スカーレット・ヨハンソン
監督 リュック・ベッソン
人間の脳は10%しか機能していない。
それがもっと機能していくと、どうなっていくのか。
テーマとしては、突飛なものではないように思う。
身近も身近、常に人間の頭の中にある脳のことについてだ。
その可能性を、リュック・ベッソンの手腕により映像化した映画。
女子大生のルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、
ひょんなきっかけにより、青色の薬を服用(?)することとなる。
その作用により、脳がどんどん活性化していく。
脳機能が高まっていくにつれ、人間性はどんどん消失していく。
ルーシーの脳は覚醒率100%にたどり着くことができるのか・・・
脳科学者のモーガン・フリーマンがルーシーのサポート役となる。
最初はガタガタと震えていたルーシーが、
次第に表情が薄れ、人間味も薄れていく、その演技には注目!
カーアクション、バトルアクション、ガンアクション
そして、映像美もふんだんに盛り込まれている。
目まぐるしいまでの映像の量、
加えて話の展開の早さも尋常ではない。
しかし、作品に追いつけない苦しさは感じられなかった。
上映時間 89分
映画の中では短い部類に入るのではないだろうか。
観終わって、作品が短く感じることはなかった。
それだけ映像の量が多かったのだろう。
自然の映像美はグラン・ブルーから
カーアクションはTAXiやトランスポーターから
リュック・ベッソンを丸ごと堪能できる作品といえそうだ!