると…
なんじゃこりゃ~~~~!!
表からは想像もしてなかったほどの
広い広い空間がドーーン!!!
しかも、地面はさらさらの真砂!
聞くと、真正面にある浜から吹きあげられて
長い年月をかけて積もったものだとか。
*クマヤ洞窟*
天照大神(アマテラスオオミカミ)が隠れた天の岩戸伝説。
江戸時代の学者、藤井貞幹が
「天の岩戸はここだ」と発表。
以来、次々と学者や研究者が訪れ、
ついに昭和33年に史跡文化財に指定。
洞窟の中は高さ5メートル、
(※洞窟前の案内板には高さ10メートルとあり)
広さは200坪ほど。
洞窟の奥には石垣に囲まれた住居跡も残っているそう。
クマヤの由来は、
神がこの穴に籠っていたので
籠穴(クマヤ)と呼ぶようになった
とされています。
参/「いへや薬膳と旅のレシピ」(伊平屋村商工会)
確かに、そんな神話の舞台になってもおかしくないような
すごく不思議で、神秘的な空間でした。
天の岩戸伝説って
沖縄だったら知らない人もいるかな?
知らない人は例えば このサイトをどうぞ。
神話の世界も面白いよねー。
ま、天説云々はともかく、
この偉大な自然造形は一見の価値ありデス
写真では明るく見えますが、
洞窟の奥は天気のいい真昼でも闇の空間。
更に通路のようになっていて奥がありましたが、
さすがに行くのはやめておきました。
昔は手前に“勝手に建てられた”祭壇があったようですが
(※博物館の糾弾掲示物による)
撤去されたようでした。
入口の隙間を内側から撮ったの図。
これくらいの隙間。
穴を出ると、“現世”。
ふーっと深呼吸。
異空間を味わった伊平屋のクマヤ洞窟でした。