カウンター越しで前にいる女性店員に
「注文お願いします」と声をかけた。
・・・・・・
彼女は、声をかける前とまったく変わらずに、
フライヤーの機械の方を向いたままだ。
まったく耳に入っていなかったのだろうか?
自分から相手の距離は多めにみても3m半
蚊の鳴くような声でなく、しっかり届くように発声した。
自分の存在自体が無視されたような感覚になった。
透明人間になって、誰からも気づかれなくなるのってこんな気持ちなのかな…
見事なまでに、その女性店員は声をかける前も後も
まったく動きに変化はない。
本当に聞こえていなかったのかもしれない、と自分が考えて込んでしまうぐらいに。
悩み考え込んでみたものの、オーダーしに来たのだから、
このままおめおめと引き下がるわけにはいかない。
ありったけの勇気を振り絞って、もう一度声をかける。
初恋のあの子に声をかける時にだって、味わっていなかった気持ちだ…
「少々お待ちください」と、顔色ひとつ変えずに店員は言った。
彼女はまったく急ぎの用事をこなしているようには見えない。
目の前にいるのだから、彼女がオーダーをとってくれてもいいように思った…
再び考え込んでいると、店の奥の方から責任者らしき男性店員がやってきた。
「ご注文をおうかがいします」と一言。
その店員に彼女は耳が悪いのかどうか聞いてみたが、
どうも耳が悪いわけではないらしい。
その次に彼は「担当するポジションが違いますので…」と弁明を加えた。
もっともらしい理由だが、それはそっちの事情である。
スタッフはスタッフ。
お客側から見て、どこのポジションを担当しているかなど知ったことではない。
店側の都合をお客に押し付けているだけのことだろう。
確かに、慣れないスタッフならば仕方がないことだ。
それならば「別の担当の者がおうかがいします」と一言付け加えるようにしておけばいい。
そんなことも店側として、できないものなのか?
店側の教育以前の問題とも思える。
店のスタッフとして働いているのに、お客さんがきてしらんぷりしているわけで、
「いらっしゃいませ」ぐらいは、どんなに仕事ができない人だって言えるだろうに。
責任者らしき人からの弁明。
これが店側の考えとしているのなら、どうしようもない。
そしてスタッフ個々の力量。
今回の出来事は、その両面が最高に悪い状態で合わさった結果だろう。
と、毒を吐きまくってみたものの、
ここから学べたものとしては
無視をされるとここまで気持ちが痛むこと
そして
普段、自分の都合ばかりをまわりに押し付けてはいないか
この二つのことが、自分への事として返ってきたことだ。
自分が反応した出来事に、自分の問題点が隠されているのだろう。
日常に課題は転がっている。
「注文お願いします」と声をかけた。
・・・・・・
彼女は、声をかける前とまったく変わらずに、
フライヤーの機械の方を向いたままだ。
まったく耳に入っていなかったのだろうか?
自分から相手の距離は多めにみても3m半
蚊の鳴くような声でなく、しっかり届くように発声した。
自分の存在自体が無視されたような感覚になった。
透明人間になって、誰からも気づかれなくなるのってこんな気持ちなのかな…
見事なまでに、その女性店員は声をかける前も後も
まったく動きに変化はない。
本当に聞こえていなかったのかもしれない、と自分が考えて込んでしまうぐらいに。
悩み考え込んでみたものの、オーダーしに来たのだから、
このままおめおめと引き下がるわけにはいかない。
ありったけの勇気を振り絞って、もう一度声をかける。
初恋のあの子に声をかける時にだって、味わっていなかった気持ちだ…
「少々お待ちください」と、顔色ひとつ変えずに店員は言った。
彼女はまったく急ぎの用事をこなしているようには見えない。
目の前にいるのだから、彼女がオーダーをとってくれてもいいように思った…
再び考え込んでいると、店の奥の方から責任者らしき男性店員がやってきた。
「ご注文をおうかがいします」と一言。
その店員に彼女は耳が悪いのかどうか聞いてみたが、
どうも耳が悪いわけではないらしい。
その次に彼は「担当するポジションが違いますので…」と弁明を加えた。
もっともらしい理由だが、それはそっちの事情である。
スタッフはスタッフ。
お客側から見て、どこのポジションを担当しているかなど知ったことではない。
店側の都合をお客に押し付けているだけのことだろう。
確かに、慣れないスタッフならば仕方がないことだ。
それならば「別の担当の者がおうかがいします」と一言付け加えるようにしておけばいい。
そんなことも店側として、できないものなのか?
店側の教育以前の問題とも思える。
店のスタッフとして働いているのに、お客さんがきてしらんぷりしているわけで、
「いらっしゃいませ」ぐらいは、どんなに仕事ができない人だって言えるだろうに。
責任者らしき人からの弁明。
これが店側の考えとしているのなら、どうしようもない。
そしてスタッフ個々の力量。
今回の出来事は、その両面が最高に悪い状態で合わさった結果だろう。
と、毒を吐きまくってみたものの、
ここから学べたものとしては
無視をされるとここまで気持ちが痛むこと
そして
普段、自分の都合ばかりをまわりに押し付けてはいないか
この二つのことが、自分への事として返ってきたことだ。
自分が反応した出来事に、自分の問題点が隠されているのだろう。
日常に課題は転がっている。