がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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天照大神in伊平屋島

2014年04月21日 | ・琉球史散策/神話・近代

伊平屋旅での1番の目的は
野甫の海屋蔵墓だったんだけど、

1番ショーゲキ!だったのは、
「クマヤ洞窟」でした。

島を北に向かって車を走らせていると、
突如現れた岩の塊。

むき出しの岩肌がワイルドな光景。

まるで沖縄ではないような。

階段をのぼっていくと…

行き止まり??

いやいや、小さな隙間がありました。
(ところで、左下の折れてる石柱が気になる…)

体の大きな人は諦めざるをえないほどの
人一人がやっと入るだけの小さな隙間。

そこを潜り抜けると…

なんじゃこりゃ~~~~!!

表からは想像もしてなかったほどの
広い広い空間がドーーン!!!

しかも、地面はさらさらの真砂!

聞くと、真正面にある浜から吹きあげられて
長い年月をかけて積もったものだとか。

*クマヤ洞窟*

天照大神(アマテラスオオミカミ)が隠れた天の岩戸伝説。

江戸時代の学者、藤井貞幹が
「天の岩戸はここだ」と発表。

以来、次々と学者や研究者が訪れ、
ついに昭和33年に史跡文化財に指定。

洞窟の中は高さ5メートル、
(※洞窟前の案内板には高さ10メートルとあり)
広さは200坪ほど。

洞窟の奥には石垣に囲まれた住居跡も残っているそう。

クマヤの由来は、
神がこの穴に籠っていたので
籠穴(クマヤ)と呼ぶようになった
とされています。

 

参/「いへや薬膳と旅のレシピ」(伊平屋村商工会)

確かに、そんな神話の舞台になってもおかしくないような
すごく不思議で、神秘的な空間でした。

天の岩戸伝説って
沖縄だったら知らない人もいるかな?

知らない人は例えば このサイトをどうぞ。

神話の世界も面白いよねー。

 

ま、天説云々はともかく、
この偉大な自然造形は一見の価値ありデス


写真では明るく見えますが、
洞窟の奥は天気のいい真昼でも闇の空間。

更に通路のようになっていて奥がありましたが、
さすがに行くのはやめておきました。

昔は手前に“勝手に建てられた”祭壇があったようですが
(※博物館の糾弾掲示物による)
撤去されたようでした。

入口の隙間を内側から撮ったの図。

これくらいの隙間。

穴を出ると、“現世”。

ふーっと深呼吸。

異空間を味わった伊平屋のクマヤ洞窟でした。

 


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