パッション120%

さあさあさあ!!
今日も全開で・・・
パッショネイトにイカねーと♪♪

タイトルに囚われないこと(または無謀なる試み)

2017-01-28 10:36:56 | アート


3次元のイメージを2次元に落とし込み表現する手法
キュビスム

作品を鑑賞する側も
多角的に見ることができる

描く側は多角的に描く
見る側も多角的に見る

そこに交流が生まれているようにかんじる

その行為において
障壁となるものが「題名」だ

画家が意図する思いが込められている
そのタイトルを知ることにより
視点が固定されてしまう場合がある
そうなってしまうと
見る側の多角的に見るという行為は
限りなく困難になる




題名を知らずに、この作品を見る
何を描いているのか?
題名は何なのか?
人か?物体か?

想像はどんどん広がっていく


「帽子をかむった男(歩く女)」

これが作品のタイトルだ
私は、タイトルを見て帽子の男を探した
見つけたときには
閃きにも似たような脳の感覚を味わった
(残念ながら、歩く女は見つかっていない)



「まひるの顔」

岡本太郎

ダブルイメージが存在する作品だ
二つの違った見え方をするのはわかるだろうか



壁にかけられた作品を睨み付け
何が描かれているのを観察し
自信を持って見つけ出したタイトル
それを画家のタイトルと照らし合わせる
「静物」
だったりする

この肩透かし感も、なんだか気持ちがいい

日本におけるキュビスム

2017-01-26 21:48:37 | アート

日本におけるキュビスム

埼玉県立近代美術館

作品総数160点
この美術館で、ここまで多くの作品を集めた企画展はあったのだろうか・・・
通いはじめて5年以上になるが、
そう感じさせるボリューム満点の企画展だった。
画家の名前の羅列だけでも、その雰囲気が伝わってくるだろう。

<キュビスム>
語源は「キューブ」から
「立方体」すなわち、描くものを多角的に観察し
立体的なイメージを作り上げる。
その三次元のイメージを二次元の画面に表現する試み。
それまでの視点が固定された絵画とは、全く異なった手法だった。


まあ、平たく言ってしまうと
「なんのこっちゃ、わからん絵」
が、たくさん並べられてた。

カクカクしてたり、
けばけばしてたり、
交ざりあったり、
あっちむいてホイしてたり、
タリタリタリ・・・


美術に詳しいわけでもないし、
まして美術史なんて知っているわけもない。
だが、
ピカソという芸術家の影響力だけは、
今回の企画展だけでも、強烈に感じ取れる。

日本では「ピカソ風」な作品が流行ったそうだ。

岡本太郎もそうだ。
「ピカソを越える」
そう言っている映像を見た事がる。


キュビスムという絵画手法
楽しみ方も多くあるのだと実感できた企画展