ムンク展
共鳴する魂の叫び
2019年、初アート鑑賞がムンク!
なんともおどろおどろしいスタートです・・・
ムンクといえば叫び
叫びといえばムンク
スクリーーーーーム!!!
なぜにここまで有名なのでしょうか・・・
そして、なぜにここまでムンクに人気があるのか・・・
会期終了間際になり
連日入場には待ち時間が発生しているようです。
正直なところ、鑑賞していて気持ちのいい作品はほとんどなかった。
ドロドロしていて、官能的だが影がかかっているような
明るく華やかになるプラスのオーラは、皆無といってもいい気がした。
描き方だけを観るならば
表情がなく、溶け合って輪郭線があいまいな人物
鮮やかな色なのだが、どこか鈍い印象がぬぐえない色使い
ガイコツに色付けしたような目の落ちくぼんだ無表情な顔
およそ、常人が描けるような画風ではない気がする。
歴史に名を残すようなアーティストは
一歩間違えれば奇人変人扱いされるような人が多いのだろうが
そんな雰囲気を作品から強く感じ取れる。
「叫び」とあるが、この人物が叫んでいるわけではない。
自然からの叫びを聞いた姿を描いている
耳を塞ぎ、口を大きく開き、立ち尽くしている。
それはムンク自身で、自画像でもある作品。
SCREAM
この映画のキャラのモデルにもなっているとかいないとか・・・
度重なる家族の死
自身も病弱で命の危機をかんじる少年時代
父は精神障害で暴力をふるう人
これで真っ直ぐに育つことは難しいだろう・・・
ムンク自身、少年時代をこう振り返っている
「病気と狂気と死が、私のゆりかごのかたわらに立つ、暗黒の天使だった」
ムンクの生い立ちを知れば
異質な画風にも少し納得ができるようになる・・・
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