明日の神話
岡本太郎
渋谷の駅に設置された巨大壁画
そこに付け足された作品
Chim←Pom (チンポム)
そんな名前のアート集団の仕業
明日の神話は、原爆の炸裂する瞬間を描いた作品であり
チンポムの付け足したものは、福島原発をモチーフとしている
今の日本を風刺する意味では、格好の作品だったのかもしれない
興味があったので、少々調べてみると
売名行為としての仕業であるとか
あまりいい話は引っ張り出せない
個人的には、もう少しセンスのあるチームの名前にすればいいのにと感じる
名前だけで、評価が落ちそうな感があるが…
しかし
この作品の貼り足しをしたことにより書類送検にまで自体が及んでいる
今回のことを見逃してしまうと、第二第三と同じようなことが起こる恐れがある
見せしめとして行われたと、かなり感じる
どうあるべきなのか?
そんなことを、ここで一人問答をしていても意味がないと言われればそれまで
だけど、考えることは無駄ではないと思う
他の国と比較することが必ずしも適切だとは思わないが
イギリスのバンクシーというアーティストは
大英博物館内に、勝手に自分の作品を展示して
後に博物館側が正式なコレクションとした
そんな逸話も存在する
日本のアートに対する視野の狭さ
許容領域の狭さ
それを真っ先に感じた
原発という今日本が抱えている大きな問題
国として、過剰に敏感に反応するのは仕方がないように思う
便乗売名?
アーティスト側としては、それもひとつの手段だろう
そんな他人事のようにいえるのは
原発の直接的な被害を、自分は受けていないからだとも思う
しかし
一度悪行をしたとみなされた人・集団・ものに対して
メディアは悪い側面ばかりを掘り下げていく傾向にあるな
これじゃあ、バランスが取れないよ
そうしたほうが、話題性も増すし
関心を引くことができる
売れる記事になるというのも事実…