首里の桃原には
琉球最後の王、尚泰の4男である尚順の屋敷跡があります。
ただの住居としての屋敷だけではなく
農園があったことも特徴。
「桃原農園」と呼ばれていました。
さすがに当時の屋敷そのものはありませんが、
庭や樹木など、一部当時からのものを見ることができ、
イタリアンレストラン「ラ・フォンテ」として
営業されて…
いたのですが…
残念ながら、現在は閉店しています。
行こう行こうと思いつつ、
行くなら庭が見れる昼がいいよねー、
晴れてる時がいいよねー
と伸ばし伸ばしにしていたら…
まさかの閉店。
思い立ったら早めの行動が吉、ですね…。
お店の建物や敷地は壊されずにそのままなので、
また歴史に理解のあるオーナーさんが入ってくれたらいいなぁ。
(元)ラ・フォンテの入り口には
ちゃんと松山御殿跡の案内パネルがありました。
今はこの辺りは住宅地で
広大な農園としての面影はありません。
松山御殿跡前のバス停には
「松山御殿」と書かれたベンチが(笑)
ピカピカだったので最近置かれたものなのかなー。
+ + +
松山御殿、それから尚順に関しては
本もいくつか出ているので参考までに。
■「松山御殿の日々・尚順の娘・茂子の回想録」
(知名茂子著 尚弘子監修/ボーダーインク)
■「松山御殿物語」
(松山御殿物語刊行会/ボーダーインク)
■「松山王子尚順全文集」
(尚順著 金子豊編/榕樹書林)