がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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尚泰王の四男、尚順の屋敷跡

2018年10月28日 | ・琉球史散策/神話・近代

首里の桃原には
琉球最後の王、尚泰の4男である尚順の屋敷跡があります。

ただの住居としての屋敷だけではなく
農園があったことも特徴。

「桃原農園」と呼ばれていました。

 

 

さすがに当時の屋敷そのものはありませんが、
庭や樹木など、一部当時からのものを見ることができ、
イタリアンレストラン「ラ・フォンテ」として

営業されて…

 

いたのですが…

 

残念ながら、現在は閉店しています。

 

行こう行こうと思いつつ、
行くなら庭が見れる昼がいいよねー、
晴れてる時がいいよねー

と伸ばし伸ばしにしていたら…
まさかの閉店。

 

思い立ったら早めの行動が吉、ですね…。

 

お店の建物や敷地は壊されずにそのままなので、
また歴史に理解のあるオーナーさんが入ってくれたらいいなぁ。

 

 

(元)ラ・フォンテの入り口には
ちゃんと松山御殿跡の案内パネルがありました。

今はこの辺りは住宅地で
広大な農園としての面影はありません。

 

 

松山御殿跡前のバス停には
「松山御殿」と書かれたベンチが(笑)

ピカピカだったので最近置かれたものなのかなー。

 

+ + +

 

松山御殿、それから尚順に関しては
本もいくつか出ているので参考までに。

 

■「松山御殿の日々・尚順の娘・茂子の回想録」
(知名茂子著 尚弘子監修/ボーダーインク)

 

■「松山御殿物語」
松山御殿物語刊行会/ボーダーインク)

 

■「松山王子尚順全文集」
(尚順著 金子豊編/榕樹書林) 


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