尚巴志の弟は4名いると言われていますが
(参/玉城村史・第一尚氏家系図)
今日は三男である弟くんについて。
彼の名前は平田大比屋といい、
尚巴志の三山統一の過程である
南山戦で無念の戦死をしています。
南山討伐と言えば
金の屏風と嘉手志川との交換により
南山王・他魯毎は自滅した
という伝承になっていますが、
実際には武力を持っての戦があり、
南山軍もそれなりに奮戦していたことが伺えます。
(過去記事、こっちもどうぞ)
彼の家系を途絶えさせないために
自分の長男である佐敷王子を
平田大比屋の養子に入れています。
その子孫が、
第二尚氏のクーデターの際、
尚巴志らの遺骨を天山稜から持ち出して
読谷に安置したアノ平田之子、
ということになります。
ちなみにこの弟くんが戦死するエピソードは
現代版組踊「翔べ!尚巴志」にも出ていました。
(「南山戦」を「北山戦」にアレンジしてはいましたが)
現代版組踊絵巻「鬼鷲」ではカットされていましたが
さて、今日再演される「鬼鷲」ではどうなるかな?
楽しみです(^^)
平田大比屋の墓、
以前、手前までは言ったけど雑草に阻まれて断念。
またリベンジしたいッス!
*おまけ*
奇しくも今日の「琉球史ゆる漫画」も
他魯毎と嘉手志川について♪