がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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沖展入選しました☆

2009年02月04日 | ・染め・デザイン制作

 

以前もご紹介した、肝高の阿麻和利紅型の2枚目。
(1枚目と同型で配色が違う)

このたび、沖展のグラフィックデザイン部門で入選することができ、
展示されることが決定いたしました~ヽ(*´∀`)ノ

沖展とは、沖縄県最大の美術・書道展のことで、
沖縄県内のプロ~アマまでが一同に集います。
歴史ももう61回目でだいぶある。
(他県にも似たような大規模な美術展ってありません?県展みたいな)

美術の中でも、絵画、彫刻、版画、工芸(ガラス・陶芸・染め・織り・漆器)、
写真、グラフィックデザインと多彩。

展示会も市民体育館とその周辺を貸しきって行われ見ごたえも抜群。


私の↑は紅型で、染めなのですが、工芸部門ではなくあえてグラフィックデザイン部門の
『紅型イラストレーション-肝高の阿麻和利-』として出品。

正統派紅型が並ぶ工芸部門ではど~考えても歯が立たないッスよ(ノ_-;)


沖展は小さいころからずっと親につれられたりしてほぼ毎回行っていましたが
出品するのは実は初めて。

サイズもB2で規格の最小サイズなんだったんだけど、
まぁ~、出品料の7000円が無駄にならなくてよかったです(・∀・)

ちゃんとパネル貼りして、赤い額をつけたので
↑の写真ともちょっと見栄えも変わるかも☆
(あ、ちなみに以前記事に書いた、阿麻和利君の白目部分修正しました)


もし、機会のあるかたがいれば見てやってくださいm(_ _)m





ところで、↑の元になった肝高の阿麻和利の卒業公演。
2デイズ、4公演がすべてチケット完売したとか!
3週間前なのにすごいです!
※ちなみに沖縄人はのんびりやさんなので前売りを早めに買ったり、
早めに申し込みをする、という習慣があまりない(笑)
当日とびこみでってことも多いので、3週間前全公演完売はものすごいです。


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【追記】

第61回沖展は3月22日~4月5日の15日間
浦添市民体育館
入場料…あります…。
もしご自宅で沖縄タイムスを取っていらっしゃれば
販売店に問い合わせて見てください。
運がよければ招待券をもらえる…かも! 
←私たちはだいたいそれ(笑)

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コメント (7)
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史実とフィクション

2009年02月03日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

ショクバのほうの桜にはもう若葉が見えてきました。

自宅のほうの桜はこれからって感じなんだけど。

沖縄の桜は北から南へ向かって咲いていくので、
名護(本当北部)での桜祭りはもう終わっちゃいました(^-^;)


さてー、沖縄歴史検定、勝手に略して沖歴検。

有言実行。
申し込みして入金も済ませました♪

ちゃんと勉強もしてますよ(^-^)

ちょうど教科書の王国末期部分を読んでいて、
おお~、『テンペスト』と繋がる繋がるぅ~(笑)。

ああ、この事件は事実だったんだ、とか、
この事件にはこういう背景があったのか、こんな結果があったのか、こんな人物がいたのか、
と史実を知ることでテンペスト(フィクション)が楽しくなります。

『風光る』とか『おーい!竜馬』とかもそうだけど、
歴史もののフィクション漫画や小説って、
うま~く史実を組み込んで、だけどフィクションの部分も織り交ぜて、
だから面白いんですよね~。

どこからどこまでが史実でどこがフィクションなのかわからない、
だから面白い。
絶対フィクション!と思ってたら史実だったりすることもあるし。
後で史実を調べてみる、という楽しみもあったりしてね。

で、史実を勉強して踏まえた上で、またフィクションを楽しむ、と。


ああ、またテンペスト読みたくなってきた(笑)
でも今ショクバの人に貸し出し中…。


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琉球王家御用菓子

2009年02月03日 | ・琉球歴史/文化風景



差し入れでいただいた、沖縄の伝統的なお菓子、

鶏卵糕(ちいるんこう)

です。

説明書きによると、

蒸カステラデ落花生、桔餅ヲ小切ニシテ混ゼ蒸シタル品デ
祝祭用ニ供セラル


私も初めて食べました!

蒸しケーキとスポンジケーキの間って感じ。
自然で、控えめな甘さで、うん。なかなかおいしい♪

また、このお店(新垣菓子店)は琉球王家にも献上していたという老舗らしく
初代新垣さんは1833年、首里城大美御殿(大奥)の料理人で、
冊封使にも琉球料理、菓子を献上した人なのだとか。

とりあえず、歴史あるすごい、ということ。



ちなみに、琉球菓子といえば「ちんすこう」「サーターアンダギー」が有名。
ちんすこうは沖縄の駄菓子屋さんにも必ずあるし。

そのほかにも、花ボール、くんぺん、タンナファクルー、の饅頭(のぉまんじゅう)とかあります。


『テンペスト』にもこのような琉球菓子が1つのキーモチーフ的に
次々と出てくるので、テンペスト読んでから食べると尚おいしい(*^-^*)

是非沖縄に来た際にはチャレンジしてみてください♪


ところで、テンペスト、ショクバの人たちに伝染拡大中( ̄ー ̄)
むふふ。


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横浜、ゲット★

2009年02月02日 | ・手ぬぐいコレクション
みそおでんさんとこのブログで最初見て、
その次に確かLeeさんとこのブログで見て、
やっぱりいいなぁ~、ほしいな~と思っていた手ぬぐい。

Leeさんからのコメントアドバイスで
ヤフオクを覗いてみたら、…ありました!!

しかも600円でゲット。

送料(メール便で80円)、振り込み手数料とか入れても合計1000円くらい。

ヤフオクを利用するのは2回目だけど、
手ぬぐいを買ったのは初めてでした。

いい買い物しました♪


波がねー、かっこいいの。
いい資料になるわ♪



ところで、手ぬぐいを送るための送料ってメール便とかだと80円~160円で十分だろうに、
どうして800円(沖縄離島値段)とか設定しているトコロがあるんですかね(`ヘ´)
コメント (2)
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町家から桜吹雪

2009年02月01日 | ・手ぬぐいコレクション
今日見に行った卒展会場のある、とあるデパートの呉服売り場で購入。
(手ぬぐいの名前がわからないので勝手に命名)

以前紹介した、パレットと筆の手ぬぐいと同じメーカー「ほっこり工房」で、
その手ぬぐいも置いていた!(びっくり★)


「パレットと筆」が注染だったからこれもそうだろう、と油断してました…(T_T)

布が若干薄めなので桜や柵の部分では気づきにくかったのですが、
下の犬矢来(いぬやらい)の茶ベタの部分で注染じゃないことが発覚。

もちろん、購入した後で気づきましたよ…(ノдT)


まーいーかー。


しかも、下の部分、犬矢来って広げてみて写真撮ろうとファインダー覗いたときに気づきました(^-^;)

最初、ただの戸板の木目かと…。
その割にはいやに木目が自己主張してるなぁと思ってました。

犬矢来=京都町家!


あれっ。
でもこの構図じゃ、家の中に桜吹雪になってるわ(・∀・;)


……

まーいーかー。

細かいとこは気にせんどこう。

きっとこれは首巻きとかにしてもイケル。
茶色のライン(柵)が抽象的な文様に見えて
ワンポイント的にちりばめられた花びらが効果的になるはず。




蛇足。

今日、以前手作りした三つ巴消しゴムはんこ手ぬぐいを首に巻いていた。
手ぬぐいを物色してたらこの呉服屋の店員さんが
「これも手ぬぐいですか?」「素敵な柄ですね」と褒めてくれました(^-^)
消しゴムはんこで手作りしました、と告げるとすごいノッてくれて(笑)

なんでも、半襟にするのがほしかったんだけど思うような気の利いたものが見つからなくて
作ろうと思っていたところだったらしい。
だけど、染めるのとかステンシルみたいに型を作るのは難しいし…と思っていて
消しゴムはんこという手もあるのね!なるほど!
とすごい喜んでくれました(笑)
コメント (5)
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そめおり展

2009年02月01日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

肝高の阿麻和利、ダンスフェスティバル、そして今日はマワシ高校とシュリ高校の卒展へ!

3日連続で沖縄中高校生の活躍を鑑賞。


マワシ高校はクリエイティブアーツコースという科があって特に写真が有名。
写真の全国大会で何度も上位賞をかっさらっている。

もうひとつのシュリ高校は沖縄で唯一、染織デザイン科があって、
染め(もちろん紅型が主)・織りを専門的に学んでいる。

(ちなみに、両方とも私の母校ではない。シュリ高の隣ではあるけれど(笑))

特にシュリ校の染織科はすごい本格的!
織りもちゃんと糸染めも自分でして機織で織るのだ。

3年間で伝統と基礎がしっかりたたきこまれているのがわかる。

でも、高校生らしい斬新なデザインや、
それから横幅10メートルもある紅型壁画もかなり圧倒的。

私も今からでももう一度高校生になって、シュリ高染織科で一から学びたいくらいです。

 
 



私の高校生時代のときより、デザインやCGなどいわゆる「美術」に特化した
科やコースを新設した高校がだいぶ増えたけど、
いろいろな学校の卒展を見ててもまだまだ基礎力が圧倒的に足りない作品が多い。

高校生だから基礎力が足りないのは当然ではあるけれど、
そういった基礎勉強に費やした時間、描いた枚数が圧倒的にたりないというか、
自分の趣味の世界だけで満足して縮こまっているっていうのかな。
デッサンとか平面構成とか、たしかに面白いものではないかもしれないけど
でもそれをしっかりまじめにコツコツがんばってきた人と、
避けたりないがしろにしてきた人の作品は見てもわかるよ…(ノ_-;)
この人が高校3年間をどう過ごしたかって作品にでるよね。すごく。

その点、シュリ高の卒展は安心してみていられる。
(それと、カイホウ高校の芸術科美術コース)


科としての伝統の強さもあるかもしれないナ。



ともあれ、

ガンバレ、沖縄の高校生!
キミタチの活躍を祈る!!


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