その日は、夕方から仕事が立て込んでいて
食事をとる時間を作れなかった。
終わったのは日付が変わる30分前
仕事の途中で空腹をかんじ
「終わったら、何を食べようか・・・」
という思考で頭が埋め尽くされる瞬間もあった。
「よし、ラーメンだ」
と、心の中で決めた。
鉄のような固い意志でラーメンを食べることを決める。
浮気は許されない。
帰り道の途中
駅前にバイクを停めて、ラーメン屋さんを探し回る。
滅多に来ない駅。
さらに、時間は夜12時を回っている。
ラーメン屋さんを見つけれど
どこもシャッターが降りてしまっている。
鉄のように固い意志に
少しの亀裂が入りはじめる・・・
と・・・
2軒、営業中のお店を発見する。
気分はこってりだ。
とんこつラーメンのお店の方に
迷わず足を進める。
はじめて入るお店だ。
ヘタなことは考えず
お店の名前を冠したイチオシを選択
真夜中でも、元気たっぷりの店員さんが2人
もうちょっと、声のトーンを落としてもいいのでは・・・
と、思ってしまうぐらいに元気のいい声だ。
空腹であれば、基本的になんでもうまい
空腹時に「マズい」とかんじるものは
私の中では救いようのないものだ。
スープから飲んで、少しばかりの味の濃さはかんじたが
まあ、気に留めずに完食した。
奇をてらったかんじもなく
よくあるとんこつラーメンなかんじだった。
店を出て歩きだす。
まあまあ、おなかはいっぱいだ。
「で、どんなラーメンだったっけ?」
ほんの1分前まで食べていたもの
振り返ったら、何も出てこない・・・
「あ、ちょっとしょっぱかったな」
それ以外、驚くほどに印象が残っていない。
刺さるものがないラーメン
それは本当か?
食べる側に問題があったのでは?
私の感じ方がおかしいのでは?
そんな考えまで巡らせてしまったのだが
ここまで印象に残らなかったラーメンは
今まで出会ったことがないかもしれない。
マズいなら、それはそれで残る
うまいなら、もちろん残る
どっちでもない
後に残らないラーメン
これはこれで
作るのが神がかり的なのかもしれない・・・
食事をとる時間を作れなかった。
終わったのは日付が変わる30分前
仕事の途中で空腹をかんじ
「終わったら、何を食べようか・・・」
という思考で頭が埋め尽くされる瞬間もあった。
「よし、ラーメンだ」
と、心の中で決めた。
鉄のような固い意志でラーメンを食べることを決める。
浮気は許されない。
帰り道の途中
駅前にバイクを停めて、ラーメン屋さんを探し回る。
滅多に来ない駅。
さらに、時間は夜12時を回っている。
ラーメン屋さんを見つけれど
どこもシャッターが降りてしまっている。
鉄のように固い意志に
少しの亀裂が入りはじめる・・・
と・・・
2軒、営業中のお店を発見する。
気分はこってりだ。
とんこつラーメンのお店の方に
迷わず足を進める。
はじめて入るお店だ。
ヘタなことは考えず
お店の名前を冠したイチオシを選択
真夜中でも、元気たっぷりの店員さんが2人
もうちょっと、声のトーンを落としてもいいのでは・・・
と、思ってしまうぐらいに元気のいい声だ。
空腹であれば、基本的になんでもうまい
空腹時に「マズい」とかんじるものは
私の中では救いようのないものだ。
スープから飲んで、少しばかりの味の濃さはかんじたが
まあ、気に留めずに完食した。
奇をてらったかんじもなく
よくあるとんこつラーメンなかんじだった。
店を出て歩きだす。
まあまあ、おなかはいっぱいだ。
「で、どんなラーメンだったっけ?」
ほんの1分前まで食べていたもの
振り返ったら、何も出てこない・・・
「あ、ちょっとしょっぱかったな」
それ以外、驚くほどに印象が残っていない。
刺さるものがないラーメン
それは本当か?
食べる側に問題があったのでは?
私の感じ方がおかしいのでは?
そんな考えまで巡らせてしまったのだが
ここまで印象に残らなかったラーメンは
今まで出会ったことがないかもしれない。
マズいなら、それはそれで残る
うまいなら、もちろん残る
どっちでもない
後に残らないラーメン
これはこれで
作るのが神がかり的なのかもしれない・・・