パッション120%

さあさあさあ!!
今日も全開で・・・
パッショネイトにイカねーと♪♪

金沢21世紀美術館と、ただのプール

2018-02-06 19:28:39 | アート
ついについに行ってきました。
金沢21世紀美術館

雑誌やネットで見たり聞いたりするたびに
「あぁ、いつか行きたいな」
と、思っていた憧れの場所。

取り上げられる度に見るのは
プールの中に入ることのできる作品

「スイミング・プール」


展示休止中!!!

なんだと・・・
これがメインのメインだってのに
中には入れないだと・・・

上からは見ることができるのだが
これじゃあ、ただのプールじゃないか

ただのプールに人々は群がり
意味もなくスマホのシャッターを切る
(私もその一人・・・)




まあまあまあ、
企画展もあるじゃないか
メインのプールをお休みさせているぐらいだから
この企画展はそーとーなもんだろうぜ
プールの水も吹き飛ぶぐらいの衝撃があるんだろうぜ



ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー

高度な音響・メディア技術と独創的な造形を駆使して
「聞く」「見る」といった複合的な知覚経験を伴う独特な世界を創り出します。


なんとも期待に胸膨らむような説明ではないか!

いざ、参られん!!

・・・・・・

まあ、確かに独創的な世界観ではあった
高度な音響でもあるような気がした
しかしだ
どれも陰鬱な空気感が漂っていた

レコードが何枚も一斉に音を出し、怪しい空間を作る作品
メリーゴーランドの動物にラッパや楽器が無理矢理つけられ、延々と回っている作品
車の中で何体もの操り人形が躍る作品

この世界観の中に一日浸っているであろう監視員さん
気分がヘンにならないだろうか
そんなことが心配になってしまうような世界観だった・・・


どんよりと、気持ちわるさを引きずりつつ美術館を後にした

カーソルのある風景

2018-02-01 20:32:44 | アート

東京藝術大学 卒業作品展


ひょんなことで行く機会をいただきました。

あるよあるよ
100点以上、全部見れてない・・・
途中でおなかいっぱいだよ。
噛み切れない、咀嚼できない作品多数(苦笑)

そもそもね
こうも多種多様な作品たちに触れると

「アートってなんだ?」
という問題定義が
内側から湧き上がってきてしまう・・・
(それは今回、脇に置いておいて)


そんな中


2.5次元の触覚

カーソルだよね。
マウスで右や左や上や下へと動いてくれるやつ。
ちっちゃいけど、けっこう働きものなやつ。

パソコンから抜け出してきた。
というよりも
パソコンから引っ張り出してきた?
しかも、だいぶBIGになってます。

なんと4メートル

存在感ハンパないし
モチーフ分かりやすい
ほとんどの人が見たことあるよね、このマーク

パソコン上では小指の先にも満たない大きさのものが
現実世界に4メートルで出現する。
インパクトたっぷりだわ。

シンプルでわかりやすいモチーフ
考え込む必要もほとんどなく
ある程度の理解は誰もができるだろう
カーソルという物体も現代人になじみ深いもの
親近感さえ持てるかもしれない。

ただ、設置場所がザンネンではある。
このカーソルがひらけた場所に設置されれば
そこは遠くからみれば
パソコンの画面のように見えるだろう。
現実の風景がパソコンの壁紙となり
カーソルが存在している。
写真で切り取ってしまえば
そう見えるのではないだろうか。

風景と一体になることで
成立する作品なのかもしれない。


たぶんカーソルを使った作品は
すでに世の中にあるのではないだろうか。
ピアスやアクセサリーとして
文具用品やマグネットなど
それぐらいは誰でも考え付きそうだ。
ただ
このスケールで考える人はいなかったのだろうね。


ごちゃごちゃ考えるよりも
「わーすごい!!」と、シンプルにかんじれる作品。

サドルさん

2017-12-28 07:33:45 | アート

サドルのある日常

切り取ってしまうと
いまいち伝わらない。
ホンマにサイコーやったんやけどなぁ・・・

正直なところ
もっと引いて撮って
右のカーブミラーが写っていると
なお良かったんだが・・・
そこまで引くと
サドルだか何だかわからなくなってしまう。

毎週のように自転車で通る道
思いっきりの日常
そこに突如出現したサドル
他に何もなく
そこに当たり前のように鎮座していた
5年前からの定位置のように

スッと自転車で通りすぎた
「あ、サドルだな」と
認識して数秒経った後
「!!!!」サドルじゃん!
と、引き返して確認してしまった。

いつもの通りに
当たり前のように置いてあるサドル
自然さと不自然さの同居
なんとも形容しがたい感覚が湧き上がった。


そして考える
このサドルを失った自転車のことを・・・

ずっと立ちこぎで乗っているのかな
けっこう筋トレになりそうだな
気を緩めて、座りそうになったら
おしりがかなり危険だよな
もしかしたら
お約束のブロッコリーが
代わりにささっているのかもな・・・


そして
次の週に通った時には
サドルはそこにはいなかった・・・

驚異の超絶技巧

2017-11-29 11:30:40 | アート

驚異の超絶技巧
明治工芸から現代アートへ
三井記念美術館


まず驚く
作品の緻密さ、細密さに

ヘタな知識を持ち合わせていなくても
見るだけで驚きと感動が味わえる
圧倒的な作品群



南國珍果

決して写真ではない
ましてや、絵画でもない
なんと、牙から掘り出されている
本物以上なホンモノさをまとっている

他にも胡瓜であったり
柿であったりと
形や質感、あでやかさ
作り物とは思えない作品だ


自在蛇骨格

これも写真ではない
なんと、銅や銀、真鍮を使った作品
そして、動く
関節一つ一つが動く
どれだけ細かく、どれぐらい集中していたのだろうか
執念のようなものさえかんじてしまう
そして
畏敬の念すら抱くようになった・・・

鱗が一枚一枚、別々に作られた魚の作品
「職人」なんて言葉が、空々しいほどに
恐るべき作品の完成度だった
何よりもその魚が動くのだから
うねるように泳ぐように動くのだから

昆虫もあり鶴も烏もあり

今でいう可動フィギュアだよな・・・


動物や昆虫などの立体物の作品は
作りたくなる気持ちは理解できる。
しかしだ
野菜や果物を、実物のように造形する
それには、なんとも理解が及ばない
見る分には美しいのだか・・・

江戸の琳派芸術

2017-11-08 15:48:15 | アート

江戸の琳派芸術
出光美術館


八ツ橋図屏風
酒井抱一

部分的に切り取ったものだと
この作品の本来感じられるものが
1割も伝わらない気がする
横に広い屏風
「余白」が至る所におかれている
「間」と表現してもいいのだろうか

下地は金箔
毒々しさや嫌味さは伝わってこない
煌びやかという表現も似つかわしくない
トーンダウンした黄金色
不思議にもカキツバタが
違和感なくはまり込んでいる


描かないことで
描かれているものを引き立たせている
引き算なのだろうか

今回は酒井抱一にフォーカスされていた気がする
抱一の作品の展示が多く目についた



十二カ月花鳥図貼付屏風 十一月

花や鳥を組み合わせて、月ごとの情緒を表す
実際の絵の鳥の躍動感は見事
大迫力なわけではない
小さな雀のような鳥も描かれているが
小さな鳥の方が、今にも羽ばたかんばかりの描かれ方をしている。

この作品も部分的に切り取ったところで
作品全体の魅力は全く伝わらない。


屏風絵を見る機会は、今まで何度かあったのだが
「余白」「空間」を意識して鑑賞したのははじめてである。
「間」を作ること、実生活でも活用できる部分がありそうだ!


決して、マヌケにはならぬように・・・

ハロウィン用指輪 ジャック・ヘッド・リング

2017-10-17 11:09:59 | アート

ナイトメア・ビフォア・クリスマス
ジャック・ヘッド・リング


ハロウィンにピッタリ
仮装しようとしているけど
指がちょっと寂しいかもな、
なんて思っている人必見!!

ちょっと不気味で
けっこうかわいい

ハロウィンタウンの王様
ジャックの顔型指輪

200円

完成度はかなり高い
で・・・
全部ほしくなった♡




10回ぐらいチャレンジしたけど
全種類そろわず・・・
ちょっと悔しい思いで
後ろ髪を引かれながら、立ち去っていった


そして、
約一ヶ月ぐらい経ってから
またそこに行ったら残っていた

まさかの売れてないかんじなのかな・・・?
けっこうかわいいと思うんだけど

あと1種類でコンプリート
でも、確率的には
同じものがでる方が圧倒的に高い
だけどね、
そこはチャレンジしちゃうよね

コインを二枚入れ
ハンドルを回す!
回す!!!
あれ、回らない・・・
コインは戻ってきたので問題ないけど
故障しているのかな?

ここまで来たのだから、後には引き返せない
店員さんを呼びにいく
「ちょっと待っていてください」と言われ、
ガチャガチャの前で待つ男1人
(けっこう怪しい人に見られるのかも)

だが、そこで考える
これって?もしかしたら??
やらない方がいいぞ、という啓示なのかも・・・
でも、スタッフさん呼んじゃってるし・・・

頭の中での葛藤が続いているうちに
スタッフさん到着
やっぱりガチャのハンドルは回らない
「中から好きなの取っていいですよ!!」
サラッと店員さんは言った

「マジですか!!!!」

その瞬間
パッションの目はキラキラ輝いていたはずだ
少女漫画の瞳に負けないぐらいの輝きだっただろう
そして
マシンの中に手を入れて、
プラスチックのボールの中身を確認する
何度も何度も確認する
(恍惚の笑み)

そして無事にゲット!!
実は、一番ノーマルな顔



スタッフさんに何度もお礼♡
(世の中、捨てたもんじゃないねぇ)





圧巻でちょっと不気味なジャックタワー

でもね
6個あるけど
パッションは指の関節が太い方なので
小指にしか装着できません・・・

夢の散策者

2017-10-10 22:10:29 | アート

駒井 哲郎


現実を現実として捉えられないということは
足元の不安定さがあるのではないだろうか
精神的にも安定するとは考えにくい
その不安定さを作品に落とし込む
吐け口として機能する芸術表現


寝ている間に見る夢は
輪郭がぼんやりしていることがほとんどだろう
それが起きて活動している世界に侵食してくる
侵食というより曖昧になるのだろうか
薄れゆく境界線
夢と現実の間に引かれた線が滲みだし
背景に溶け込んでいってしまう

現実感を伴わない現実
夢の中に立ち現れる現実感

区別する必要があるのか
どうなのだろうか
夢は夢でなければならぬのか
現実は現実でなくてはならぬのか
狭間をたゆとう者がいてもいいのではないか





散策者ということは
感覚的には現実よりも夢の方が
色濃く映っているのだろうか


正気と狂気の間で揺れ動くのも
芸術家としてはままあることなのだろう

遠藤利克展ー聖性の考古学

2017-08-14 23:41:18 | アート

遠藤利克展ー聖性の考古学
埼玉県立近代美術館

作品数は12点のみ

どれも巨大
どれも黒い
どれも丸い



安定している
佇んでいる
どこか落ち着く気さえする

鼻を近づければ炭の匂いが漂ってくる

これは何だ?
と、問われても
私には答えようがない
「焦げた丸い木」
そんな平板な言葉しか
発することができない


作品の一つ
高さは3メートル以上
直径も1メートル以上あるだろう
巨大な円柱
焦げて表面が炭化した状態の円柱が
それが立ち並ぶ薄暗い空間
中央が開けた空間になるように
真っ黒な円柱が立ち並ぶ
その中央のスペースに立つ
不思議と落ち着く
守られているような
静謐な空間が出来上がっている




この作品は
長さが10m以上もある

作品の核になっているものは
木・火・水

人間が存在する遥か昔から地球にあるもの
それを使い表現している

そんなそれらしいことを言ってみるものの
それ以上の言葉は出てこない


もっともっともっと
深淵なる作り手の考えや想いがあるのだろう・・・

くり返し使える「くす玉」

2017-05-30 21:37:04 | アート

くり返し使えるくす玉

パーティーやら記念式典やら
お祝い行事に登場するアレですよ

パカッと開いて、ダーッと出てくるアレですよ
それを、エンドレスにできるオモチャ!

あたし、くす玉割ったことないけどね

夢みたいじゃない♪

お祝い、サプライズに大活躍
って、書いてあるし
この写真だと、商品もしっかりしてそう

ちゃらおんじなんてガチャしてる場合じゃないわ!

しかも、みどり色があるじゃな!!!


みどり

2回目で、見事みどり色ゲット

でもね、

でもね・・・・・・・・


だいぶショボい

くす玉割ったった~
っていう、達成感は皆無
開き方もなし崩し的
しかも
中の垂れ幕的なのは
たたまれた、紙だし
紙でっせ、せめて布にしてよね


ピンクもこれまたショボい

しかもね
ピンクちゃんと閉まらないのよ
くす玉的な役割なんて
全く果たしてくれてない
さすが200円


くっそう
ちゃらおんじにすればよかった・・・


青梅と昭和と猫パロディーと

2017-05-20 21:42:19 | アート

赤塚不二夫の博物館がある青梅


猫はつらいよ

いやいや
ニンゲンもけっこうつらいのかもよ?


ニャジラ

これタイトル入れるなら
ゴジラVSニャジラ
じゃね?


用心棒猫

一船猫郎ですか?


ニャーン

「ニャーン、カムバック!」
って、わたし原作知りませんが・・・


メトロポリス

あれ
ニャトロポリスになってないな


怪猫二十面相

その面の下の顏は!?
って、もう、なんでもアリだな


ニャーマの休日

タイトルなしの絵だけだったら
なんだかわからんよ・・・


バス停留所

こんな官能的な停留所が・・・
と、思ったら
ちゃんとネコいるね


にゃにゃまがり

小道に入る前にあった看板
しかし
猫は見当たらなかった
オシッコのにおいはあった・・・
にゃにゃまがりよりも
はなまがりじゃないのか・・・



青梅はなぜに猫なのか?
10分ぐらい歩き回っただけなので
その謎は解決されないままだ

今度はゆっくり訪れたい